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試乗レポート 2016/1/29 10:33

[試乗]マツダが「CX-3」発表後わずか10ヶ月で一部改良を実施した本当の理由とは(2/4)

関連: マツダ CX-3 Text: 渡辺 陽一郎 Photo: 茂呂幸正
[試乗]マツダが「CX-3」発表後わずか10ヶ月で一部改良を実施した本当の理由とは

「日本車より欧州車のほうが走りが良い」と言われてしまう理由とは

マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎

そしてこの2つの要素は互いに関係していて、ドライバーの操作に忠実に反応するクルマ造りが困難なために、性能を高く見せる演出を余儀なくされていた。

「欧州車の走りが良い」といわれた背景にも、この日本車のクルマ造りの演出があった。

欧州では高速走行が日常的に行われるから、ビシバシ曲がる設定では安定性が悪化する。足まわりも硬すぎたり過度に柔らかければ、挙動が乱れやすく修正操作も難しい。運転感覚の演出には危険が伴うので、欧州車は昔から正確性と安定性を重視してきた。

この日本車との格差が「欧州車は走りが良い」という評価に結び付いた。

マツダが推し進める妥協なき最良の開発、それこそが「SKYACTIV」の根本

マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎

以上は昔話のようだが、意外に最近まで影響を残している。マツダではスカイアクティブ・テクノロジーによってこの過去と決別して、正確性や忠実な運転感覚を実現することになった。

だからこそ、エンジンやシャシーを同時に開発している。従来のように開発に時間差があると、エンジンは既存のシャシーへの搭載を考えて遠慮しながら設計され、シャシーも既存のエンジンを使うことを考えるから思い切った刷新ができない。

しかし同時に開発すれば、エンジンとシャシーの部門が互いに協調しながら、妥協のない最良の開発を行える。スカイアクティブ・テクノロジーと魂動デザインを平行して開発した背景には、このような狙いもあった。

発売からわずか10ヶ月で一部改良を実施するスピード感

マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎

という長~い前置きを読んでいただければ、マツダCX-3が2015年12月に商品改良を行った趣旨もお分かりいただけると思う。

正確かつ忠実な車両の動きをさらに進化させ、乗り心地や静粛性も向上させた。

ちなみにCX-3の発売は2015年2月だから、発売から10か月で早くも走りに手を加えている。ここまで迅速に改良を加えるケースは珍しい。改良を要する課題を見つけて対策を施すスピードが、以前に比べて格段に速くなった。

マツダは今後も商品改良を綿密に行い、ほかの車種にも幅広く展開させる。魅力ある最先端の商品を投入し続けることで、販売台数と数年後の下取査定額を維持したい考えだ。

[次ページへ続く]

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