日産 新型エルグランドへ乗り換えの頭金に! 先代エルグランドは今いくらで売れる? 年式・グレード別の査定実績
- 筆者: MOTA編集部
新型エルグランドが2026年7月16日に発売されました。先代エルグランド(E52型)の登場が2010年8月なので、約16年ぶりのフルモデルチェンジです。価格は最も安いX e-4ORCEで689万7000円から。
ただ、乗り換えを考えるときに判断を左右するのは新型の価格に加え、先代エルグランドがいくらで売れるかです。乗り出し価格が700万円以上のため、残クレ(残価クレジット)を利用する人も多い車種ですが、頭金次第で月々の支払い額は大きく変わります。
そこでこの記事では、月間申込数10万件(2026年3月)の実績を持つ「MOTA車買取」の独自データを分析し、先代エルグランドの査定額を年式・グレード・走行距離・修復歴に分解し、いくらで売れるのかの情報を整理しました。
新型エルグランドはいくら? 頭金でどれだけ支払いが変わるか
新型エルグランドの価格は、最も安い「X e-4ORCE」で689万7000円、最上級の「VIP e-4ORCE」で869万8800円です。
| グレード | 価格 |
|---|---|
X e-4ORCE | 689万7000円 |
AUTECH LINE e-4ORCE | 717万9700円 |
G e-4ORCE | 757万9000円 |
AUTECH LINE e-4ORCE "G-spec" | 778万4700円 |
AUTECH e-4ORCE | 824万7800円 |
VIP e-4ORCE | 869万8800円 |
出典:日産自動車 公式サイト/全国希望小売価格(消費税込み)/2026年7月時点。AUTECH e-4ORCEのみ2026年8月上旬の発売で、ほかの5グレードは2026年7月16日の発売です。ステップタイプ(714万6700円から)は福祉車両(ライフケアビークル)の区分のため、上記の表には含めていません。
新型は7人乗りのみの設定です。先代エルグランド(E52型)の8人乗りに乗っている方は、同じ乗車定員を選べない点に注意してください。
頭金を入れると月々の支払いはどれだけ軽くなるか
「X e-4ORCE」を残価設定型クレジットで購入した場合の試算です。
| 頭金 | 月々の支払い | 支払総額 |
|---|---|---|
0万円 | 8万4900円 | 854万円 |
100万円 | 6万5400円 | 839万円 |
200万円 | 4万5900円 | 824万円 |
出典:日産自動車 公式サイトのシミュレーション結果をもとに算出/対象:X e-4ORCE(車両本体価格689万7000円)/現金価格701万6734円(諸費用等11万9734円を含む)/残価設定型クレジット・支払回数60回・実質年率5.7%・均等払い(ボーナス払いなし)・契約走行距離1000km/月・お支払開始2026年8月・最終回支払額351万7000円/月々の金額は2回目以降のもので、初回は9万1668円です。頭金0万円の条件でも、所要資金の端数として6734円の頭金が発生します。支払総額は万円単位に四捨五入しています。
頭金100万円ごとに、月々の支払いは1万9500円軽くなります。この関係は全グレードで同じです。
金額のインパクトがより大きいのは支払総額です。頭金100万円ごとに、支払総額が14万9019円減ります。頭金として入れた分だけ借入額が減り、利息の負担も下がるためです。
表の3行は頭金が100万円ずつ等間隔になっているので、自分の査定額をあてはめて計算できます。
新型の価格は決まっていますが、乗り換えのときに実際に用意する金額は、お持ちの先代エルグランドの査定額で変わります。ここからは、先代エルグランドの査定実績を年式・グレード・走行距離別に確認します。
先代エルグランドの査定額の目安|年式・走行距離別の10パターン
細かい話に入る前に、まず金額の実例を紹介していきます。
先代エルグランドの査定実績から、申し込みが多かった年式を5つ選び、それぞれ件数の多い走行距離帯を2つずつ、計10パターンの平均査定額をまとめました。いずれも修復歴なしの場合です。
2020年は後期型、2018年・2016年・2014年は中期型、2012年は前期型です。
表の右端「確認する」から、その条件で実際にいくらの値がついたのか、1台ずつの査定結果を確認できます。
| 年式 | 走行距離 | 平均査定額 | 査定実績 |
|---|---|---|---|
2020年 | 2〜3万km | 240万円 | |
2020年 | 4〜5万km | 225万円 | |
2018年 | 4〜5万km | 175万円 | |
2018年 | 7〜8万km | 137万円 | |
2016年 | 8〜9万km | 98万円 | |
2016年 | 10〜11万km | 72万円 | |
2014年 | 9〜10万km | 70万円 | |
2014年 | 11〜12万km | 49万円 | |
