日産 新型ラティオ 新型車解説(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
エンジンや動力性能、内装に燃費などほぼ新型ノートと共通
内装のデザインは、基本的に現行ノートと同じ。インパネの中央部分など、ラティオがセダンとあって少し保守的に仕上げたところもあるが、大差はない。エアコンのスイッチなども共通化される。
エンジンはノートと同じ3気筒の1.2リッター。ただし、今のところスーパーチャージャーを装着したグレードは用意されず、ノーマルタイプのみになる。
最高出力は79馬力(6000回転)、最大トルクは10.8kg-m(4400回転)。この数値はノートのノーマルエンジン仕様、さらにマーチとも等しい。
グレードはビジネス向けの「B」、ベーシックな「S」、中級の「X」、最上級の「G」が用意される。車両重量は「S」と「X」が1,030kgで「G」は1,040kg。ノートのノーマルエンジン仕様とほぼ同じ重さで、マーチよりは80kgほど重い。
動力性能はノートと同等で、マーチよりは少し下がる。
サスペンションはフロント側がストラットの独立式、リヤ側はトーションビームを使う車軸式。この組み合わせもノートやマーチと同じだ。もっとも、ラティオにはノートと同様、前後のサスペンションにボディの傾き方を抑えるスタビライザーが装着され、走行安定性の向上を図っている。
JC08モード燃費は全車「22.6km/L」で、ノートのノーマルエンジン仕様と同じ数値。平成27年度燃費基準プラス10%を達成し、エコカー減税の対象車になる。購入時の税額が75%、購入の翌年度に支払う自動車税が50%軽減される。
車両価格は「B」が138万8,100円、「S」が141万9600円、「X」が147万円、「G」が169万8900円。
「B」と「S」の違いはメッキグリルなど、主に外装パーツだ。そして「X」になると、ファインビジョンメーターやマップランプが付く。さらに「G」では、インテリジェントキー&プッシュエンジンスターター、エアコンのフルオート機能、横滑り防止装置などが加わる。
ここで注意したいのは、「G」を除くと横滑り防止装置がオプション設定になること。2012年10月1日から新型の小型&普通車には装着が義務付けされたが、ラティオではオプションだ。
理由は「10月1日以降に新たに型式指定を受ける」とされていること。
9月末日までに型式指定を受けていれば、装着の義務付け対象には入らない。しかし、今では軽自動車のN BOXも横滑り防止装置を全車に標準装着している。在庫車などはディーラーが価格を安く抑える目的で非装着車を発注することも多く、10月1日以降に発売するなら、全車に標準装着するのが常識だろう。オプション設定のグレードを選んだ時は、忘れずに装着したい。
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