レクサス 新型LS 試乗レポート /渡辺敏史(1/2)
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- 筆者: 渡辺 敏史
- カメラマン:小川義文
マイナーチェンジの限界!? 主要部品の半分が新規開発!
06年の登場時から現在に至るまでに改善や仕様変更を受けた箇所は約2500箇所。そして今回のマイナーチェンジでは約6000点の主要部品のうち半数の3000点余りを新規開発したという新型LS。
型式変更を伴わないマイナーチェンジとしては限界ともいえる手の加わりようをみるに、このクルマ、もはやデビュー時とは別物にまで進化していると考えて差し支えないだろう。
当初開発予算の1.5倍近くを投じたという理由は、新型LSが激化するこのセグメントでの戦いにおいて再び商品力を取り戻すために他ならないが、そこで狙ったのは初代LSが世界に与えた衝撃の再構築。
いわば座っての緻密な作り込み、乗っての静粛性やスムーズネス、そして先進安全性を含めた信頼感をもう一度リマインドし、現在開発の最中であるであろう次代へと繋げる意味合いが込められている。
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