VW、「パサート/パサートヴァリアント」PHEVモデルを発売 ~ゴルフGTEに続くPHEV第2弾~
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、「ゴルフGTE」に続くPHEV第2弾となる「パサートGTE」シリーズ (セダン/ステーションワゴン)を6月7日から発売する。
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ボディカラーは全5色で、価格(消費税込)は、セダンの「パサートGTE」が519万9000円、アップグレード仕様の「パサートGTE アドヴァンス」が579万9000円、ステーションワゴンの「パサートGTE ヴァリアント」が539万9000円、「パサートGTE ヴァリアント アドヴァンス」が599万9000円となる。
なお、車両の購入時には、10万8000円のクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費の適用が受けられる。
フォルクスワーゲンが提唱する「Think People.」という考え方の下、PHEVモデルでもハッチバック(ゴルフGTE)からセダン、ステーションワゴンと幅広いバリエーションをラインナップすることで、ユーザーそれぞれのライフスタイルにもっとも適したPHEVモデルを選択することができる。
「パサートGTE」は、フォルクスワーゲンの中長期的なe-mobility戦略の上で重要なモビリティの一つ。
VGJは、今回の「パサートGTE」の導入によって実現した幅広いPHEVモデルのバリエーションを通じて、今後、さらなる成長が見込まれる日本のPHEV市場での同ブランドのプレゼンスを高めていくとしている。
パワートレイン
「パサートGTE」シリーズには、アイドリングストップ機能の“Start/Stop システム”とブレーキエネルギー回生システムの双方を備えた“BlueMotion Technology”付きの1.4リッターTSI ガソリンエンジン(115kW/ 156PS)とPHEV用に専用開発した3つのクラッチを内蔵する6速DSGギアボックスを装備した。
このエンジンとトランスミッションの間には、発電機を兼ねた85kW/116PSを発生する電気モーターをコンパクトに挟みこんだ「GTE」専用のPHEVドライブユニットを採用した。
駆動用バッテリーは、外部からの充電が可能なエネルギー容量9.9kW/hのリチウムイオンバッテリーを採用している。
ユニークな走行モード
「パサートGTE」シリーズには、「GTE」の大きな特徴のひとつである「EV」、「ハイブリッド」、「GTE」の3つの走行モードが備わっている。
イグニッションをオンにすると、「パサートGTE」は「Eモード」、すなわち、ゼロエミッションの電気自動車(EV)として走行する。この「EVモード」での航続距離は、現在、国内で販売されているすべてのPHEV(セダン/ステーションワゴン)の中で最長の51.7kmを誇る。さらにこのEモードでは、電気モーターだけで、最高時速130kmまでの鋭い加速が可能となる。
「ハイブリッド(HV)モード」では、エンジンと電気モーターを効率よく駆動して走行することで、21.4km/Lという優れた燃料消費率を実現した。
そして、「GTE」シリーズのハイライトであ る「GTE」モードは、エンジンと電気モーターのパワーを最大限に引き出して走行することができ、アクセルレスポンス、ギアのシフトタイミング、ステアリングが自動的にスポーティな特性に切り替わって、同時にエンジンと電気モーターのフルパワーが得られるようになる。
その結果、0~100km/h加速7.4 秒という、とてもスポーティなドライビングパフォーマンスを提供する。
また、この3つの走行モードに加え、駆動用バッテリーの充電を優先して走行したい場合には、インフォテイメントシステムの画面上で「バッテリーチャージモード」を個別に選択することができる。
このように「パサートGTE」シリーズは、さまざまな走行モードを自由に選べるユニークな特徴を持つPHEVモデルとなっている。
デザイン
「パサートGTE」シリーズのエクステリアやインテリアにも、フォルクスワーゲンのe-mobilityを象徴するブルーを用いたパーツを装着することで、「GTE」シリーズとしての統一感あるデザインを際立たせ、 他のフォルクスワーゲン各モデルとの明確な差別化を図っている。
例えば、フロント部分では、青いGTEエンブレムとLEDヘッドライトからラジエーターグリルの上部に伸びる水平ラインが大きな特徴だが、その中でもとくに印象的なのが、フォルクスワーゲンのe-mobilityシリーズに共通して用いられているフロントバンパーの左右に埋め込まれたC字型のLEDランプ。
同様に、インテリアもGTE専用のレザー3本スポークマルチファンクションステアリングホイール(オーディオ コントロール付、カラードステッチ)やシフトノブなどにブルーのステッチが入っている。
「パサートGTE」は、今後、さらなる加速が見込まれるクルマのデジタル化を象徴するアイテムとして、デジタルメータークラスターの“Active Info Display”(アクティブ インフォ ディスプレイ)やヘッドアップディスプレイを、他のフォルクスワーゲンモデルに先駆けて採用し、先進性と共に優れた利便性と安全性を実現した。
また、従来よりも機能向上した駐車支援システム”Park Assist”やアラウンドビューカメラ”Area View“といったさらなる先進技術もパサートシリーズに新たに採用された。
さらに、フォルクスワーゲンが提唱する総合安全コンセプト“Volkswagen オールイン・セーフティ”に基づき、新型「パサート」から採用している、渋滞時追従支援システム”Traffic Assist“やアダプティブクルーズコントロール”ACC”(全車速追従機能付)などの全方位アドバンスド・セーフティを標準設定とした。
上級グレードの「GTE Advance」
標準仕様の「GTE(セダン/ヴァリアント)」に、さらなる安全、先進装備を充実させた上級グレード「GTE アドヴァンス」を設定。
デジタルメーター クラスター“Active Info Display“、ヘッドアップディスプレイ、アラウンドビューカメラ“Area View”、駐車支援システム“Park Assist”、ドライビングプロファイル機能、上質なナパレザーを用いたパワーシート(シートヒーター付き:運転席/助手席)、アダプティブシャシーコントロール“DCC“、235/45R18インチ モビリティタイヤと8JX18インチアルミホイールなどの装備が追加される。
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