独3大ブランド アッパーミディアムセダン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
2009年にメルセデス・ベンツEクラス、2010年にBMW5シリーズ、そして2011年にアウディA6がモデルチェンジしたことで、独3大プレミアムブランドのEセグメントのセダン3モデルが全て新型となった。
4代目となるアウディA6は、2011年8月に発売。
内外装デザインの一新を図り、ボディサイズを拡大しながらも、独自の最新の軽量化技術「アウディ・ウルトラ・ライトウェイト・テクノロジー」により車重増を抑えた。エンジンはガソリンV6のみで、2.8リッター自然吸気の「2.8FSIクワトロ」(610万円)と、写真の3リッタースーパーチャージャーの「3.0TFSIクワトロ」(835万円)という2グレードの車種体系だ。
6代目BMW5シリーズのセダンは、2010年3月に発売。
プラットフォームを現行7シリーズと共用し、ボディサイズは先代よりさらに拡大された。2011年10月の改良で、「523i」(610万円)のエンジンが2.5リッター直6自然吸気に替えて2リッター直4ターボが採用された。その他のエンジン及びグレード名は、3リッター直6自然吸気を積む「528i」(715万円)と、同ターボの「535i」(840万円/写真)、4.4リッターV8ターボの「550i」(1040万円)という4タイプの設定に。どれもグレード名の下2桁と実際の排気量が一致せず、自然吸気で何リッター相当という意味合いを持つ。
4代目メルセデス・ベンツEクラスセダンは、2009年6月に発売。
2011年10月時点で、「E250CGIブルーエフィシェンシー」から「E550アバンギャルド」まで、ディーゼルを含む5種類のエンジンと8つのグレードがラインアップ。全体としてアバンギャルド系がメインだ。今回は、クリーンディーゼルを搭載したプレミアムカーとして、執筆時点の日本市場では唯一の選択肢となる「E350ブルーテックアバンギャルド」(798万円)を持ち込んだ。
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