兄弟なのに顔違い過ぎ! 新しいBMW 4シリーズクーペが新時代の幕開けを示唆していた
- 筆者: MOTA編集部
- カメラマン:ビーエムダブリュー
統一されたイメージの“キドニーグリル”が備わるBMW車ですが、新しい4シリーズクーペはその“お約束”からちょっとはみ出たデザインで話題を呼んでいます。今回は新型4シリーズクーペの特徴をご紹介します。
>>ほかのビーエムと顔が違う! 新型4シリーズクーペを画像で見比べる!
新型4シリーズクーペの写真を「サクッとパラパラ見たい」という方も是非チェックしてみてくださいね。
全車で統一された“顔”から、個性の主張へと路線変更?
BMWのフロントグリルといえば“キドニーグリル”がお約束。キドニーとは「腎臓」のことで、ふたつ並んだ縦長の開口部からつけられた愛称のようです。どのBMW車も等しく備わり、大きいモデルから小さいモデルまで統一されたイメージになっています。
ところが2020年6月にドイツで発表された新型4シリーズクーペは、ちょっと他のBMW車とは様子が異なるようです。
4シリーズクーペは、セダンの3シリーズの兄弟車で、近年は4ドアクーペの4シリーズグランクーペなど派生モデルも増えています。現行型は先代の3シリーズセダンとも統一されたイメージながら、実際にはライトまわりなどディテールの形状は微妙に変化させて、クーペのフォルムに合わせています。
新型3シリーズセダンの兄弟車だが、外観はガラッと異なる印象
新型の3シリーズと4シリーズクーペを並べてみると一目瞭然。兄弟車とは思えないほど、別のフロントマスクになっているのがわかります。
BMWでは4シリーズクーペ発表時に「その背後に大量の冷却用エアが必要なパワフルなエンジンが存在していることを示唆している」と、スポーツクーペとして独自の顔が備わった理由を述べています。
顔ばかりに目が行きがちですが、エレガントなフォルムにも注目したいところです。
写真の通り、3シリーズが従来モデルの流れを継承するエッジの立ったキャラクターラインを備えるのに対し、新しい4シリーズクーペは別の形状としています。ショルダーラインやフェンダーまわりなどの処理が非常になめらかで、3シリーズとは異なる仕上げとしているのです。結果として、随分と流麗なスタイリングとなっているのがわかります。
新型4シリーズクーペを通じて、次世代のBMWのあり方が見えてくる
BMWの主力モデルである3シリーズと大きく路線を変え、独自の世界観を主張する新型4シリーズクーペはいかがでしたか。これは今後他のモデルにも展開されていく考え方となっていきそうです。
昔から続く伝統のセダンやクーペに加え、FFモデルから大型のSUV、そして電気自動車に至るまで、多彩なラインナップを誇るBMWのこれからがますます楽しみですね。
[筆者:MOTA編集部]
※初出時、文字の誤りがございました。訂正いたします(編集部注記)。
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