[試乗]マツダが「CX-3」発表後わずか10ヶ月で一部改良を実施した本当の理由とは(1/4)

[試乗]マツダが「CX-3」発表後わずか10ヶ月で一部改良を実施した本当の理由とは
マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 画像ギャラリーはこちら

SKYACTIVの考え方、実は当たり前の内容だった!?

マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎

2012年に発売された「CX-5」以降のマツダ車は、「SKYACTIV」(スカイアクティブ)と呼ばれる技術シリーズをベースに、走りにこだわったクルマ造りをしている。

マツダは商品力を抜本的に向上させるべく、エンジンからシャシーまで足並みをそろえて新開発した。これが「スカイアクティブ・テクノロジー」で、「魂動」(KODO:SOUL of MOTION)デザインも併せて採用。外観も中身も新しい開発に取り組んだ。

ただしスカイアクティブ・テクノロジーの考え方は、車両開発としては当たり前の内容だ。「ドライバーの意思と操作に忠実に走ること」を重視している。

マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎

例えばエンジンとトランスミッションであれば、アクセルペダルの操作に忠実に加減速を行う。操舵感や走行安定性も同様で、小さな舵角から車両が正確に反応し、操舵角通りに向きを変える。

クルマはドライバーが操作する移動の機械だから、安全を考えても忠実に反応するのは当然だ。

乗り心地は粗さを抑えて快適にすべきだが、安全な運転をするには、操舵感を含めて路面の状態をドライバーに伝えることも大切。すべての振動を遮断すれば良いわけではない。

「当たり前」が出来ていなかった2つの理由とは

マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎

表現を変えると、以前はこういった当たり前のことが、どこのメーカーもあまりできていなかった。

理由は大きく分けて2つある。

ひとつは技術水準が高まっていなかったこと。

車両がドライバーの操作に忠実に反応するには、車両の動きが曖昧だったり、余分な挙動が生じてはならない。車両が正確に動くには、車両開発や生産面で技術の高さが必要になる。

2つ目は販売に結び付けるために「性能を高く見せる演出」をしていたことだ。

マツダ 新型 CX-3(2015年末 一部改良モデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎

例えば販売店の試乗車に乗って店舗の周囲を15分走っただけでも「おおっ、凄い!」と思わせたい。

となればアクセルペダルを少し踏み込んだだけでも、エンジン側のスロットルが大きめに開く設定にする。ドライバーが予測した以上に速度を高めるから「このクルマ、パワーがあるね」と思うわけだ。

操舵感も同様で、ハンドルを切り始めた段階で即座に大きく車両の向きが変わると「ビシバシ良く曲がるぞ!」となる。

[マツダらしい妥協なき開発、それこそが「SKYACTIV」の精神・・・次ページへ続く]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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