あるべきところにヘッドライトがない!? 新旧の三菱 エクリプスクロスを見比べてわかった意外な違いとは!?
- 筆者: MOTA編集部 木村 剛大
- カメラマン:MOTA編集部
内容はフルモデルチェンジ並! 変えたのはPHEVモデルのためだった?
まず大きく変わったのはその見た目。マイナーチェンジにもかかわらず全長を140mm延長し、4545mm(前期モデルは4405mm)とするなど、これだけでも大掛かりな改良ということがわかる。変更されたボディ外板はフロントバンパー、前後ライト、リヤバンパー、テールゲートなど、改良前モデルと同じなのはドアパネル程度と、かなりの気合の入れようだ。全長が延長されたのは、新たに追加されたPHEVモデルのバッテリーなどのユニットを搭載するためだという。
上下逆転!? ライトデザインが超斬新
フロントフェイスで注目したいのはヘッドライトだ。改良前モデルは上部にロー/ハイビームとポジションライトを、下部にはウィンカーとフォグランプという配置であったが、新型エクリプスクロスはこれを逆に設置。具体的には上部にウィンカーとポジションライトを、下部にロー/ハイビームとフォグランプと、かなり攻めたデザインとなっているのだ。
今後登場する三菱車のリヤスタイルはこのデザインに
エクリプスクロスの特徴といえば、斬新なリヤエンドであった。改良前には上下に分割のリヤガラスを採用しており、かなり個性的な見た目であった。
それに対して新型エクリプスクロスはリヤガラスを1枚と一般的なモノに変更。それに伴い横一文字に広がるブレーキランプを廃止し、L字型のテールランプを採用している。
>>前期モデルも捨てがたい! が、新型エクリプスクロスのリヤは超カッコいい


これは昨今の三菱デザインに通ずるモノで、東南アジアで人気を博しているエクスパンダーや東京モーターショー2019に出品されたMI-techなどと似たデザインに。チーフデザイナーを努めた中神 秀泰氏によれば「今後登場するSUVはこのテイストを強くする」と語っており、これからの三菱のリヤスタイルはこの見た目になるという。
>>三菱のテールランプはこうなる! 迫力満点のライトがコレだ
じつは今回の新型エクリプスクロスを皮切りに、今後三菱は続々と新モデルを追加すると発表している。このモデルはその第一弾モデルなのだが、マイナーチェンジでここまでのイメージチェンジに成功し、素直にカッコいいモデルとなった。それだけに今後登場するアウトランダーなどのデザインにも大いに期待したいところ。攻めに攻めまくる三菱デザインに注目だ!
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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