「トヨタ カローラクロス」購入予算200万円台で中古の「メルセデス・ベンツ GLA」を買う選択肢もアリ![コンパクトSUV、どっち買う!?]

  • 筆者: 遠藤 イヅル
  • カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
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オールレンジでSUVをカタログに載せるトヨタが、2021年9月14日に発売を開始したトヨタ 新型「カローラ クロス」。ちょうどよいサイズに派手すぎないデザイン、充実した装備、高い実用性を持ち、199万9000円からという魅力的な価格帯で販売される。まさに死角無しのSUVだ。一方、カローラクロス購入予算の200万円台だと、中古車ならかなり広範囲の車種が入ってくる。5年落ち・5万キロ以内の好条件なら、新車当時で400万円以上した人気SUVもターゲットインするのだ。

そこで今回は、200万円台で買える魅力的なSUVとして、「メルセデス・ベンツ GLAクラス」をチョイス。果たしてGLAをその額で購入することはできるのか? を調べてみた。

目次[開く][閉じる]
  1. メルセデス・ベンツの魅力的なコンパクトSUV「GLAクラス」
  2. 5年落ち・走行5万キロ以下・200万円台で「メルセデス・ベンツ GLAクラス」を検索!
  3. 200万円台の予算なら上位仕様の4WDモデルや、高年式な後期型もターゲットに
  4. 安全性高く、「イイモノ」感が漂うGLAクラスというチョイスはいかが?

メルセデス・ベンツの魅力的なコンパクトSUV「GLAクラス」

世界の各メーカーはSUVの販売を強化しているが、メルセデス・ベンツもその例外ではなく、2021年現在GLA、GLB、GLC、GLE、GLS、そしてGクラスに加え、電気自動車のEQA、EQC、EQSまで用意。今や、SUVがメインとも言えるラインナップを誇る。

2014年に日本での発売を開始したGLAクラスは、メルセデス・ベンツとしては5番目のSUVで、かつもっともコンパクトなモデルだ。SUVを示す「GL」に「Aクラス」を組み合わせる車名の通り、初代では、ハッチバックのAクラスをベースに、SUVテイストの外観を持たせていた。

デビュー時のグレードは、別格の高性能版「AMG」を除くと、1.6リッターエンジンを積むベーシックな「GLA180」、2リッターエンジン・四輪駆動の上位仕様「GLA250 4マチック」でスタート。どちらにも車高を10mm低くした「スポーツ」と、逆に30mmアップした「オフロード」を設定していた。

2017年にはマイナーチェンジを受け後期型に。内外装の意匠を変更した。グレード面では、GLA250 4マチックを受注生産化、その代わりに「GLA220 4マチック」を新規導入、「スポーツ」「オフロード」の標準設定を廃止した。2020年からは2代目に移行し、現在に至っている。

5年落ち・走行5万キロ以下・200万円台で「メルセデス・ベンツ GLAクラス」を検索!

GLAクラスの検索にあたり、価格をカローラクロスの中心販売価格帯200万円台に固定。古い年式や距離が多い個体だと、トラブルの可能性も高くなるため、年式は5年落ち、走行距離は5万キロとした。

走行距離5万キロ以内、2016年式までの「GLAクラス」の中古車を検索!

▼中古車検索条件▼

・メーカー車名: GLAクラス

・モデル:2014年式モデル

・年式:平成28(2016)年~令和3(2021)年

・走行距離:~最大5万キロまで

・価格帯: 200万円台

・修復歴:なし

(2021年9月19日現在 MOTA調べ)

メルセデス・ベンツ/GLAクラス
メルセデス・ベンツ GLAクラスカタログを見る
新車価格:
599万円806万円
中古価格:
125万円764.2万円

200万円台の予算なら上位仕様の4WDモデルや、高年式な後期型もターゲットに

検索結果では、上記条件で66台がヒットした。そこで5年落ち・3万キロとさらに絞ると41台、3年落ち・3万キロに変更したところ8台が表示された。(2021年9月10日現在 MOTA調べ)

66台の内訳を詳しく見てみよう。ベースグレードのGLA180がメインで、GLA 180スポーツも多数見られた。GLA180比で89psも最高出力が高い、211psというハイパワーのGLA250 4マチックも250万円前後から出現。さらには、2017年以降の後期型(フォグランプが丸いので判別は容易)も、GLA180・GLA220 4マチックともに思った以上の台数がターゲットに入ってくるのは驚きだ。参考までに、2016年の新車価格は、GLA180が364.6万円、同スポーツは427.8万円、GLA250 4マチックは496万円だった。

安全性高く、「イイモノ」感が漂うGLAクラスというチョイスはいかが?

メルセデス・ベンツの安全性の高さは定評があり、それはコンパクトなAクラスやGLA クラスでも例外ではない。初代Aクラスの安全装備は、CPA(緊急ブレーキ)を標準、先進安全運転支援システムの「レーダーセーフティパッケージ(CPA、ブラインドスポットアシスト、ディストロニックプラス、レーンキーピングアシスト、PRE-SAFE)」をオプションとしていた。

「中古車では安全装備がイマイチだからなあ」と、購入や選択を躊躇する人も多いと思うが、検索されたGLA クラスの中古車には、レーダーセーフティパッケージを備えた物件も多く、迷える人の背中を後押しする(物件によっては「RSP」と記載されているので、確認してみてほしい)。その他、260万円前後で革シートやアップルカープレイ搭載という魅力的な物件もあった。

「まさか、自分がメルセデス・ベンツを買うなんて…」そんな感動を200万円台で味わってみよう

200万円台のGLAクラスとなると、確かに中古車という選択になる。輸入車が初めての場合、そのハードルもある。カローラクロスに比べると全長も短く、ユーティリティは劣るのも否めない。しかし、コンパクトなクルマながらも、GLAクラスに乗り込んだ時に感じる「ああ、これはイイモノだ!」という印象が強いのも確か。セグメントを考えたら、その質感の高さや仕上がりは、圧倒的と言っても良いほどである。

それに「メルセデス・ベンツは敷居が高い」という印象も、アクティブで若々しいデザインのGLAクラスでは、あまり感じることはないかもしれない。4マチックを選べば、悪路走破性もグンと高まる。まさか、自分がメルセデス・ベンツを買うなんて…ということがあるかもしれないのが、中古車選びの楽しさでもあるのだ。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:メルセデス・ベンツ日本・TOYOTA]

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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