日産、2台の最新EVレーシングカーを公開 | 12月2日の「NISMOフェス」でデモ走行へ

  • 筆者: オートックワン 編集部

今週末、“EVの日産”を象徴する2台のレーシングカーが共演!

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  1. 今週末、“EVの日産”を象徴する2台のレーシングカーが共演!
  2. フォーミュラEとは?
  3. 2018-2019年、日産の参戦体制は?
  4. 市販版リーフがモチーフの新型「リーフ NISMO RC」も発表
  5. 今週日曜日は、日産のEVレースマシンを見に富士スピードウェイへ出かけよう!
  6. 関連記事

日産は2018年11月30日、日産e.damsチームのフォーミュラーEカーと、新型「リーフ NISMO RC」を報道陣に向けて公開した。

日産は、「日産e.damsチーム」から「FIA フォーミュラE選手権(以下「フォーミュラE」)」に参戦することを既に表明しており、今回展示されたのは参戦を開始する2018年-2019年シーズンに使用するフォーミュラEカーである。

新型「リーフ NISMO RC」は、同社の市販EV「リーフ」のデザインを活かしつつ制作されたEVレーシングカー。リーフが2代目へモデルチェンジしたことを受け、レーシングカーも最新スペックの2代目に進化した格好となっている。

レース専用車であるが故なかなか見る機会のない2台であるが、なんと同年12月2日に静岡県・富士スピードウェイで開催される「NISMO FESTIVAL」で両車共にデモ走行が行われるという。

今回は、日産が誇る2台の最新EVレーシングカーの詳細を皆さんにお届けする。週末に「NISMO FESTIVAL」へ行くという方はもちろん、そうでない方にも両車のスペック・魅力をお伝えしたい。

■市販版リーフの面影はある? それともない? ガチレーシングカー「リーフ NISMO RC」を画像でチェック

フォーミュラEとは?

フォーミュラEとは、バッテリーに搭載された電気で走るフォーミュラカーによる国際レース。2014年9月から開催され、日産が参戦する2018-2019シーズンで5シーズン目を迎える。

現在参戦しているチームは「アウディ」「BMW」「ジャガー」など、日本でも有名なブランドが多い。そんな中、日産は日本の自動車メーカーとして初めてフォーミュラEへ挑戦する。

【関連記事】日産、フォーミュラE参戦まであと半年!新ルールをおさらい

2018-2019年、日産の参戦体制は?

マシン

フォーミュラEのマシンは、車体とバッテリーが全チーム共通(ワンメイク)となっていることが特徴。各メーカーはモーターやギアボックスなど他の部分の性能を向上させるべく、技術開発を行っている。溝入りの全天候型レーシングタイヤも、ミシュランが全チームに一括供給している。

2018-2019年シーズンから車体・バッテリーなどの共通部分が「第2世代」へと進化。航続距離の向上により、従来のフォーミュラEレースで採用されていたレース中の車両交換は廃止となった。

車体がワンメイクということでデザインが画一的になりがちであるが、日産のフォーミュラEカーのデザインはシャープかつ日産らしい洗練されたもの。「空気抵抗と重力から自由になる」というコンセプトから生まれたカラーリングは、シルバーとブラック、そして日産・NISMOを連想させるレッドの差し色が入れられており、近未来感とレースへの情熱の両方を感じ取ることができる。

ドライバー

2018-2019年シーズンに日産e.damsチームから参戦するドライバーは、スイス出身のセバスチャン・ブエミ選手とイギリス出身のオリバー・ローランドの2名。これに加え、シュミレータードライバーにはイギリス出身のヤン・マーデンボロー選手、リザーブドライバー兼テストドライバーには日本から高星 明誠選手の参加が決定している。

セバスチャン・ブエミ選手はフォーミュラEカーについて「これまで自分が経験してきたマシンとは全く違うものだと感じる」とコメントした。しかし、かつてF1の世界も経験してきた経験豊富なブエミ選手。日産のフォーミュラEカーでも結果を残してくれるに違いない。

高星 明誠選手は、リザーブドライバー就任にあたり、「このプロジェクトに関わることができて、本当に光栄に思う。このプロジェクトを通じて、日本の皆さんに『フォーミュラE』を知ってもらえるよう活動したい」と意気込みを語った。そんな高星選手は、12月2日のNISMO FESTIVALのフォーミュラEカーデモ走行において、ハンドルを握る予定となっている。

市販版リーフがモチーフの新型「リーフ NISMO RC」も発表

一方、この日が初お披露目となった新型リーフ NISMO RC。デザインは、純レーシングカーらしく、地べたを這うようなスタイリングが特長となっている。ボディはフルカーボンのレーシングモノコック構造が採用されており、バッテリー重量で重くなりがちな電気自動車でありながら総重量はわずか1220kgに抑えられた。しかし、デザインはあくまでも現行型リーフ。ヘッドライト内には、市販モデル同様の四角を基調としたモチーフを確認することができる。

搭載されるモーターの個数は、初代リーフ NISMO RCが1個だったのに対し、2個へとパワーアップ。また、可変前後駆動力配分に対応した4輪駆動システムも搭載されている。0-100km/hの加速タイムは、初代リーフ NISMO RCより50%速い3.4秒を実現した。

今週日曜日は、日産のEVレースマシンを見に富士スピードウェイへ出かけよう!

今回公開された2台は、リーフを筆頭に“量産EVのパイオニア”を自負する日産の象徴ともいえるレーシングカー。こういった車両の露出によって、“EVの日産”というイメージはより色濃くなっていくものとみられる。

その晴れ舞台といえるのが、12月2日に開催されるNISMO FESTIVAL。お出かけの予定がある方は、ぜひその勇姿を目に焼き付けてほしい。

[筆者/撮影:オートックワン編集部]

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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