キャデラック 新型 CTSプレミアム AWD[2015年モデル] 試乗レポート/石川真禧照(1/3)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:小林岳夫
キャデラックの4WDを冬の軽井沢で試す!
アメリカに本社を持つGM(ゼネラルモーターズ)は、いくつかのブランドから成り立っている。日本にはそのなかで、「キャデラック」と「シボレー」ブランドが輸入されている。
今回試乗したのはキャデラックのミドルクラスセダン「CTS」の上級グレード『CTS プレミアム』。2015年モデルとして加わったプレミアムは、4輪駆動(AWD)を備えた4ドアセダン。
キャデラック CTSのボディサイズは全長4970mm、全幅1840mm、全高1460mm、ホイールベース2910mmなので、「メルセデス・ベンツ Eクラス」、「BMW 5シリーズ」、「アウディ A6」、「ジャガー XF」と同じクラスになる高級セダンだ。
ライバルを凌ぐ数々の先進安全・快適装備が標準搭載
キャデラック CTS プレミアムの車両価格は699万9000円。この価格はライバルたちよりもかなり安い設定だ。しかもAWD方式を採用している。ただし左ハンドルのみの設定というのは弱点だ。
ちなみにライバルの4WDモデルと比較すると、メルセデス・ベンツ Eクラスの4マチック(E 300 4MATIC AVANTGARDE)は772万円、アウディ A6 クワトロ(A6 2.8 FSI quattro)は638万円だが、CTS プレミアムは自動ブレーキ「エマージェンシーブレーキシステム」[フロントオートマチックブレーキ/オートマチックコリジョンプレパレーション]、「レーンキープアシスト」をはじめ、レーダーとカメラを備えた「アダプティブ・クルーズ・コントロール」(ACC)や、「オートマチックパーキングアシスト」(縦列、並列)といった数々の先進安全・快適装備が標準搭載されている点で優位に立つ。
[冬の軽井沢でCTS プレミアムの走りを堪能・・・次ページへ続く]
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