日産 セレナのリセール率をグレード比較! 最も高いのは「ハイウェイスターV」と判明|MOTA車買取の査定実績データで解説
- 筆者: MOTA編集部
「日産 セレナは人気ミニバンだから、そこそこ高く売れるはず」。そう考えている方は多いはずです。
ただ、同じセレナでも「どのグレードを選んだか」でリセール率が変わることはご存知ですか?
2026年3・5月に月間申込数10万件を突破した「MOTA車買取」の査定実績データを集計した結果、主要グレードでリセール率が最も高かったのは「ハイウェイスターV」と判明しました。
本記事では、現行セレナ(C28型)のリセール率を、グレード別・パワーユニット別・経過年数別に比較します。さらに、いま先代セレナ(C27型)に乗っていて乗り換えを考えている方に向けて、先代のリセールが「どのくらい残っているのか」もデータで解説します。
新型の購入を検討している方はもちろん、乗り換えのタイミングに迷っている先代オーナーにとっても、後悔しない判断材料になるはずです。
現行セレナのグレード別リセール率の比較
MOTAが独自に蓄積した査定実績データをもとに、現行セレナ(C28型)の主要グレードのリセール率を集計しました。
| 調査概要 | |
|---|---|
| 対象車種 | 日産 セレナ(現行C28型) |
| 条件 | 2023〜2025年式・走行3万km以内・修復歴なし |
| 集計期間 | 2025年7月〜2026年7月の査定実績 |
| ソース | MOTA車買取の査定実績データ |
| リセール率の定義 | 査定価格 ÷ 新車価格(税込)× 100 |
| リセール率の算出方法 | 各車両の年式に対応した正確な新車価格(車両本体価格)と実際の査定額をもとに、1台ずつ個別にリセール率を算出し、その平均値を掲載。査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外 |
新車価格帯の違うグレード同士で、リセール率がどう変わるか、まずは以下の表をご覧ください。
グレード別の平均査定額とリセール率
| グレード | 新車価格 | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|---|
e-POWER ハイウェイスターV | 369〜374万円 | 316万円 | 85.0% |
ハイウェイスターV(ガソリン車) | 317〜327万円 | 273万円 | 84.5% |
e-POWER AUTECH | 415〜420万円 | 343万円 | 82.1% |
e-POWER X | 320〜325万円 | 255万円 | 79.1% |
e-POWER ルキシオン | 480〜485万円 | 342万円 | 70.9% |
今回集計した主要グレードのなかでは、「ハイウェイスターV」が、「e-POWER」・ガソリン車ともに約85%と最も高いリセール率を記録しました。
一方で、最上級グレードの「ルキシオン」は70.9%にとどまっています。
新車価格が480〜485万円と高いぶん、「ハイウェイスターV」の下落額が平均で約55万円のマイナスなのに対し、「ルキシオン」は平均で約140万円のマイナスと、金額の目減りは2倍以上に広がります。
少なくともMOTA車買取の査定実績データが示す範囲では、車両価格が高いグレードほど、必ずしもリセール率が高くなるわけではないことがわかります。
装備の充実度と数年後のリセール率は別問題であり、購入時のグレード選びは慎重に検討したいところです。
参考:同年式で比較してもグレード差は明確
「年式によってグレード差は変わるのではないか」と思うかもしれません。そこで、同じ年式に絞って両グレードのリセール率を比較しました。
| 年式 | グレード | リセール率 |
|---|---|---|
2024年式 | ハイウェイスターV | 84.4% |
2024年式 | ルキシオン | 71.0% |
2025年式 | ハイウェイスターV | 86.9% |
2025年式 | ルキシオン | 68.3% |
同じ年式で比べても、「ハイウェイスターV」は「ルキシオン」より13ポイント以上高いリセール率となりました。
年式のばらつきではなく、グレードそのものの違いがリセール率の差につながっていることが読み取れます。
パワーユニットで比較|「e-POWER」「ガソリン車」はリセール率で同水準
セレナのグレード選びで多くの方が迷うのが、パワーユニットを日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」とガソリン車のどちらにするかです。
「人気のありそうなe-POWERのほうがリセール率も高いのでは」というイメージがありますが、MOTA車買取の査定実績データでは意外な結果が出ています。
同じ「ハイウェイスターV」同士でパワーユニットを比較すると、以下のとおりです。
ハイウェイスターVのパワーユニット別リセール実績
| パワーユニット | 新車価格 | リセール率 |
|---|---|---|
e-POWER | 369〜374万円 | 85.0% |
ガソリン車 | 317〜327万円 | 84.5% |
リセール率は「e-POWER」が85.0%、ガソリン車が84.5%と、ほぼ同水準の結果でした。
つまり、値落ちしにくさという観点では、パワーユニットによる明確な優劣は見られないということです。
「e-POWER」は新車価格がガソリン車より高いぶん、査定額も高く出やすい傾向にありますが、購入時の価格差を売却額でどの程度回収できるかは、年式ごとの正確な新車価格と査定額を用いて別途比較する必要があります。
そのため、パワーユニットはリセール率で選ぶよりも、燃費や静粛性、走行フィールといった毎日の使い勝手で選ぶほうが納得感を得やすいといえます。
参考:e-4ORCEのリセール傾向
なお、雪道などで安心な人気の電動駆動4輪制御システム「e-4ORCE」の有無での違いも整理しました。
今回の集計では、「e-4ORCE」の平均リセール率が80.5%、2WDが82.2%と、大きな差はないという結果でした。
地域や使い方で必要性が決まる装備のため、リセールを主目的に「e-4ORCE」を選ぶ必要性は高くないと考えられます。
現行セレナの経過年数別リセール|年式が新しいほど高い
リセール率は、年式が新しいほど高く、経過年数が長い車両ほど低くなる傾向があります。