2012年 | 10〜11万km | 33万円 | |
2012年 | 12〜13万km | 26万円 |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:日産 エルグランド(E52型)修復歴なし/集計期間:査定日2024年7月〜2026年7月/集計時点:2026年7月/数値はいずれも平均査定額で、万円単位に四捨五入しています/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は区分で記録されており、たとえば「4〜5万km」は4万1キロから5万キロまでを指します/年式と走行距離帯は、査定実績の件数が多かった組み合わせを選んでいます/表のリンク先は修復歴の条件を含まない一覧です。
同じ先代エルグランドでも、いちばん高い条件と低い条件では214万円の差があります。年式が新しく走行距離が短いほど高い、という当たり前の関係ですが、金額にすると想像より開きが大きいはずです。
ただし、これはあくまで平均です。同じ年式・同じ走行距離でも、グレードや装備、内外装の状態によって金額は変わります。自分のクルマがいくらになるかは、実際に査定を受けるのが確実です。
査定額を確認する手順は4ステップ
先代エルグランドの査定を受けるなら、手軽に申し込めて高値を狙える「MOTA車買取」がおすすめです。
一括査定は申し込んだ直後に何社もから電話がかかってくる、という印象を持っている方が多いと思いますが、MOTA車買取はその仕組みが違います。
査定の流れは、以下の4ステップです。

このとおり、申し込み直後に各社から電話が来ることはありません。最短3時間後にWEBで最大20社の概算額を確認でき、やりとりするのは高額査定の上位最大3社のみです。何十社からの電話ラッシュは避けられます。
※最大20社の結果開示と同時に、上位3社よりご連絡が入ります。※上位3社は入札額により自動で決まります。4位以下の買取店を追加することはできますが、上位3社を除外することはできません。※車種やお住まいのエリアによって、査定に参加する買取店が3社未満になる場合や、対象外となる場合があります。※WEBで開示される金額は概算です。実車査定の結果によって金額が変わることがあります。
気軽に利用できるのも特徴。金額を見てから売るかどうかを決めれば良い(利用料・キャンセル無料)ので、まずは今の愛車の価値を確認してみませんか?
ここから先は、この金額が何によって上下するのかを見ていきます。年式、グレード、走行距離、修復歴の4つの順に確認します。
先代エルグランドの年式別の査定実績
| 年式 | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|
2020〜2025年式 | 244万円 | 55.6% |
2014〜2019年式 | 105万円 | 26.0% |
2010〜2013年式 | 30万円 | 7.5% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:日産 エルグランド(E52型)修復歴なし・走行距離の制限なし/集計期間:査定日2024年7月〜2026年7月/集計時点:2026年7月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100/各車両の年式に対応した新車価格(車両本体価格)と査定額をもとに1台ずつ個別にリセール率を算出し、その平均値を掲載しています/新車価格にメーカーオプション・ディーラーオプションは含みません/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/2010年式は先代(E52型)とその前の型が混在するため、型式で判別して先代のみを集計しています。
E52型は2014年1月と2020年10月にマイナーチェンジを受けています。つまり、前期型は2010年8月から2014年1月まで、中期型は2014年1月から2020年10月まで、後期型は2020年10月以降です。
この区切りで3つに分けると、平均査定額は後期型が244万円、中期型が105万円、前期型が30万円でした。
ここでいうリセールバリュー(新車価格に対して売却時にいくら残るかの割合)は、後期型で55.6%です。新車価格の半分以上が残っている計算になります。
前期型の30万円という数字を見て、思ったよりも低いと感じた方もいるかもしれません。ただ、これは平均です。前期型のうち査定額が高いほうから4分の1に入るクルマは41万円以上、上位10%は59万円以上の査定額がついています。
中期型も同じで、平均105万円に対して上位4分の1は148万円以上、上位10%は188万円以上。年式が古いから値がつかないとは限りません。
リセール率と査定額のどちらで見るべきか
リセール率と査定額は、見る目的が違います。
| 知りたいこと | 見る指標 |
