[試乗]マツダが「CX-3」発表後わずか10ヶ月で一部改良を実施した本当の理由とは(3/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
従来モデルと新型、2台を乗り比べて違いを比べる
今回のCX-3の試乗では、改良型と従来型の2台が用意され、乗り比べを通じて改良点を把握できる内容だった。
まずはクリーンディーゼルターボだが、「ナチュラルサウンドスムーザー」が標準装着されている。シリンダーの内部を上下するピストンにダンパーの役目を果たすナチュラルサウンドスムーザーを組み込んで、ディーゼルの振動を打ち消す仕組みだ。従来は発電機の効率を高めるキャパシター(コンデンサー)を使ったi-ELOOP(アイ・イー・ループ)とセットオプションだったが、改良で全車に装着された。
ナチュラルサウンドスムーザーの効果は、低回転域で巡航しているような時に体感できる。エンジン回転が高まると全般的に音量が増えて分かりにくいが、低い回転域では雑音が抑えられてスッキリする。
街乗りなど中低速域での微妙な速度調整がしやすくなった
エンジンの動力性能は、最高出力が105馬力(4000回転)、最大トルクが27.5kg-m(1600~2500回転)で変化はない。それでもアクセルペダルの操作と動力性能の高まり方に改良を加えた。
CX-3はスカイアクティブ・テクノロジーの考え方に基づいて開発されたので、アクセルペダルを少し踏み込んだだけでスロットルが大きく開く演出はもともと行っていない。この設定ではアクセル操作による細かな速度調節がしにくく、動力性能を早々に出し切るから、アクセルペダルを深く踏み込んでも速度が伸びない違和感も生じる。日常的には扱いにくくなるわけだ。
なので大幅な変化はないが、従来は市街地走行などで中途半端にアクセルペダルを踏み増した時、反応が若干緩慢に感じるところがあった。
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