スバル WRX STI S208独占試乗レポート| 価格710万円の究極ロードゴーイングSTIを徹底評価!(1/3)

WRX STI S208の商談権利当選者が羨ましい!

まずは当選された450名の皆様、おめでとうございます!当選された方は、実に2619名という応募の中から約5倍の倍率を勝ち抜いた本当にラッキーな方々です。

そしてこれから皆さんの手元に届くこのクルマのレポートを展開するために、ひと足早く試乗させていただいた僕から皆さんにお伝えする最初の言葉は、「本当に素晴らしいクルマですから、しばし首を長くして楽しみにお待ちください。それほどのクルマです」といった具合。いや〜、本当に羨ましい。

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NBRチャレンジパッケージが350台、ベースモデルが100台の限定車

東京モーターショー2017で発表され、その後に応募抽選となったスバルWRX STIの特別仕様車であるS208。もはやクルマ好きにはお馴染みとなった名車ともいえる、STIが手がけるSシリーズは今回、S208という名前で450台の限定で発売された。

さらにその450台の中でも、カーボンルーフが与えられ、リアの大型ウイングの有無が選べるNBRチャレンジパッケージが350台。そしてノーマルルーフでウイングではなくカーボンリップのリアスポイラーとなるベースモデルが100台という内訳だ。

現在、応募した2619名の中から第一次の抽選で選ばれた方に、担当のディーラーから購入意思の有無を確認する連絡が行われている。そして購入を断念されるなどした方がいれば二次抽選で再び連絡が行く、という形で販売がなされることになる。現在の状況としてはベースモデルが年内に納車される予定と言われており、NBRチャレンジパッケージは来年の春前くらいに納車されるという。

▼【動画】スバル S208 解説編

日本のニュルでS208を存分に走らせる

さて、前置きが長くなりましたがS208のレポートをお届けしよう。

今回試乗場所となったのは、群馬サイクルスポーツセンター、通称「群サイ」。ここはコース幅が狭く、路面も荒れている上に、この時期は落ち葉等で滑りやすく・・・といった感じで、とても綺麗な路面を持つ伊豆のサイクルスポーツセンターとは真逆。「ホットバージョン」を見たことがある方ならば、あの土屋圭市さんでもコースアウトすることがある過酷な場所、というイメージを持っているだろう。ある意味日本のニュル、といっても良いかもしれない。

さて、そんな場所だけにクルマの実力は嫌でも白日のもとに晒されることになる。伊豆のサイクルスポーツセンターの場合は、良路で高い入力で走れるので、試乗車が一般道で走るよりもよく感じてしまう「サイクルスポーツセンターマジック」があるが、ここ群サイではむしろ、一般公道よりも厳しいために、とにかく素性が暴かれる。

そんなコースで今回、S208を存分に走らせたわけだ。

数値以上の違いがそこに感じられる

今回のS208における最大の特徴はやはり何と言っても、バランス取りされたパワーユニット。前作のS207でも、ピストン、コンロッド、クランクシャフトの3点を、通常品の半分の公差で選んだものを用いてエンジンを組み上げていた。

S208ではこれに加えてさらに、フライホイールやクラッチディスクカバーにおいても通常品の半分の公差で選んだものを用いたのだ。また排気系も見直されており、背圧もだいぶ低減したほか、フロントフードのダクトから取り入れた空気をインタークーラーへ送る部分にシュラウドを採用したことで、より効率的に性能を担保する。

加えてインタークーラーウォータースプレーを備えたことで、夏場などでも安定した性能を確保できるなどの細かな手が入れられる。

これによって最高出力は329psとなった。S207から比べるとわずか1psの出力アップだが、まさに数値以上の違いがそこには感じられるのだ。

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河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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