日産 エクストレイル実燃費レポート（T32型・2014年ガソリンモデル）(5/5)

日産 新型エクストレイル 燃費レポート【総評】

日産 新型エクストレイル 総合燃費／12.8km/L

新型エクストレイルの総合燃費は、SUVでありながら、さらにはスタッドレスタイヤを履いていたにも関わらずリッター13km近くも走ったことは高く評価できる。

しかし文頭でもお伝えした通り、新型エクストレイルは全体的に「薄味なSUV」という感が拭えなかった。ミドルSUVというジャンルは今、ディーゼルエンジンを搭載した「マツダ CX-5」、安全の代名詞となったEyeSightを搭載している「スバル フォレスター」、ゴージャスなエクステリアで人気を博している「トヨタ ハリアー」と強豪なライバル達がひしめき合うなかで、新型エクストレイルを購入する積極的な理由が、どうしても弱く感じてしまうのだ。

だが、発売からわずか3週間で月間販売目標台数「2,500台」の4倍以上となる「1万1,000台」を受注したことを見ると、ミドルSUVにおけるエクストレイルのイメージやブランド力の高さは健在、と言えるだろう。

また、新型エクストレイルはまだラインナップが全て揃っていない状況ということもあり、エクストレイルにおける真の総合評価は、ハイブリッドモデルの燃費テストが終わった時に結論を述べたい。

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