|---|---|
車種やグレードの資産価値を比べたい | リセール率 |
乗り換えの予算を組みたい | 平均査定額 |
自分のクルマがいくらになるか知りたい | 実際の査定額 |
注意したいのは、リセール率が高いほど手元に残る金額が大きい、とは限らないことです。
次の章で扱う中期型のグレード別で、実際にその状態が起きています。「250ハイウェイスターS」はリセール率34.0%で最上位ですが、平均査定額は126万円。「250ハイウェイスター プレミアム」はリセール率29.9%で下回るものの、平均査定額は134万円です。
理由は「250ハイウェイスターS」の成り立ちにあります。日産の発表によると、このグレードは人気グレード「250ハイウェイスター」をベースに、装備の変更を2点にとどめたうえで、ベース車から20万880円価格を下げて設定されました。装備をほぼ維持したまま新車価格を下げたグレードなので、中古車市場での評価が同じ水準でもリセール率は高く出ます。
つまり、売却を考えるなら、見るべきは金額です。
先代エルグランドのグレード別の査定実績
E52型は時期によってグレードの構成が変わっています。前期型・中期型・後期型に分けて、それぞれのグレード別の査定実績を確認します。
中期型はデータの厚みがあり、グレード間の差が最も明確に出るため、ここを中心に解説します。
中期型(2014年1月以降)のグレード別査定実績
中期型は2014年1月から2019年までですが、ここでは2016〜2019年式・走行5〜12万kmに絞って比較します。
絞る理由は、グレードごとの年式のばらつきをなくすためで、走行距離をそろえているのも同じ理由です。
年式と走行距離の条件を固定することで、グレードそのものの差だけが残ります。
| グレード | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|
250ハイウェイスターS | 126万円 | 34.0% |
250ハイウェイスター プレミアム | 134万円 | 29.9% |
ライダー | 116万円 | 24.1% |
350ハイウェイスター系 | 115万円 | 22.6% |
250XG | 53万円 | 15.8% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:日産 エルグランド(E52型)2016〜2019年式・走行5〜12万km・修復歴なし/集計期間:査定日2024年7月〜2026年7月/集計時点:2026年7月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100/各車両の年式に対応した新車価格(車両本体価格)と査定額をもとに1台ずつ個別にリセール率を算出し、その平均値を掲載しています/新車価格にメーカーオプション・ディーラーオプションは含みません/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は「〜5万キロ」「〜6万キロ」のように区分で記録されているため、「走行5〜12万km」は5万1キロから12万キロまでの区分を集計しています/350ハイウェイスター系は3.5L V6のグレードで、VIPを含みます/「ライダー」には2.5Lと3.5Lの両方を含み、3.5Lの「ライダー」も「ライダー」の行で集計しています/250ハイウェイスターSは標準仕様のみを集計しており、「ジェットブラック アーバンクロム」「ホワイトレザー アーバンクロム」などの特別仕様車は新車価格が異なるため含めていません。
リセール率が最も高いのは「250ハイウェイスターS」の34.0%です。最も低い「250XG」は15.8%で、18.2ポイントの差があります。
平均査定額で見ると、順番が入れ替わります。最も高いのは「250ハイウェイスター プレミアム」の134万円で、「250ハイウェイスターS」は126万円。リセール率では最上位のグレードが、金額では2番目になります。
「250ハイウェイスターS」と「350ハイウェイスター系」の比較
3.5L V6を積む350ハイウェイスター系の新車価格は平均510万円、平均査定額は115万円です。「250ハイウェイスターS」は新車価格371万円で平均査定額126万円。新車価格の差は139万円ありますが、平均査定額は350ハイウェイスター系のほうが11万円低くなっています。
この2つの違いは主に排気量です。新車価格が高いのは3.5Lのほうですが、査定額で選ばれているのは2.5Lです。同じ傾向は後期型でも出ています。
「250XG」と「250ハイウェイスターS」の比較
「250XG」は新車価格335万円で、平均査定額は53万円です。「250ハイウェイスターS」の126万円と比べると73万円低く、半分以下の水準になります。新車価格の差は36万円です。
「ライダー」(AUTECH)の位置づけ
