ホンダ N-WGNを2019年7月にフルモデルチェンジ! 気になる進化内容&価格を徹底予測(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂 幸正
目次
※写真は現行N-WGN
N-WGN 近々遂にフルモデルチェンジ! 発売は2019年7月
国内で最も多く売れているクルマは、このところホンダ N-BOX(エヌ・ボックス)がランキングの上位常連となっている。2017年と2018年は、連続して国内販売の年間総合1位になった。現行N-BOXは2017年8月に登場したから、先代型も現行型に切り替わるまで高い人気を保ち、2年連続して国内販売総合1位に導いた。
>>N-WGNとN-BOXを画像で比較[27枚]
▼写真左:N-BOX/写真右:N-WGN
ただしホンダの軽自動車はN-BOXだけではない。N-WGN(エヌ・ワゴン)やN-ONE(エヌ・ワン)も用意されている。N-BOXは全高が1700mmを超え、スライドドラを備える背の高い軽自動車で、スズキ スペーシアやダイハツ タントのライバル車だが、N-WGNは全高が1655mm(2WD)に収まる。つまりスズキ ワゴンRやダイハツ ムーヴ、日産 デイズなどのライバル車だ。
このNーWGNが近々フルモデルチェンジを受ける。販売店では「2019年6月上旬にセールスマンを対象にした勉強会などが行われ、おそらく6月下旬から予約受注を開始するだろう。正式な発売は7月頃だと思う」という。
新型N-WGNのベース車両は現行N-BOX
次期N-WGNの開発は、現行N-BOXをベースにしている。エンジン、プラットフォーム、サスペンションなどは、基本的にすべて同じだ。
エンジンは直列3気筒のS07B型で、ノーマルタイプとターボを用意する。実用回転域の駆動力が高いエンジンだから、ターボを装着しない自然吸気のノーマルタイプでも、さほどパワー不足を感じないだろう。
▼写真左:N-BOX/写真右:N-WGN
次期N-WGNの車両重量は、N-BOXに比べて100kgほど軽く、次期型は軽量化にも力を入れるから、ベーシックなグレードであれば800kg弱に収まる。そのため、動力性能と燃費を向上させやすい。また設計が比較的新しいエンジンは、ノイズも抑えられ、静かに走れることもメリットだ。
ホイールベース(前輪と後輪の間隔)もN-BOXと同じ2520mmで、この数値は先代型から踏襲される。それでもプラットフォームはN-BOXと同じく刷新されるから、乗り心地と走行安定性は向上するだろう。
外観は現行N-WGNに似ている。ボンネットを短く抑えた背の高いボディは、広い室内を確保しており、外観が水平基調だから前後左右ともに視界も良い。
>>新型N-WGN、注目すべきはN-BOXを超える“ホンダセンシング”[次ページへ続く]
この記事にコメントする