人気軽オープン「S660」の本当の燃費を測ってみた/vol.2 郊外路編(1/2)
- 筆者: 永田 恵一
ホンダ S660の“実燃費”を、高速道路、郊外路、一般道で測定!前回の高速道路編に続き、今回は郊外路編をお送りいたします。前回の高速道路編については、以下からどうぞ。
S660が持つ“安心感の高さ”は果たして何なのか
またS660が持つ“安心感の高さ”は、リアタイヤが195幅という軽自動車では常識外のサイズである上に、コーナリング中の横Gのピーク値が1.2G(1Gが自重、つまり首でいえばS660で限界コーナリングをすれば頭の重さを5kgとして自分の首に6kgの重さが掛かるということ)という超高レベルのコーナリング性能を備えており、公道で限界を超えるというケースはまずないと言えるほどの性能を持っていることも大きく貢献しているだろう。
また、ブレーキフィールも軽自動車としては平成ABCトリオ(「オートザム AZ-1」「ホンダ ビート」「スズキ カプチーノ」)以来と思われる4輪ディスクという、これも軽自動車としては贅沢なブレーキシステムが装備されている。
加えてブレーキには入念なチューニングが施されているようで、ブレーキを踏んだ際にポルシェに代表される高級スポーツカーのような広いコントロール幅を持ちながら、適度にガッチリとした踏み応えがあることも素晴らしい。
S660のブレーキフィールの良さは、駐車場を徐行するようなスピードでもブレーキを踏めば体感できるはずだ。
そしてシフトフィールはというと、ビートのようなシフトレバーが短くてカチッとしたタイプでないものの、シートに座って実にしっくりと感じる位置にシフトレバーが存在している。
フィーリングはしっとり感と節度感とが絶妙にバランスされており、どのギアにもスッと入ってくれる。
この記事にコメントする