フェラーリ「F12 ベルリネッタ」、名誉あるデザイン賞を受賞
フェラーリ「F12 ベルリネッタ」が、歴史と最も名誉のある国際的なデザイン賞のひとつ、「コンパッソ・ドーロ(黄金のコンパス)」を受賞した。ミラノのオフィチーネ・アンサルド・エキシビションホールで、フェラーリ・デザイン部門のシニア・バイスプレジテント フラヴィオ・マンゾーニ氏が社を代表して賞を受け取った。
授賞式の席上、ADIデザイン審査委員は、「F12 ベルリネッタ」の革新的なエアロダイナミクス・ソリューションによる流れるようなダイナミックなフォルムを、技術と美学の完全な結合であるとして讃えた。
「F12 ベルリネッタ」は、フェラーリ・スタイリングセンターがピニンファリーナと共同でデザインした、これまでで最もパワフルかつ高性能を誇るフェラーリのロードカーである。最も優れたエアロダイナミクスの効率性と、フェラーリ・フロントエンジンV12気筒モデルの典型とも言える優雅なプロポーションの完全な融合を実現させたモデル。
フェラーリは、2001年革新的な産業かつエンジニアリングを実現した同社の功績により、ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が「コンパッソ・ドーロ」を受賞している。この時フェラーリは、全ての開発の中心であるファクトリーで働く従業員や、また、社内環境全般に企業的文化を浸透させることで成し得た、絶え間のない技術開発研究および、広く一般にも認知された卓越した美学が称賛された。
イタリアン・デザインの優秀性を認め、また、発展を促進することを目的とした「コンパッソ・ドーロ」は、今年60周年を迎える。授賞式は3年ごとに開催され、設計者の国際審査委員、スペシャリスト、歴史学者、ジャーナリストの方々によって、直近3年間にイタリアの創造性と専門技術の範例となると判定された20のプロダクトに対して賞が授与される。
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