日産、「スカイライン」にターボチャージャー付2.0Lガソリンエンジンを追加
次世代ターボ車「200GT-t」がラインナップに
日産は、高出力・低燃費・軽量なターボチャージャー付ガソリンエンジンを搭載した「スカイライン 200GT-t(次世代ターボ車)」を追加し、6月5日より発売を開始する。価格は3,834,000円から、販売目標台数は200台/月としている。
この新しいエンジンの追加により、スカイラインでは上質なドライビングプレジャーを提供するパワートレインラインナップが、ハイブリッドに加え2種類となった。ハイブリッド車で好評を博しているデザインや「全方位世界最高峰の安全性能」はそのままに、力強く、低燃費で軽量な「次世代ターボチャージャー付ガソリンエンジン」の走りを実現している。
◇優れた動力性能との環境性能の両立
今回搭載したターボチャージャー付ガソリンエンジンは、排気量をダウンサイズして燃費性能を向上させながら、クラストップレベルの動力性能を実現した。
動力性能では、排気量を抑えながらノンターボ2.5Lエンジンに匹敵する力強さと加速性能を発揮。信号待ちからの発進、ワインディングでのコーナーからの立ち上がり、高速道路の合流などで、すぐれた加速性能を体感できる。
また、エンジンと併せて開発されたオートマチックトランスミッションは、各速度のギヤ比を近づけることでよりスムーズで高効率な変速を実現。アクセルを踏み込んだ際に素早くダウンシフトし、優れた変速レスポンスにより伸びやかで途切れのない加速が得られる。
また、「アイドリングストップ」、「直噴ガソリン機構」、「可変バルブタイミング」、「電動油圧パワーステアリング」、「充電制御」などの採用によりJC08モード燃費13.6km/Lの低燃費を実現、前モデルのスカイライン(250GT・250GT TypeS)と比べて燃費は約20%向上した。「スカイライン 次世代ターボ車」は全車「平成27年度燃費基準」を達成し、減税措置が適用される。
さらに全グレードで、平成17年排出ガス規制値より、NOx(窒素酸化物)、NMHC(非メタン炭化水素)の排出量を75%低減。国土交通省より「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」に認定された。
◇爽快で安定した走りを生み出す電動油圧パワーステアリング
今回採用された電動油圧パワーステアリング(車速感応式)は、電子制御によりモーターの回転速度を変え、油圧ポンプを調整して操舵力を変化させる。舵角や舵角速度を制御し、低速域ではマイルドな、高速域ではよりスムーズでリニアなハンドリングを実現する。さらにハイブリッド車と同じく新開発リアサスペンションを採用し、前型スカイラインに比べて操縦安定性を高めた。また、電動ポンプ化によりエンジン負荷を低減し、燃費向上にも貢献している。
ハイブリッド車で好評の「ダイレクト アダプティブ ステアリング」は、今秋にメーカーオプションにて採用予定。
◇自分だけの走りを楽しめる先進装備「ドライブモードセレクター」
ハイブリッド車と同様に、「スカイライン200GT-t」にもドライブモードセレクターを採用。カスタマイズ設定やメニューを多数用意し、PERSONALモードは12通り(ハイブリッドは96通り)から選択可能。好みに合わせて設定することで、自分用にカスタマイズした走りを楽しむことができる。
◇使い勝手を向上させた大容量トランク
「スカイライン 200GT-t」では、室内のゆとりをそのままに、トランクの使いやすさを向上させた。実容量500Lで、クラストップレベルの大容量を実現。9インチのゴルフバッグは4本、特Aのスーツケースを2つ収納することが可能。また、リアセンターアームレストスルー機構を全車標準で採用、メーカーオプションでリア可倒式シートを設定し、長尺物の積載も可能となった。
グレード一覧
駆動 | グレード | エンジン | ミッション | 価格 |
---|---|---|---|---|
2WD | 200GT-t | 274930 2L直4メルセデス製 ターボチャージャーエンジン 最高出力: 155kW(211PS)/5500rpm 最大トルク: 350N・m(35.7kgf・m)/1250-3500rpm | マニュアルモード付 フルレンジ電子制御 7速オートマチック トランスミッション | 3,834,000円 |
200GT-t Type P | 4,212,000円 | |||
200GT-t Type SP | 4,568,400円 |
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