実際に現行セレナ(C28型)で、経過年数ごとの平均リセール率を確認してみましょう。
現行セレナの経過年数別リセール実績
| 経過年数 | 平均リセール率 | 平均査定額 |
|---|---|---|
1年落ち | 85.1% | 321万円 |
2年落ち | 81.2% | 302万円 |
3年落ち | 79.6% | 293万円 |
4年落ち | 78.9% | 267万円 |
1年落ちの85.1%に対し、経過年数が長い車両群ほどリセール率は低くなり、4年落ちでは78.9%となっています。
最も高かった「ハイウェイスターV」で見ても、1年落ち86.9%に対し3年落ちは83.3%と、経過年数が長いほど低くなる傾向は共通しています。
一般に、経過年数や走行距離が増えるほど査定額は下がる傾向があるため、売却を少しでも考えているなら、価値が比較的残っているうちに今の査定額を把握しておくと判断しやすくなります。
現行セレナ(C28型)は2022年12月発売のため、5年落ち以上のデータは先代セレナ(C27型)が対象です。
では、さらに時間が経ったセレナはどうなっているのでしょうか。ここからは、いま先代セレナ(C27型)に乗っている方に向けて、先代のリセール率を整理しました。
先代セレナのグレード別・年式別のリセール率の比較
今まさに先代セレナに乗っていて、現行への乗り換えを考えている方に向けて、先代のリセールが「今どのくらい残っているのか」を解説します。
先代セレナのグレード別リセール実績
5〜6年落ち(2020〜2021年式・走行5万km以内)の先代セレナを、グレード別に集計しました。
| グレード | 新車価格 | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|---|
ハイウェイスターV(ガソリン車) | 307万円 | 201万円 | 65.5% |
e-POWER ハイウェイスターV | 358万円 | 229万円 | 63.9% |
ハイウェイスター(ガソリン車) | 276万円 | 176万円 | 63.8% |
e-POWER ハイウェイスター | 329万円 | 207万円 | 63.0% |
XV(ガソリン車) | 274万円 | 165万円 | 60.1% |
先代セレナでも、上位グレードの「ハイウェイスターV」がリセール率で上位につく傾向は変わりません。
また、5〜6年落ちの掲載グレードでは、おおむね6割前後の価値が残っており、「e-POWER」とガソリン車で大きな差がつかない点も現行と共通しています。
先代セレナの年式別リセール実績
次に、先代セレナのリセール率を年式別に一覧化しました。
| 年式(目安) | 平均リセール率 | 平均査定額 |
|---|---|---|
2022年式(約4年落ち) | 61.4% | 210万円 |
2021年式(約5年落ち) | 58.4% | 197万円 |
2020年式(約6年落ち) | 50.5% | 168万円 |
2019年式(約7年落ち) | 44.1% | 140万円 |
2018年式(約8年落ち) | 35.2% | 110万円 |
2017年式(約9年落ち) | 28.5% | 82万円 |
2016年式(約10年落ち) | 28.2% | 82万円 |
年式別に見ると、たとえば2021年式と2019年式では、平均査定額に約57万円の差が見られました。
ただし、これは異なる車両群を比較した結果であり、同じ車を2年間保有した場合に必ず同じだけ下落することを示すものではありません。年式に加えて、走行距離やグレード、車両の状態なども査定額に影響します。
それでも全体としては、経過年数が長い車両群ほど、査定額は低くなる傾向がはっきり出ています。
先代セレナに乗っていて乗り換えを検討しているなら、価値が比較的残っている今のうちに実際の査定額を把握しておくことが、乗り換え予算づくりの近道になります。
セレナのオーナー・購入検討者が今やるべきこと
ここまでのデータを踏まえて、現行セレナの購入検討者、現行・先代セレナの売却検討者それぞれのアクションを整理しました。
先代セレナから乗り換えを検討中の方
先代セレナ(C27型)は、5〜6年落ちの掲載グレードでも平均で6割前後の価値が残っています。
ただし、年式別のデータが示すとおり、経過年数が長い車両群ほどリセール率は低くなる傾向があります。
「もう少し乗ってから」と迷っている間にも価値は下がっていく傾向があるため、乗り換えを考えているなら、できるだけ早く行動に移すことをおすすめします。
いまの愛車が高く売れれば、現行セレナなどへの乗り換え予算に余裕が見えてきます。
現行セレナの売却を検討中の方
現行セレナ(C28型)はリセール率が高いことが査定実績からもお分かりいただけたはずです。状態によっては予想以上の査定額になるかもしれません。
乗り換えを検討している方、高く売れるうちに乗り換えたいと考えている方は、まずは「MOTA車買取」で実際の価値を確認してみてください。
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現行セレナの購入を検討中の方
今回のデータでお伝えしたように、現行セレナは主要グレードのなかで「ハイウェイスターV」のリセール率が高い水準にあります。一方で最上級の「ルキシオン」は、装備は充実するもののリセール率は下がります。
グレード選びの段階でリセール率を意識するだけで、数年後の実質コストは変わります。パワーユニットは、リセール率にほぼ差がないため、燃費や走りの好みで選んで問題ありません。
また、今乗っているクルマの具体的な価値を把握しておくと、乗り換えの予算計画が立てやすくなるためおすすめです。
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セレナの各グレードの価格・装備・燃費の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。グレード選びの参考にしてください。
セレナ以外のミニバンや、ほかの車種のリセール・選び方が気になる方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
一括査定サービスについてよく知らないという方は、まず以下の記事で仕組みやメリット・デメリットを確認してみてください。
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