「ライダー」は新車価格487万円で、平均査定額116万円、リセール率24.1%です。「250ハイウェイスターS」と「250ハイウェイスター プレミアム」のどちらよりも平均査定額が低くなっています。
なお「ライダー」には2.5Lと3.5Lの両方があり、この行は両方をまとめた数値です。表の新車価格487万円は、集計した車両の新車価格を平均した金額で、2.5Lが平均445万円、3.5Lが平均547万円です。3.5Lが混ざっているぶん、新車価格の平均が高くなっています。
中期型で見るかぎり、カスタムグレードが必ず高く売れるとは限らないという結果です。ただし後期型では傾向が変わります。
後期型(2020年10月以降)のグレード別査定実績
2020〜2025年式・走行2〜9万kmに条件をそろえた比較です。
| グレード | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|
AUTECH ※ | 283万円 | 56.79% |
250ハイウェイスター プレミアム | 268万円 | 56.81% |
250ハイウェイスターS | 239万円 | 60.98% |
350ハイウェイスター系 | 231万円 | 45.20% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:日産 エルグランド(E52型)2020〜2025年式・走行2〜9万km・修復歴なし/集計期間:査定日2024年7月〜2026年7月/集計時点:2026年7月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100/各車両の年式に対応した新車価格(車両本体価格)と査定額をもとに1台ずつ個別にリセール率を算出し、その平均値を掲載しています/新車価格にメーカーオプション・ディーラーオプションは含みません/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は「〜2万キロ」「〜3万キロ」のように区分で記録されているため、「走行2〜9万km」は2万1キロから9万キロまでの区分を集計しています/350ハイウェイスター系は3.5L V6のグレードで、VIPを含みます/「ライダー」には2.5Lと3.5Lの両方を含み、3.5Lの「ライダー」も「ライダー」の行で集計しています/※AUTECHは集計対象が少ないため参考値です/ライダーと250XGは集計対象が少なく参考値の目安も下回るため、表から省いています。
参考値の「AUTECH」を除くと、平均査定額が最も高いのは「250ハイウェイスター プレミアム」の268万円です。
リセール率で見ると、「AUTECH」とプレミアムはほぼ同水準です。56.79%と56.81%で、差は0.02ポイントしかありません。
後期型でリセール率が最も高いグレード
「250ハイウェイスターS」は平均査定額239万円ですが、リセール率は60.98%で最上位です。新車価格393万円に対して6割が残っている計算になります。
一方、350ハイウェイスター系は45.20%で明確に低くなっています。3.5Lが不利という傾向は、中期型と後期型で共通しています。
カスタムグレードの世代間の違い
中期型の「ライダー」は平均査定額116万円で、「250ハイウェイスターS」とプレミアムのどちらよりも低い水準でした。ところが後期型の「AUTECH」は283万円で、参考値ながら最も高くなっています。
前期型(2010年8月〜2014年1月)のグレード別査定実績
2010〜2013年式・走行8〜15万kmに条件をそろえた比較です。
| グレード | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|
250ハイウェイスター | 29万円 | 7.73% |
ライダー | 28万円 | 6.20% |
350ハイウェイスター系 | 29万円 | 6.13% |
250XG | 18万円 | 5.48% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:日産 エルグランド(E52型)2010〜2013年式・走行8〜15万km・修復歴なし/集計期間:査定日2024年7月〜2026年7月/集計時点:2026年7月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100/各車両の年式に対応した新車価格(車両本体価格)と査定額をもとに1台ずつ個別にリセール率を算出し、その平均値を掲載しています/新車価格にメーカーオプション・ディーラーオプションは含みません/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は「〜8万キロ」「〜9万キロ」のように区分で記録されているため、「走行8〜15万km」は8万1キロから15万キロまでの区分を集計しています/2010年式は先代(E52型)とその前の型が混在するため、型式で判別して先代のみを集計しています/350ハイウェイスター系は3.5L V6のグレードで、VIPを含みます/3.5Lの「ライダー」は「ライダー」の行に含めています。
