新型ミライの価格判明! デキはレクサス以上の予感

画像ギャラリーはこちら

世界初の水素自動車として鳴り物入りで2014年にデビューしたトヨタ ミライ。その新型がいよいよベールを脱いだ。ハッキリいって初代モデルよりもずっとカッコいいうえ、世界で戦える走りの良さを追求しているという。さっそく、基本的なスペック&予想価格をご紹介しよう!

>>こりゃ完全に高級車! 新型ミライの豪華な車内がコレだ

目次[開く][閉じる]
  1. クルマそのものが超イイ! 先代のネガも全部払拭
  2. エコカーらしくない! 素直にカッコいい
  3. 航続距離は驚異の850キロ! ロングドライブも楽勝に
  4. これからのVIPはミライに乗れ!

クルマそのものが超イイ! 先代のネガも全部払拭

フルモデルチェンジを果たした新型ミライの大きなトピックはカローラやプリウスなどと同じMCプラットフォームから、レクサスのフラッグシップであるLSと同じプラットフォームを採用している点だ。そのためFFからFRに変更となり、走りの良さを追求しているという。

初代MIRAIは「いち早く水素自動車を世に」という側面が強く、世界初の技術をふんだんに取り入れていたもののクルマとしての性能はイマイチであった。新型ミライは初代のネガを払拭すべく、プラットフォームから見直したというワケだ。

先代ミライから引き続きチーフエンジニアを務めることとなった田中義和氏によれば「FCVだからミライを選んだのではなく、こんなクルマが欲しかった。それがミライだった」というテーマを掲げて開発を進めたという。

エコカーらしくない! 素直にカッコいい

プラットフォームの変更に伴い、ボディサイズも全長+85mm、全幅+70mm、全高に至っては-65mmとワイド&ローデザインとし、これまでのミライの面影は“ほぼない”といても過言ではないほど、走りの良さを予感する仕上がりとなっている。

先代モデルは言葉を選ばずに敢えていうならば、ボテっとした見た目でカッコいいとは決して言えなかったが、車高を下げ、全幅を広げたことでいい意味でエコカーらしくないプロポーションを実現。実車を見た筆者は「素直にカッコいい」と思えるほどであった。

航続距離は驚異の850キロ! ロングドライブも楽勝に

もっとも気になるのがフル充填で一体どれくらい走れるのか? という点だ。先代モデルはカタログ値で約650kmであったが、新型ミライは約850kmと街中を走っている下手な内燃機関モデルよりもずっと長い航続距離を実現している。

東京〜大阪間を難なく行き来できるコトを目標に開発が勧められ、水素スタック(ガソリン車で言うところのガソリンタンク)を2本から3本にパワーアップすることで、掲げていた目標を達成しているという。

これからのVIPはミライに乗れ!

さらに注目は車内のデキのよさだ。近年レクサスやメルセデス・ベンツといったプレミアムブランドの多くが採用している12.3インチの超ワイドディスプレイを中央に配し、メーターもフル液晶タイプを採用するなどミライにふさわしい先進性と高級感を両立したデザインとなっているのだ。

先代ミライはモノグレード展開であったが、新型は全5グレード構成に。最上級グレードZ “エグゼクティブ パッケージ”に至っては、新たにショーファー仕様を設定。可倒式ヘッドレストやリヤシート間には専用のタッチ式コントロールパネルを設けるなど、各界のVIPが十二分に満足する内容となっっているのだ。

気になる価格だが、残念ながら正式発表はまだ先。ところが、開発担当者に直撃したところ、新型ミライのベースグレードは、先代モデル(741万円)と同程度の700万円台を目指しているとのこと。

プラットフォームがレクサスLSになっただけでなく、航続距離も大幅アップしているにも関わらずだ。

以上のことから、トヨタが新型ミライにかける並々ならぬ思いが伝わってくる。先代ミライは水素自動車という市場を開拓するという役目を任されていたが、新型は一歩先の存在として開発し、クラウンやセンチュリーに変わる新たな高級車として捉えているのだ。

走り&デザイン、さらには大幅レベルアップした車内などミライが市場にどのように受け入れられるか非常に楽しみだ。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

※編集部注記:初出時の文章に補足説明を加え修正いたしました(2020年11月2日)。

トヨタ/MIRAI
トヨタ MIRAIカタログを見る
新車価格:
726.1万円861万円
中古価格:
85万円580.3万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

MOTA編集部 木村 剛大
筆者MOTA編集部 木村 剛大

記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ MIRAIの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ MIRAIのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ MIRAIの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ MIRAIの記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ MIRAIのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる