2006年発売「エボIX MR・ワゴンMR」第3世代の最終モデル/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
1992年に発売され『ランエボ』の愛称で人気を博した三菱『ランサーエボリューション』が、23年にわたる歴史に幕を閉じました。
そこでオートックワンでは、「ランエボ23年間の軌跡」と称して、その歴史を初代モデルから順に振り返ってお届けしています。
今回ご紹介するのは、2006年に発売となった『ランサーエボリューションIX MR・ワゴンMR』です。
LANCER EVOLUTION IX MR/WAGON MR(2006年8月発売)
2006年8月、第3世代の最終モデルとなる『ランサーエボリューションIX MR』、そして『ランサーエボリューション ワゴンMR』が発売されました。
『ランサーエボリューションIX MR』は、再び与えられた「MR」の称号に相応しく、すべての面で熟成の領域に達していました。エンジンはMIVECの制御を最適化させたほか、ターボチャージャーのタービンホイール材質をインコネルからチタンアルミ合金として、コンプレッサーホイール入口径を縮小させたことと合わせ、レスポンスを向上。数値上の変更はないものの、発進加速性能もアップしています。
4WDシステムではスーパーAYCをよりスポーティなセッティングに変更し、サスペンションではBILSTEIN社製ショックアブソーバーにEibach社製コイルスプリングを組み合わせたうえで10mmローダウンし、コーナリング性能を高めながら質感の高い走りを実現しました。
また、フロントエダムを延長し、空気抵抗とフロントリフトを低減させるなど空力特性を改善しています。
そして、『ランサーエボリューション ワゴンMR』では、ステーションワゴンとしての使い勝手を考慮してローダウンサスペンションの採用は見送ったものの、MIVEC制御のファインチューンはセダンと同様に実施し、完成度を高めました。
ランサーエボリューションIX MR・ワゴン MR 改良点
空力特性の最適化
MIVEC制御のファインチューニング(過給レスポンスアップ)
スーパーAYCに専用セッティングを施す
Eibach社製ローダウンコイルスプリングの採用
ワゴンMR GTへのチタンアルミターボチャージャー常装
三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡 バックナンバー
【1】発売後に即完売!絶大な人気を得た初代「三菱 ランサーエボリューションI」/ランエボ 23年間の軌跡
【2】WRCで初優勝を果たした「三菱ランサーエボリューションII」/ランエボ 23年間の軌跡
【3】「三菱 ランサーエボリューション」の名を知らしめるきっかけとなった“3代目”/ランエボ 23年間の軌跡
【4】1996年第2世代へと移行「三菱 ランエボIV」基本性能が大幅に進化/ランエボ 23年間の軌跡
【5】シリーズ初の3ナンバーボディに「三菱 ランサーエボリューションV」/ランエボ 23年間の軌跡
【6】1999年発売「エボVI」ナンバープレート位置が中央から助手席側に/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
【6/特別仕様】2000年発売「エボVI トミー・マキネン エディション」シリーズ初の特別仕様車/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
【7】2001年発売「エボVII」第3世代のはじまり/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
【7/GT-A】2002年発売「エボVII GT-A」シリーズ初AT車の登場!/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
【8】2003年発売「エボVIII」4ドアセダン世界初!CFRP製のリアスポ採用/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
【8/MR】2004年発売「エボ VIII MR」 三菱レーシングの頭文字を冠して登場/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
【9】2005年発売「エボIX」ギャランVR-4から受け継がれたエンジンが完成に近づいた/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
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