アストンマーティンが12年ぶりに新型ヴァンテージを発表!エンジンにはAMG製V8ツインターボ搭載(4/4)
- 筆者: 嶋田 智之
- カメラマン:アストンマーティン
ライバルには絶対負けない自信がハンドリング
11月の頭にアストンマーティンのアンディ・パーマーCEOに別件でお会いしたとき、発表前のヴァンテージについて質問してみたら、こんな答えが返ってきた。スポーツカー・ガイであり、先代ヴァンテージでレースにも何度か出場している彼は、その時点でもちろん、新型ヴァンテージのテストドライブを終えている。
「ハンドリングが抜群に素晴らしいんです。クルマの動きはかなり軽やか。もしも仮にあなたがヴァンテージのライバルになるクルマ達と乗り較べたとしても、絶対に“これは素晴らしい!”と感動していただける自信はありますよ」
ああ、1日でも早く、そのステアリングを握ってみたい。
GTレースへ新型ヴァンテージGTEを2018年シーズンに投入
最後にもうひとつのサプライズをお伝えしておくことにしよう。アストンマーティンは先代のヴァンテージで長年GTレースを戦ってきて、この2017年もル・マン24時間レースのGTE-Proクラスで感動的な逆転勝利を見せてくれるなど、素晴らしい成績を収めてきた。
そのGTレースを戦うための新しいヴァンテージGTEが、ロードカーと同時に発表されたのだ。現時点では詳細な情報は公表されていないが、公開された写真を見る限りでは、例えば走行中に最も流速の速い空気の通り道を邪魔しないようサイドミラーを新しく形状にするなど、ロードカー以上に空力に関しての追求が進められていることが覗える。アンディ・パーマーCEOによれば、2018年シーズンは最初のレースからこのマシンで闘うことになるという。こちらはこちらで、とても楽しみだ。
[Text:嶋田智之]
アストンマーティン 新型ヴァンテージ 主要スペック
全長×全幅×全高:4465×1942×1273mm/ホイールベース:2704mm/車両重量:1530kg/乗車定員:2名/エンジン種類:V型8気筒4リッターツインターボ/最高出力:510ps(375kW)/6000rpm/最大トルク:685Nm/2000-5000rpm/トランスミッション:8速オートマチックトランスミッション/0-100km/h加速:3.7秒/最高速度:314km/h
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