アウディ 新型A7スポーツバックを発表!AIリモートパーキングパイロットなど先進装備を搭載

アウディは、新型A7スポーツバックを発表した。Audi AIリモートパーキングパイロットとAudi AIリモートガレージパイロットを搭載している。これらのシステムは2018年のいずれかの時点からA7の生産モデルに搭載される予定だという。この機能と使うと、クルマを自律的にパーキングスペースやガレージに駐車させたり、そこから出したりすることができる。ドライバーはクルマから降りた状態でも、スマートフォンのmyAudiアプリを介して機能を使う事ができる。

セントラルドライバーアシスタンスコントローラー(zFAS)が、様々なセンサーからのデータを照合分析してクルマの周囲の環境モデルを常時演算。装備レベルによっては、最大5つのレーダーセンサー、5つのカメラ、12の超音波センサー、1つのレーザースキャナーが搭載されることになる。

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充実の先進装備

Audi AIのシステムのほかにも、新型A7スポーツバックには、最大39ものドライバーアシスタンスシステムが設定されていて、様々な形でドライバーをサポートする。それらはAudi AIパーキングパッケージ(2018年以降徐々に市場に投入)、交差点アシストなどを含めたCityアシストパッケージ、Tourパッケージの3つのパッケージにまとめられている。

Tourパッケージには、燃料消費を抑えるドライビングスタイルをサポートするエフィシェンシーアシスタント、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)に車線維持のためのステアリング介入機能を追加したアダプティブドライビングアシスタント(ADA)などのシステムが含まれる。そのほか、すべてのドライバーアシスタンスシステムで、制御メカニズムが改善されているという。

ダイナミックオールホイールステアリングなどを新たにオプション設定

新型A7は先代モデルに対して、スポーツ性と快適性の両面が改善された。新しくオプション設定されたダイナミックオールホイールステアリング(4輪操舵)、新開発されたエレクトロニックシャシープログラム(ECP)(シャシーの中央制御ユニット)及び改良されたエアサスペンションなどにより、敏捷性と乗り心地が大きく向上している。

新型A7スポーツバックは、完成されたグランツーリスモとして、ワインディングロードではダイナミックで俊敏なハンドリング性能を、長距離の高速走行では卓越した快適性を乗員に提供する。

新開発のマイルドハイブリッド(MHEV)ドライブシステムを搭載

新型A7スポーツバックに搭載されるすべてのエンジンに、新開発のMHEVドライブシステムが搭載され、快適性と効率を高めている。2タイプのV6エンジンとの組み合わせでは、48ボルトの主電源を採用。リチウムイオンバッテリーとベルト駆動式のオルタネータースターター(BAS)の働きで、ブレーキング時には最大12kWという高いエネルギー回生を可能にしている。55~160km/hの速度で走行している時には、フリーホイーリングモードでエンジンを止めてコースティング(惰性走行)することができ、BASを介して再スタートもスムーズに行える。

また、スタート/ストップ機能の範囲も大幅に広くなり、22km/h以下で作動可能になっている。標準装備のフロントカメラと連携することで、前のクルマが動き出すのを確認した場合は、まだ停止中であってもエンジンの再スタートを予測的に実施できるようになった。MHEVテクノロジーにより、実際の走行条件で100km走行あたり最大0.7リッターの燃料消費が削減されている。

ラインアップ

新型A7スポーツバックは、まず3.0 V6 TFSIエンジン仕様が発売される。排気音の抑制されたV6ターボエンジンは、最高出力250kW(340hp)と最大トルク500Nmを発生させ、0-100km/hをわずか5.3秒で加速し、最高速度は250km/hに達する。

新欧州ドライビングサイクル(NEDC)によるA7 55 TFSI のベース車の燃料消費量は、100km走行あたり6.8リッターで、CO2排出量は154g。組み合わされるトランスミッションは、7速Sトロニックで、ultraテクノロジーを採用した4輪駆動システムは、状況に応じて後輪を駆動する。量産開始後、しばらくして別の6気筒および4気筒エンジンが追加される予定だ。

エクステリア

新型A7スポーツバックのエクステリアは、スタディモデルのprologueで初公開され、新型A8において初めて生産モデルへ導入されたブランドの新しいデザイン言語を具現化している。大きな面とシャープなエッジ、アスリートのように引き締まったラインにより、どの角度から見てもダイナミックで先進的なスタイリングとなっている。

フロントでは、A8のものよりも低く幅広いシングルフレームグリル、細いヘッドライト、大胆な縁取りがなされたエアインレット、低く伸びたボンネットなどにより、一見しただけでもグランツーリスモとしてのスポーティな性格が伝わってくる。

ヘッドライトには3つの仕様が設定されている。中間及びトップグレードのモデルでは、ライトシグネチャーがデジタル化され、細い枠で区切られた12個のLEDライトが、2進法によるデジタル世界との関連性を想起させる。ライトの最上級仕様は、アウディレーザーライトを備えたHDマトリクスLEDヘッドライトとなる。

長く伸びたボンネット、長いホイールベース、短いオーバーハングで構成された新型A7スポーツバックは、アスリートのような造形を特徴としている。ホイールハウスの上には特徴的な膨らみが設定され、最大21インチまでのサイズが用意されたホイールを強調するとともに、アウディquattroの遺伝子を持ったクルマであることが示されている。

サイドシルエットでは、後方に行くに従ってシャープに下降するダイナミックなルーフラインが大きな特徴となっている。(全長4969mm×全幅1908mm×全高1422mm、ホイールベース2926mm)

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ボディカラーとS line エクステリアパッケージ

ボディカラーには8種の新色を含む15色が用意されている。

オプションのS line エクステリアパッケージを選択すると、ラジエーターグリル、フロントエアインレット、サイドシル、フロントとリアディフューザーに手が加えられて、スタイルがさらに際立ったものになる。それらのパーツはそれぞれグロスブラックのトリムで飾られ、形状もより立体的で彫りの深いものになる。

コンセプトカーのデザインがインテリアに

インテリアでは、デザインとテクノロジーがユニークな形で融合している。水平ラインと細いインストルメントパネルにより広々感が演出されており、ドライバーに向けて少し角度が付けられたセンターコンソールが、グランツーリスモとしてのスポーティなキャラクターを強調している。

このインテリアでは、先進性、スポーティネス、直感的な操作性、洗練性という4つの価値が特に重視されている。すべてのカラー、シート張地、インレイは、新しい美意識を反映したものになっており、その点はベースモデルも、デザインセレクションやS lineスポーツパッケージも、最高級のヴァルコナレザーを採用した仕様も同様である。

インストルメントパネルの上方にある10.1インチのディスプレイ(MMIナビゲーションプラスを選択すると搭載)にも、ドライバーに向けて少し角度が付けられている。ブラックの光学パネルにグラファイトグレーアルミの飾りフレームを用いたこのディスプレイは、使用しないときにはダッシュボードのなかに完全に格納される。

また、新型A7スポーツバックにはヘッドアップディスプレイを設定。MMIナビゲーションプラスを選択すると、12.3インチの大型ディスプレイを備えたフルデジタルのアウディバーチャルコクピットも装着されるようになる。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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