前期型はグレード間の差が小さくなっています。リセール率の最上位は「250ハイウェイスター」の7.73%、最下位は「250XG」の5.48%で、差は2.25ポイントです。中期型の18.2ポイントと比べると大きく圧縮されています。
金額で見ると、「250XG」の18万円に対してほかの3系統は28万円から29万円で、11万円ほどの差があります。
先代エルグランドの走行距離別の査定実績
グレードは買ったときに決まってしまいますが、走行距離はこれから変わります。ここでは中期型に限定し、年式による影響を抑えたうえで走行距離帯ごとの査定実績を並べました。
| 走行距離 | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|
3万km以下 | 189万円 | 45.6% |
3〜5万km | 168万円 | 42.0% |
5〜8万km | 134万円 | 33.2% |
8〜10万km | 93万円 | 23.3% |
10〜15万km | 60万円 | 14.6% |
15万km超 | 27万円 | 6.6% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:日産 エルグランド(E52型)2014〜2019年式・修復歴なし/集計期間:査定日2024年7月〜2026年7月/集計時点:2026年7月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100/各車両の年式に対応した新車価格(車両本体価格)と査定額をもとに1台ずつ個別にリセール率を算出し、その平均値を掲載しています/新車価格にメーカーオプション・ディーラーオプションは含みません/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は「〜3万キロ」「〜5万キロ」のように区分で記録されているため、たとえば「3〜5万km」は3万1キロから5万キロまでの区分を集計しています。
走行距離による差は、年式やグレードよりもはっきり出ます。3万km以下は平均189万円、15万km超は平均27万円。同じ年式帯でも7倍の開きがあります。
下がり方は一定ではありません。3万km以下から5万kmまでの差は21万円ですが、5万kmから8万kmでは差が34万円、8万kmから10万kmでは差が41万円と、中盤で下落が大きくなります。10〜15万kmの平均査定額は60万円、15万km超では平均27万円です。
年式やグレードによる差より、走行距離による差のほうが大きいのがエルグランドの特徴です。中期型のグレード別で最も高い「250ハイウェイスター プレミアム」と最も低い「250XG」の差が81万円だったのに対し、走行距離では162万円の差がついています。
走行距離は、これから増えていく一方です。売る時期を決めていなくても、今の価値を知っておくと判断の基準ができます。「どうせ安くしか売れない」と思っていたクルマが、予想以上の査定額になるケースも少なくありません。
走行距離が増える前に、今の価値を確かめておくのも一つの手です。「MOTA車買取」なら最大20社がWEBで入札するので、1社ずつ回らずに最高額を比べられます。入力は最短45秒、利用料もキャンセル料も無料です。
先代エルグランドの修復歴別の査定実績
修復歴があると査定額はどれだけ下がるのか。走行距離の条件をそろえて比較しました。
2014〜2019年式に限定し、修復歴なしと修復歴あり(修理済み)を走行距離帯ごとに並べています。修復歴のあるクルマは走行距離が多くなりやすいため、距離をそろえないと下落幅を大きく見せてしまいます。
| 走行距離 | 修復歴なし | 修復歴あり |
|---|---|---|
5万km以下 | 175万円 | 128万円 |
5〜8万km | 134万円 | 92万円 |
8〜10万km | 93万円 | 64万円 |
10〜13万km | 64万円 | 45万円 |
13万km超 | 38万円 | 26万円 |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:日産 エルグランド(E52型)2014〜2019年式/集計期間:査定日2024年7月〜2026年7月/集計時点:2026年7月/数値はいずれも平均査定額です/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は「〜5万キロ」「〜8万キロ」のように区分で記録されているため、たとえば「5〜8万km」は5万1キロから8万キロまでの区分を集計しています/比較したのは修復歴あり(修理済み)のみで、未修理のクルマや走行できない状態のクルマは区分が異なるため含めていません。
走行距離をそろえると、修復歴ありは修復歴なしの約7割にとどまります。およそ3割下がると考えておくとよいでしょう。
走行5〜8万kmの帯では、修復歴なしが平均134万円、修復歴ありが平均92万円で、42万円の差があります。
下がり方は走行距離帯によってほとんど変わりません。5万km以下で72.9%、13万km超で69.2%と、多くの帯で7割前後に収まっています。走行距離が多いほど修復歴の影響が薄まる、という関係にはなっていません。
ただし、値がつかなくなるわけではありません。走行5万km以下であれば、修復歴があっても平均128万円の査定額がついています。
査定額を残クレの頭金に充てると、支払いはこう変わる
年式帯ごとの平均査定額を、新型の支払いにあてはめてみます。査定額の全額を頭金に充てた場合の目安です。
まず、自分のエルグランドがどの年式帯に入るかを確認します。
| エルグランドの年式 | 平均査定額 |
|---|---|
後期:2020〜2025年式 | 244万円 |
中期:2014〜2019年式 | 105万円 |
前期:2010〜2013年式 | 30万円 |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:日産 エルグランド(E52型)修復歴なし・走行距離の制限なし/集計期間:査定日2024年7月〜2026年7月/集計時点:2026年7月/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています。
次に、その金額を頭金に充てたときの支払いです。
| 頭金の目安 | 月々の支払い | 総支払額 |
|---|---|---|
頭金200万円 | 4万5900円 | 824万円 |
頭金100万円 | 6万5400円 | 839万円 |
頭金0円に近い | 8万4900円 | 854万円 |
出典:日産自動車 公式サイトのシミュレーション結果をもとに算出/対象:新型エルグランド X e-4ORCE(車両本体価格689万7000円)/残価設定型クレジット・支払回数60回・実質年率5.7%・均等払い(ボーナス払いなし)・契約走行距離1000km/月・お支払開始2026年8月/その他の条件は本記事前半の試算表と同じです。
2つの表を上下で見比べると、自分の年式帯がどの支払いに対応するかが分かります。
中期型に乗っている方であれば、平均査定額105万円が頭金100万円の行にほぼ当てはまります。月々の支払いは6万5400円、総支払額は839万円が目安です。
後期型なら平均244万円で、頭金200万円の行を超えます。
前期型は平均30万円なので、頭金なしに近い条件になります。ただし前期型でも、査定額が高いほうから4分の1に入るクルマは41万円以上、上位10%は59万円以上です。自分のクルマがどこに入るかは、出してみないと分かりません。
残クレを選ぶかどうかは別の判断
ここまでの試算は残価設定型クレジット(残クレ)の数字ですが、この記事は残クレをおすすめするものではありません。
残価設定型クレジットは、あらかじめ据え置いた残価の分にも金利がかかります。そのため総支払額は通常のローンより高くなりやすいという性質があります。月々の支払いが軽くなるのは、そのコストと引き換えです。
長く乗り続けるつもりなら、通常のローンのほうが総額を抑えられます。
頭金が増えれば月々が軽くなるのは、残価設定型クレジットでも通常のローンでも同じです。今のクルマの価値を知っておく意味は、支払方法によって変わりません。
残価保証の条件は自分の乗り方でクリアできるか
日産の残価設定型クレジットには、契約走行距離・修復歴・内外装の損傷について条件があります。5年60回・1000km/月のコースなら、走行距離の免責基準は6万km、精算可能な上限は9万kmです。
内外装の損傷については、エルグランドの免責基準は20万円以内、精算可能な上限は25万円です。これは日産 アリアやフェアレディZと並ぶ最も緩い枠で、セレナやノートの10万円以内より余裕があります。
問題になりやすいのは走行距離です。エルグランドのオーナーが実際にどれくらい走っているかを見てみます。
| 年式 | 月平均走行(中央値) | 1000km/月以内 |
|---|---|---|
2020〜2025年式 | 784km | 67.1% |
2014〜2019年式 | 777km | 74.0% |
2010〜2013年式 | 706km | 84.3% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:日産 エルグランド(E52型)修復歴の条件なし・全グレード/集計期間:査定日2024年7月〜2026年7月/集計時点:2026年7月/月平均走行距離は走行距離を経過月数で割って算出しています/走行距離は区分で記録されているため、区分の上限値をもとにした概算値です/2010年式は先代(E52型)とその前の型が混在するため、型式で判別して先代のみを集計しています。残価設定型クレジットの条件は日産自動車 公式サイト(2026年7月時点)。
月平均の走行距離は、どの年式帯でも中央値が700kmから790kmの範囲に収まっています。1000km/月のコースなら、7割前後の方が範囲内に入る計算です。
なお残価率はグレードによって異なります。カタログモデルの「X」と「G」、それに「VIP」が51.0%、「AUTECH」系の3グレードが54.0%です。いずれも車両本体価格に対する割合で、5年60回・1000km/月のコースの数値です。
まとめ|同じ条件でも査定額には幅がある
ここまで年式・グレード・走行距離・修復歴で査定額を分解してきました。最後に、この記事の数字の限界について触れておきます。
同じ年式・同じグレード・同じ走行距離帯でも、査定額には幅があります。
| 年式 | 条件をそろえたときの査定額の開き |
|---|---|
後期:2020〜2025年式 | 223〜290万円(差額67万円) |
中期:2014〜2019年式 | 85〜125万円(差額40万円) |
前期:2010〜2013年式 | 23〜38万円(差額15万円) |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:日産 エルグランド(E52型)修復歴なし/集計期間:査定日2024年7月〜2026年7月/集計時点:2026年7月/年式帯・グレード系統・走行距離帯をそろえた区分ごとに査定額の下位25%と上位25%の水準を求め、区分の規模に応じて加重平均した値です/したがって表の金額はその年式帯の査定額の上限・下限ではなく、条件をそろえたときに生じる開きの目安です/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/金額は万円単位に四捨五入しています。
条件をそろえても、後期型では223万円から290万円まで、中期型では85万円から125万円までの開きがあります。相場の目安はあくまで目安で、自分のクルマの金額は出してみないと分かりません。
この幅は、個体のコンディション・装備・使われ方によるものです。
資産価値を重視するなら知っておきたい2つのこと
この記事の分析から確認できたことを、2つに絞ってまとめます。
走行距離の影響がいちばん大きい
中期型では、走行3万km以下で平均189万円、15万km超で平均27万円と7倍の開きがありました。グレードによる差が最大81万円だったのに対し、走行距離では162万円です。
資産価値を重視するなら、年間の走行距離が価値の目減りに最も効いてきます。
修復歴の影響は3割程度
走行距離をそろえると、修復歴ありは修復歴なしの約7割でした。この水準は走行距離帯によってほとんど変わりません。
事故は避けようとして避けられるものではありませんが、影響の大きさを知っておく価値はあります。
なおグレード選びについては、この記事のデータから新型への示唆を出すことはできません。先代で最も一貫していた「3.5Lが不利」という傾向は、新型が全車e-POWERで排気量の選択肢がないため当てはまりません。
先代エルグランドを売るなら、まず最高額を知る
ここまで見てきたとおり、同じ先代エルグランドでも年式・グレード・走行距離・修復歴で査定額は大きく変わります。条件をそろえても、後期型では223〜290万円の幅がありました。
つまり、1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。
「MOTA車買取」は、最大20社の買取店がWEB上で入札して査定額を競う仕組みです。愛車の情報を入力するのは最短45秒で、最短3時間後にはWEB上で各社の概算額を比べられます。
やりとりするのは高額査定の上位最大3社のみなので、何十社からの電話ラッシュは避けられます。
気軽に使えるのも特徴です。利用料もキャンセル料も無料なので、金額を見てから売るかどうかを決められます。乗り換えの予算を組むための相場確認だけでも使えます。
MOTAの利用者アンケートでは、下取りと比べて平均30.3万円お得になったという結果も出ています。
※平均30.3万円はMOTA自社アンケートによるもの。回答3,645件、2023年6月〜2024年5月。査定額・差額は車種や状態などにより異なります。※最大20社の結果開示と同時に、上位3社よりご連絡が入ります。※上位3社は入札額により自動で決まります。※車種やお住まいのエリアによって、査定に参加する買取店が3社未満になる場合や、対象外となる場合があります。※WEBで開示される金額は概算です。実車査定の結果によって金額が変わることがあります。
新型エルグランドへの乗り換えを検討している方は、先代エルグランドの価値を把握しておくと、頭金にいくら回せるのかが見えて予算計画が立てやすくなります。
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