【新旧比較】「日産 スカイライン」の新型と旧型を比較してみた/渡辺陽一郎(1/4)

【新旧比較】「日産 スカイライン」の新型と旧型を比較してみた/渡辺陽一郎
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進化度数の基準

“古臭い”“容量が少ない”“おじさんっぽい”など、近年の日本では絶滅危惧種的存在の「セダン」。「軽自動車」や「ミニバン」人気の到来、「SUV」ブームの再燃の中、各メーカー「セダン」の肩身が狭くなっているのは確か。

それでも、“上質”“官能美”はたまた“サイズ感”“走りへの拘り”などといった点から、一部今でも支持を得ているモデルが存在する。日産 スカイラインもそんな1台ではないだろうか?

そんな、「新型モデルって前のとどこが変わったの?」「新型も気になるけど、意外と価格も下がってるし旧型も捨てたもんじゃないのかも!?」といった観点から、今回、日産「スカイライン」の新型と旧型を各項目ごとに比較検証する。

分かりやすい進化度数の基準として採点表を設定。劇的な変化から、これまで「何となく変わったかも」程度だった違いまで、進化の度合いを徹底的に採点する!

日産 スカイラインの新型と旧型を比較!

日産 新型スカイライン日産 旧型スカイライン

“「日産 スカイライン」はやっぱり人気が高い”と思う。2014年3月には3300台以上を登録し、トヨタ「ウィッシュ」とはほぼ同等、日産「キューブ」の台数を上まわった。

新型を発表したのは2013年11月で、納車を伴う発売は2014年2月だから、3ヶ月にわたり受注を溜め込んだことは事実。とはいえ、昨年(2013年)3月の登録は500台以下であった。TVのCMをほとんど放映していないことまで考えれば、スカイラインはやはり人気車だ。

そこで今回は、スカイラインの新旧比較を行う。2006年に登場した旧型は、V型6気筒の2.5リッターと3.7リッターエンジンを搭載。後輪駆動を採用するスポーティーセダンだった。

新型はV型6気筒の3.5リッターをベースにしたハイブリッドを積む。近々、メルセデス・ベンツ製の直列4気筒2リッターのターボを搭載した仕様も登場する予定だ。

新型が進化した特徴として、前述のエンジンのほか、メカニズムや安全装備も挙げられる。

ステアリングは、ハンドルの動きを電気信号に変換して操舵するタイプ(ダイレクトアダプティブステアリング)。ハンドルとステアリング機能が直結していないから、セッティングの自由度が拡大した。荒れた路面などでは、進行方向を自動的に調節し、ドライバーの操舵感に悪影響を与えない機能もある。

また、自動ブレーキを備えた衝突回避の支援機能も、大幅に進化した。

ボディスタイル&サイズ

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新型スカイラインのボディスタイルは、基本的に旧型の路線を踏襲した。フロントウインドウの位置を手前に引き寄せ、後輪駆動車らしく、ボンネットを長く見せている。トランクフードは短く、外観は躍動的だ。

その上で、新型はフロントマスクを鋭角的に仕上げ、スポーティーな雰囲気をさらに強めた。

新型のボディサイズは、全長はタイプPの場合で4790mmだから、10mmしか拡大していない。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2850mmで等しい。全高は1440mmで、旧型に比べると10mm低くなった。

全幅は1820mmに達し、50mm拡大されている。最小回転半径も5.6mで、旧型の5.4mに比べると大回り。外観はカッコ良くなったが、取りまわし性は少し悪化し、側方や斜め後方の視界もあまり良くない為、進化度数は1点とした。

新型の進化度数: 1点/10点 (もう少し頑張りましょう)

[次ページへ続く]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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