ホンダ 新型ステップワゴン 燃費レポート｜待ちに待ったハイブリッドモデルの実力を徹底評価！ガソリンとどう変わった！？(5/7)
- 筆者： 永田 恵一
STEPWGN SPADAハイブリッド実燃費レポート｜総合評価
| ホンダ ステップワゴンスパーダハイブリッドの実燃費｜総合平均 | ||
|---|---|---|
| 総合平均実燃費 | WLTCモード燃費 | |
ホンダ STEPWGN SPADA ハイブリッド | 19.7km/L | 20.0km/L |
トヨタ ヴォクシー ハイブリッド | 18.2km/L | ーー |
STEPWGN SPADAハイブリッド 平均実燃費：19.7km/L
ステップワゴンスパーダハイブリッドは、燃費の良さだけでなく動力性能・走行性能の高さ、充実した運転支援システム、安全装備など、運転する楽しさも備えながらよくまとまったミニバンに仕上がっていると断言できる。
ステップワゴンハイブリッドは“買い”か？
しかしどのクルマにも付きまとうのは価格の問題。そこで、ステップワゴンの1.5リッターターボに対し約50万円高という約330万円からとなる価格を、燃費に優れる分ガソリン代で元が取れるかという観点で考えてみよう。
まずスパーダ同士で比べるとハイブリッドは約50万円高となるが、取得税、重量税が免税なのに加え、翌年の自動車税が75%軽減になるのを考慮すると、税制優遇はハイブリッドが約15万円に対し1.5リッターターボが約2万3000円となるため、実質的な価格差は37万3000円に縮まる。
この37万3000円をガソリン代で取り戻せるかが焦点になるワケだが、レギュラーガソリンの価格を1リッター135円、燃費を上記のデータで計算してみよう。
1万km走行あたりのガソリン代は1.5リッターターボが約10万7000円、ハイブリッドが6万9000円と、ハイブリッドは約3万8000円安いことになり、10万km走れば元が取れる計算が成り立つ。
そこまで走らず5年・5万km走行くらいで買い替える場合でも、ハイブリッドはリセールバリューが高い傾向にあることを考えれば、差額をペイすることはできるだろう。
そうはいっても、300万円以上の車両価格には壁を感じるのも事実であり、筆者としては走行距離が極端に少ない人や、走行距離がそれほどではなく購入時の価格を抑えたい人には1.5リッターターボを、それ以外の人にはハイブリッドを勧めるというのが結論だ。
ホンダ STEPWGN SPADA HVの主要スペック
| ホンダ STEPWGN SPADA HVの主要スペック | |
|---|---|
| 車種名 | ホンダ ステップワゴン |
グレード | SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING |
パワートレイン | ハイブリッド |
JC08モード燃費 | 25.0km/L |
価格(消費税込) | 355万9680円 |
全長 | 4,760mm |
全幅（車幅） | 1,695mm |
全高（車高） | 1,840mm |
車両重量 | 1,820kg |
乗車定員 | 7人 |
ホイールベース | 2,890mm |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC |
排気量 | 1,993cc |
エンジン最高出力 | 107kW(145PS)/6,200rpm |
エンジン最大トルク | 175N･m(17.8kg･m)/4,000rpm |
モーター最高出力 | 135kW(184PS)/5,000-6,000rpm |
モーター最大トルク | 315N･m(32.1kg･m)/0-2,000rpm |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
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1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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