日産 エクストレイル実燃費レポート(T32型・2014年ガソリンモデル)(2/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:和田清志
日産 新型エクストレイル 燃費レポート【高速道路編】
まず高速道路編へ入る前に、高速、郊外、市街地と様々なシチュエーションで新型エクストレイルに試乗した印象を先にお伝えすると「それほど強く感じる個性のようなものが無い」。簡単に言ってしまえば「極めて普通のSUV」と感じたのが率直な感想である。
動力性能に関しては、中低速のトルクの太さとCVTのマッチングが良く、高速道路のペースまで比較的少ないアクセル開度で楽に走れることは高く評価したい。
高速道路本線や合流の際にアクセルを全開にした際の「瞬発力」は、2リッターガソリンエンジンを搭載したミドルクラスのSUVとしては平均的なレベルで、決して速さは感じないものの十分である。
100km/hのエンジン回転数は1,750rpmと、同クラスのSUVでは若干低い程度であった。
そのほか高速道路で感じたのは、車線逸脱警報が機能するレベルが適度で好ましいこと(他メーカーも含めて過剰に警告するクルマもあるので)と、前方の監視が現在のカメラとソナーという形では難しい面もあるが、オプションで装着されるクルーズコントロールが「先行車追従型になればいいのに」ということくらいだ。
高速道路での燃費は「15.4km/L」と、スタッドレスタイヤを履いたSUVということを考慮すれば「予想外」の好数値を記録した。
日産 新型エクストレイル 高速道路における実燃費/15.4km/L
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