BRP「Can-Am Spyder ロードスター」[2014年モデル] 試乗レポート/岡本幸一郎(3/3)

BRP「Can-Am Spyder ロードスター」[2014年モデル] 試乗レポート/岡本幸一郎
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四輪車では味わえない特別感

BRP「Can-Am Spyder ロードスター」試乗レポート/岡本幸一郎 試乗シーン5BRP「Can-Am Spyder ロードスター」試乗レポート/岡本幸一郎 試乗シーン11

時間が限られているのであまり遠出もできなかったが、東京・お台場から臨海地区の東京ゲートブリッジを往復している間、周囲からの視線をものすごく感じた。

フロントが2輪あり、ワイドトレッドに設定されているおかげでとても直進安定性が高く、転倒する可能性が基本的にはないというところがいい。おかげでまったく不安を感じることなく、安心して走ることができた。

解放感はもちろん、たとえオープンカーでも四輪車では味わえない、外界と一体になって走る感覚を、いたって安定した走りの中で味わうことができるところがよい。フロントスクリーンの高さを好みにより電動で調整可能で、高めにしておけば乗員にあまり風が当たらなくなるので、高速での長距離ツーリングをより快適に過ごせるだろう。

メーターのモードをいろいろ切り替えることもできるのも面白いし、スピーカーが装着されているので音楽を聴くこともできる。またグリップヒーターが装着されているので、冬場もあまり寒い思いをせずにすむだろう。

コーナリングでは、二輪車のように車体を内側に傾けるのではなく、先で述べたとおりハンドルを引き寄せて自分が内側に入るイメージで行なえばよく、あまり体重移動を意識する必要はない。

ちなみにサーキットによっては同等の動力性能を持つニ輪車よりもラップタイムが速いこともあるとか。それだけポテンシャルとしてはコーナリング性能が高いというわけだ。

BRPジャパン 「Can-Am Spyder ロードスター」と自動車評論家 岡本幸一郎氏(&編集部員)

運転を編集者氏とかわってもらい、少しだけリアシートにも乗ってみたところ、目線がさらに高くなり、一段と見晴らしがよくなった。シート自体のつくりもかなりしっかりしていて、背中が十分に支えられるのもポイント。これなら長時間乗っても苦にならないだろう。ひょっとして運転するよりもリアシートのほうが楽しめるのではないかと思ったほどだ。

なお、リアサスの硬さは任意で選ぶこともできるし、リアシートに人が乗っているかどうかをセンサーが判別して、ABSなど電子デバイスの制御が自動的に最適化されるようになっている。

そんなCan-Am Spyder ロードスターは、とにかく不安なく快適に特別な感覚を味わわせてくれるところが良い。

非日常性を求める人に、こうした完成度の高い、非常にユニークな乗り物が存在することをお伝えしたい。

[レポート:岡本幸一郎]

BRP Can-Am Spyder RT-S 主要諸元

全長x全幅x全高:2667x5721x1510mm/ホイールベース:1714mm/車両重量:459kg/乗車定員:2名/エンジン種類:Rotax1330ACE 直列3気筒、水冷、電子燃料噴射および電子スロットル制御を装備/総排気量:1330cc/最高出力:115馬力(85.8kW)/7250rpm/最大トルク:96lb.-ft.(130.1N・m)/5000rpm/トランスミッション:6速セミオートマチック[SE6/後退ギア付き]/タイヤサイズ:165/55R15(フロント)225/50R/15(リア)/車両本体価格:2,677,500円[消費税込み]/ボディカラー:パールホワイト

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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