2021年は三菱と日産に注目! 来年デビューの国産電動車3選&SUVブームが当分続くワケとは!?

  • 筆者: MOTA編集部木村 剛大
  • カメラマン:MOTA編集部
画像ギャラリーはこちら

政府は内燃機関のみの新車販売を2030年代までに禁止するなど、環境問題に関してかなり本気なのはご存知の通り。となれば、確実に来年2021年はクルマの電動化がより一層進むハズ。そこで間も無く発売される予定のクルマも含め、注目したい電動車両3台をご紹介! 正直、すべて超気になる内容です。

目次[開く][閉じる]
  1. 10年後の新車は全部EVは大ウソ! ハイブリッドだってまだ生き残るぞ
  2. 三菱&日産が復活!? 本命モデル3台がヤバい
  3. SUVブームは当分継続!? EVにSUVが多いワケとは

10年後の新車は全部EVは大ウソ! ハイブリッドだってまだ生き残るぞ

まず勘違いしやすいのが、政府が2030年代をめどに掲げた目標について。一部メディアなどによって、まるで10年後の新車はすべてEVかのように報じられていたが、コレは違う。いわゆるガソリンやディーゼルといった既存の液体燃料のみを燃料とするクルマの販売を禁止するというモノで、全てがEVとなるのではなく、ハイブリッドやプラグインハイブリッドも含むのだ。

要するにエンジン単体ではなく、モーターなどが組み合わさっていればOKというワケ。プリウスのようなストロングハイブリッドだけでなく、スズキの軽自動車などに搭載されているような小さなモーターを用いたマイルドハイブリッドもアリなのだ。

おそらくは軽自動車やコンパクトカーなどの比較的小さなモビリティは 航続距離もそれほど極端な長距離を必要としないためにピュアEV化。ミディアムサイズ以上の大きなクルマに関してはピュアEVだけでなく、より長距離を走れるハイブリッドやプラグインハイブリッドカーが主力となる見込みだ。

三菱&日産が復活!? 本命モデル3台がヤバい

現行アウトランダーPHEVのネガを払拭! 欲しかった機能が目白押し

2021年に登場予定の新型車のなかで、個人的に大本命としているのが三菱 新型アウトランダーPHEVだ。

もともとアウトランダーPHEVは、SUVの形をした世界初のプラグインハイブリッドカーとして2013年にデビュー。プリウスというお化けモデルほど売れてはいないが、三菱得意の4輪制御技術など悪路走破性も抜群。しかも普段は電気だけで走行ができるなど、向かうとこ敵なしといった出来栄えなのだ。

その新型もモデルが間も無く登場するのだが、EVとしての航続距離を向上はもちろんのこと、念願の3列シートモデルを追加するなど、欲しかった機能満載で登場予定なのだ。

>>内装も超豪華に! 新型アウトランダーPHEVの全貌がコチラ

エクストレイルに待望のe-POWER追加

じつは日産と三菱がアライアンス関係を結んでいるために新型エクストレイルと兄弟車となることが既に判明している。

となるとエクストレイルにもPHEVを追加か!? と思うだろうが、その予定はない。その代わりに日産お得意のe-POWERモデルが追加されるという。ノートなど比較的コンパクトなクルマに搭載されていたe-POWERだが、やっと売れ線のSUVに搭載されるのだ。詳しいスペックなどは不明ながら、キックスなどよりもパワーアップして登場するという。

ちなみにガソリンモデルは既に海外で販売をスタートしており、日本仕様のデザインは不明ながら、基本的にはこの姿でデビューするという。エクストレイルとアウトランダーは顔つきなどエクステリアデザインはまったく別モノとの話なのだが、じつは運転席まわりはそれほど差別化をしていないとの情報も。

>>かなり高級思考に! 新型エクストレイルを隅々チェック

テスラを超えろ! 日産渾身のアリアは現代のスーパーカーだ

エクストレイルの話をしたので、ついでに2021年に登場する日産のEVをもう一台。そう、キムタクのCMですっかりお馴染みのアリアだ。

コチラは東京モーターショー2019にてコンセプトモデルが。市販モデルに至っては2020年に発表されているが、発売は2021年夏頃を予定している。スカイラインハイブリッドに搭載されているプロパイロット2.0など日産自慢の先技術や音声操作でナビやオーディオ、さらには予め設定していれば自宅の家電を操作できるAmazonアレクサといった未来感あふれる機能をあますことなく搭載している、注目のモデルである。

もちろん価格は未発表ながら補助金込みで5〜700万円程度に見込みで、価格面だけでいえばエクストレイルの兄貴分といったイメージだ。

>>物理ボタンほぼなしの車内に注目! 未来すぎるアリアの車内がコレだ

SUVブームは当分継続!? EVにSUVが多いワケとは

今回ご紹介した3台は偶然にも全てSUV。もちろん世界的人気のカテゴリーであるというのも理由ではあるが、これには電動車ならではの理由が存在する。

じつはクルマの形でもっとも難しいパッケージングはセダンと、世界の自動車メーカーは口を揃えていう。エンジン、キャビン(車内)、ラゲッジと全てのスペースが独立しており、各種パーツと車内スペースを広くするにはかなりの技術が要するのだとか。限られたスペースのなかに全ての要素を詰め込む必要があり、パズルを組み立てるように設計していくそうだ。

逆に言えば、もっとも難しいセダンに全てのユニットが搭載できさえすれば、他のSUVやミニバンなどに搭載するのは容易で、派生車種を作りやすいという考え方もできる。事実、世界初の量産型水素自動車のトヨタ ミライもセダンの形を有しており、それをベースに大型バスやトラックといったモデルをデビューさせているほど。

話を本題に戻そう。今回挙げた2021年にデビューする電動車が全てSUVである理由は、SUVが持つパッケージングに答えがある。航続距離を稼ぐべく、重く大きなバッテリーを搭載するためにはSUVがもっとも現実的なのだ。

確かに世界のクルマを見ても、アウディ初のピュアEVであるeトロンやジャガーのIペイスなど、全てSUV。現在の電池技術を持ってすれば、現実的なクルマのサイズとするならばSUVがもっとも効率的なのだという。

国内外問わず登場する新型車がほとんどSUVという今。セダン好きの方などは辟易しているかもしれないが、現在の技術から考えるにSUVがもっとも現実的。それだけに、まだまだSUV人気は続きそうである。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

三菱/アウトランダーPHEV
三菱 アウトランダーPHEVカタログを見る
新車価格:
393.9万円529.4万円
中古価格:
70万円667.9万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

筆者MOTA編集部木村 剛大
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

三菱 アウトランダーPHEVの最新自動車ニュース/記事

三菱のカタログ情報 三菱 アウトランダーPHEVのカタログ情報 三菱の中古車検索 三菱 アウトランダーPHEVの中古車検索 三菱の記事一覧 三菱 アウトランダーPHEVの記事一覧 三菱のニュース一覧 三菱 アウトランダーPHEVのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる