夏休み必見!『ワイルド・スピード “F9ジェットブレイク”』に出てくるスゴイ日本車たち

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映画『ワイルド・スピード』最新作、シリーズ9作目となる“ジェットブレイク”(原題はF9:The Fast SagaまたはFast&Furious 9)が8月6日ついに日本で公開された。ちなみにワイルド・スピードというシリーズタイトルは日本だけのもので、原題は『Fast and Furious』。「ジェットブレイク」も日本独自のタイトルだ。ちなみに、原題の『The Fast Saga』のSagaとは表記は同じでも佐賀県の事ではなく、『シリーズ』という意味となる。

今回は、お盆休み必見の話題作『ワイルド・スピード“F9ジェットブレイク”』に出てくるスゴイ日本車たちを紹介しよう。

目次[開く][閉じる]
  1. コロナで1年3か月延期の『ワイルド・スピード “F9ジェットブレイク”』ついに公開
  2. 新型GRスープラもあのオレンジのカラーで登場! 注目の日本車たち
  3. 初めて「ワイルド・スピード」を観る方にまずチェックしておいて欲しい作品は1~3作目と7作目!

コロナで1年3か月延期の『ワイルド・スピード “F9ジェットブレイク”』ついに公開

昨年2020年春、MoTAに「ワイスピ公開延期でもトミカは発売」という記事を書いたが、あの時点では2021年4月の公開を予定していた。しかし、実際はさらに3か月以上遅れて8月6日の公開となった。

世界中のクルマ好きが公開を心待ちにしていたF9、ワイルド・スピード “F9ジェットブレイク”だが、世界で最初に公開されたのは5月19日で、香港と韓国であった。その2日後の5月21日には中国で公開され、中国での興行収入がとんでもないことになった。公開からの5日間だけで167億円を突破。『ワイルド・スピード×3TOKYO DRIFT』の世界興行収入の合計に匹敵する金額となっている。

F9では今回もすっごいクルマがたくさん登場する。

GRスープラ、R34スカイラインGT-R、ダットサン240Z、トヨタGT86、日産ムラーノ、レクサスLFA、アキュラNSXなどの日本車をはじめ、ダッジ・チャージャー、フォード・マスタング、ノーブルM800600、ジープ・グラディエーター、シボレー・ノバ、ポンティアック・フィエロ(クルマというか?)、ブガッティ・ヴェイロン、TVRサガリス、ランボルギーニ・アヴェンタドール、同カウンタック、アストンマーティン・ラピード、ジャガーXE SV プロジェクト8などの登場が明らかになっている。

新型GRスープラもあのオレンジのカラーで登場! 注目の日本車たち

ワイルド・スピード “F9ジェットブレイク”に登場するクルマの中で、特に要チェックすべき日本車を紹介しておこう。中にはほんの一瞬登場するモデルもあるので、見逃さないように!

1.トヨタ GRスープラ

2020年2月に公開された予告編で『TOKYO DRIFT』で事故死したはずのハンが復活することが明らかになり、「ハン復活」がTwitterでトレンド入りしたほど日本中のファンの間で大いに盛り上がった。

その時に公開された画像ではハンとGRスープラが一緒に写っていたので、「ハンはスープラに乗って復活?」という噂も流れた(実際は少し違う)。

なお、F9で登場するGRスープラはオレンジと黒のボディカラーで、これはTOKYO DRIFTでハンが乗っていたRX-7 FDをベースにした「RX-7 Fortune」へのオマージュと言える。

そう、日本が誇るカスタム&チューニングブランドVeilSide(ヴェイルサイド)作のカスタムカーだ。

2.GT86(トヨタ 86)

今年2月に公開された30秒の公式予告編で鮮烈なデビュー?を果たしたのがトヨタ 86(ハチロク:米国名「GT86」)である。

86がビルを突き抜けて向かいの通りを走るトラックの荷台に吸い込まれる…というシーンだ。鉄の塊でできたクルマが「吸い込まれる」「引っ張られる」という謎の現象は今回のF9で大きな役割を担っている。いったいなぜ、86が吸い込まれていくのか? 筆者も本編を見てやっと「あの86のシーンはこれが理由だったのね」ということが判明した。

ちなみに、この86が吸い込まれるシーンはわずか4秒なのだが、ジャスティン・リン監督は自信のTwitterで「このシーンの撮影に4日間を要し3台のクルマが破壊された」と明かしている。

3.ダットサン240Z

シリーズでは、ストーリーの最後に一件落着後のお食事シーンが恒例になっている。大事件を解決して最後にファミリー全員が揃って食事をしながら和やかムードで談笑…。

今回はそのシーンの前に、ほんの少し映り込む2台のクルマにぜひ注目して欲しい。オレンジ色の240Zと青いR34である。

こちらも今年2月に公開されたスーパーボウル用の予告編で公開されたもので、日本のファンはもちろん、世界中のJDMファン、ワイスピファンが大興奮することになった。映るのはほんの一瞬なのに、あまりの存在感の大きさで古くからのファンにとってはGRスープラや86の活躍がかすんでしまうほどだ。

ふぐの毒を持つS30型240Z!?

このダットサン240Zはいったい何なのか?

240Zはアメリカで最初に成功を収めた日本製スポーツカー(日本名は言わずと知れた初代S30型「フェアレディZ」)で、今も熱狂的なZファンがアメリカに多数存在している。元祖JDMと言える存在だが、これまでワイスピに登場したことはなかった(Z33が登場するシリーズはあり)。

そしてこのS30Zには「FuguZ」という車名がついている。Fuguとは日本の高級魚であり、猛毒を持つことで知られる「ふぐ」のこと。実はこのクルマを作ったのは今回復活を遂げたハン役のサン・カンで、2017年頃からGReddy(トラストの海外ブランド名)との共同プロジェクトが進められていたのだ。73年式240ZをベースにRB26DETTを自然吸気に変換して換装。KEI MIURAデザインのロケットバニー製ボディキットを装着している。

4.日産 スカイラインGT-R(BNR34)

そして最後は、青い日産 スカイラインGT-Rである。この青いR34はシリーズ4作目2009年に公開された『Furious4』にて主役の故ポール・ウォーカー演じるブライアンが乗るクルマとして登場した。R34が世界的人気となった理由のひとつは、この映画に登場したことである。

F9で久しぶりの復活登場となるわけだが、誰のクルマとして登場するのか? その答は是非、本編を見て思いを巡らせてみて欲しい。

初めて「ワイルド・スピード」を観る方にまずチェックしておいて欲しい作品は1~3作目と7作目!

「今回初めてワイルド・スピードを観る!という方がいたら、ぜひ、1-3作目と7作目(ポール・ウォーカーの事故死直後の公開)を事前に見ておくことをお勧めしたい。今回のワイルド・スピード “F9ジェットブレイク”では、随所に過去作品へのオマージュと分かる胸アツシーンが現れる。

筆者はまだ字幕版(IMAX)を1回見ただけなので、これから通常版、吹替版含めてあと5回は見に行くつもりだ。

[筆者:加藤 久美子/(C)2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.]

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加藤 久美子
筆者加藤 久美子

山口県下関市生まれ 自動車生活ジャーナリスト 大学時代は神奈川トヨタのディーラーで納車引き取りのバイトに明け暮れ、卒業後は日刊自動車新聞社に入社。出版局にて自動車年鑑、輸入車ガイドブック、整備戦略などの編集に携わる。95年よりフリー。2000年に第一子出産後、チャイルドシート指導員資格を取得し、チャイルドシートに関わる正しい情報を発信し続けている。 得意なテーマはオリジナリティのある自動車生活系全般で海外(とくにアメリカと中国)ネタも取材経験豊富。愛車は22年間&26万km超の916アルファスパイダー。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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