日産 新型ラティオ 新型車解説(1/3)

日産 新型ラティオ 新型車解説
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もはや貴重な存在となった“5ナンバー車”「ラティオ」がフルモデルチェンジ!

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日本国内における販売ランキングの上位車種を見ると、軽自動車を含めた5ナンバー車が圧倒的に多い。3ナンバー車で上位に入るのは、ハイブリッド車のプリウス、ヴェルファイア&アルファード、マークX、クラウン程度だ。

逆にいえば、3ナンバー車の大半は売れ行きが低下している。それなのに、5ナンバーサイズのセダンはきわめて少ない。

1989年に税制面における3ナンバー車の不利が撤廃され、多くのセダンは海外向けの車種とボディを共通化する3ナンバー車になった。それ以来、セダンの低迷が続いている。従って5ナンバーサイズのセダンは貴重な存在だ。

その内の1車種「日産 ティーダラティオ」が新しく「ラティオ」となって、2012年10月5日にフルモデルチェンジを受けた。

5月にはカローラアクシオが一新され、残りの5ナンバーセダンは「プレミオ&アリオン」と「ブルーバードシルフィ」のみ(営業用車を除く)。少数精鋭の約半数が新型車に切り替わった。

先代型は「ティーダラティオ」と呼ばれたが、新型はティーダがはずれて「ラティオ」になる。ベースのティーダが3ナンバー専用車になって国内から消滅し、もはやティーダのセダン版ではない。

ならば新型ラティオの成り立ちはどうかといえば、2012年8月にフルモデルチェンジを受けたノートが母体。エンジンやプラットフォームは基本的に共通で、シートの位置関係などもほぼ踏襲されている。ノートのセダン版がラティオだ。

現行マーチ&ノートのプラットフォームへ

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外観はオーソドックスなセダンスタイル。先代型のフロントマスクはティーダとほぼ同じだったが、現行型の新型ラティオと新型ノートではかなり異なる。リヤビューはトランクフードが高くデザインされ、容量の拡大を図ったことが分かる。

ボディサイズだが、全長が4,425mm、全幅が1,695mm、全高が1,495mmになる。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は、ノートと同じ2,600mmだ。

先代型に比べるとほぼ同じサイズだが、全高は40mm低くなった。ボディ各部の寸法比率も変わっている。プラットフォームが現行型のノート(さらに元をたどれば現行マーチ)と共通化され、フロントオーバーハング(ボディが前輪から前側へ張り出した部分)を55mm切り詰めた。

その代わりにリヤオーバーハング(ボディが後輪から後方へ張り出した部分)は50mm拡大。トランクスペースの奥行を125mm広げた。要はエンジンルームのスペースを小さく抑え、その分をトランクスペースの拡大に費やしている。従って全長はほとんど変わらない。

ちなみにライバル車のカローラアクシオと比較すると、新型ラティオの方が65mm長く、35mm高い。全幅とホイールベースは同じだ。全長の違いは大きな意味を持たないが、全高が35mm違うと居住空間の広さに利いてくる。ラティオには余裕がある。

となれば、先代型のユーザーが現行型に代替えする時も注意が必要だ。前述のように、全高が40mm下がっている。加えてリヤシートの膝先空間も17mmほど狭まった。

新型ラティオは5ナンバー車では依然として広い部類に入るが、先代型に比べると高さを含めて少し狭い。いい換えれば、先代ティーダと同ラティオは、それだけ広い室内空間を備えていたことになる。現行ノートとの比較でも、ラティオのリヤシートの膝先空間は狭いが、7mm程度の違いだから誤差の範囲だろう。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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