新型アクアは「非常時給電機能」を全車標準で装備 高出力ハイブリッドカーから災害時の電力を確保可能に

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トヨタの人気コンパクトハイブリッドカー「アクア」が10年ぶりに初のフルモデルチェンジを実施した。新型アクアでは、ハイブリッドカーのコア技術となる駆動用の車載バッテリーを刷新。世界初のバイボーラ型ニッケル水素電池を搭載した。出力向上による走行性能や燃費の大幅な改善と共に、注目したいのは万が一の災害時に役立つ「非常時給電機能」だ。駐車時に車両からAC100V・1500Wの非常用電源として活用出来る。新型アクア全車に標準装備された給電機能について解説しよう。

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目次[開く][閉じる]
  1. 小型軽量化された高出力な新開発バッテリーの「バイボーラ型ニッケル水素電池」を新採用
  2. 通常のドライブの際には車内のコンセントからAC100V・1500Wが活用出来る
  3. 覚えておきたい! 新型アクア「非常時給電機能」の使い方

小型軽量化された高出力な新開発バッテリーの「バイボーラ型ニッケル水素電池」を新採用

トヨタ 新型アクアには、ハイブリッドシステムの駆動用主電池として従来のニッケル水素電池から、新開発のバイボーラ型ニッケル水素電池が新採用されている。

バイボーラ型ニッケル水素電池は、部品点数を減らしたシンプルな構造で抵抗を減らし、より大電流が一気に流れるようにし、1セル(電池単位)あたり出力を従来型の約1.5倍にアップさせた。さらに小型化にともなうセル量増でさらに出力を約1.4倍アップ。合わせて従来型の約2倍もの出力を得ることに成功している。

この新技術は、従来よりバッテリー型のフォークリフトを開発製造し、車載バッテリーに対する知見を持つ豊田自動織機との共同開発により誕生した。

通常のドライブの際には車内のコンセントからAC100V・1500Wが活用出来る

新型アクアでは、大容量バッテリーの電力を走行中でも活用出来るよう、AC100V・1500Wが利用可能なアクセサリーコンセントが全車に標準装備される。家庭用の電気機器も利用出来るので、仕事先でのパソコン作業などに活用出来るのがうれしい。

もちろん、他モデル同様に車内のUSB端子からスマートフォンなどの充電も出来るなど、充実した電力環境となっている。

そして新型アクアでは、このAC100V・1500Wからの出力を、非常用の電源として活用出来る仕組みを加えた。それが「非常時給電機能」だ。こちらも全車標準装備となる。

覚えておきたい! 新型アクア「非常時給電機能」の使い方

新型アクアの非常時給電機能は、万が一の際に役立つ給電機能で、車両停止時のみ使用出来るモードである。手順は以下の通り。

▼非常時給電機能 作業手順▼

1.ブレーキペダルを踏まずに、パワースイッチを2回してONモードに。

2.AC100Vスイッチを3回連続で押す。

3.メーター内のマルチインフォメーションディスプレイ内に、非常時給電モードの説明表示を確認

4.後席側のセンターコンソール下にあるアクセサリーコンセントのふたを開け、コンセントを挿す。

なおコンセントにはアース線も用意されているので、必要に応じて活用しよう。

標準装備されている「外部給電アタッチメント」(写真)を使えば、ドア・窓を閉めたまま車内から電源コードが出せるようになるのも便利だ。

トヨタによると、新型アクアがガソリン満タンの状態でエアコンなどの負荷がない場合なら、一般家庭で約5日分の電力(1日400Wと想定)が供給可能だと説明する。

トヨタの量販モデルに「非常時給電機能」が標準装備される意義は非常に大きい

同様の機能は、既にトヨタのプラグインハイブリッド(PHV)車などに装備されはじめている。しかし、月に1万台近く売られる量販モデルに、この非常時給電機能が全車標準装備されることの意義は非常に大きい。全国津々浦々に非常用電源が配備されるようなものだからだ。

今後さらに他のハイブリッドモデルへの波及についても大いに期待したい。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA]

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。2021年春より編集主幹に就任。編集部の最古参として、編集記事のクオリティ管理、後進育成を担当している。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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