航続距離はなんと「912km」!BMW 320i 実燃費イベントレポート/岡本幸一郎(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
912kmを大きく上回ったBMW 320iの航続距離
「今回の主旨はエコランではなく、あくまで普通に運転した状態で燃費がいいことを体感いただきたい」と事前に聞かされていたものの、こうしてディスプレイとにらめっこしながら運転していると、やはり気持ちが競争モードになってしまうのは否めない。
帰路の京橋ICで首都高速を下りた時点で、航続距離は971kmまで伸び、平均燃費は15.8km/Lを維持。
京橋ICを過ぎたあたりでほんの数秒ほど表示された16.1km/Lが、一連の中での平均燃費のベストだったと思う。しかし、ここからの一般道ではマイナスに転じるはず。
そこでCarWatch T氏は、事前にインストラクターから説明があったとおり、効果的と思われるシチュエーションで、手動でアイドリングストップを実施。
ちなみにBMW320iのMT車であればスタートストップ機能が標準装備されており、すべて機械に任せればいいわけだが、AT車でも、15秒以上の停車であれば、始動時に通常よりも燃料を多く消費することを考慮しても、手動でアイドリングストップを行なうことで燃料消費を抑えられる(山根健テクニカル・コーディネーター談)という。
さらに、BMW 320iをはじめBMW車では、それをボタン操作で簡単に行なえるし、ストップボタンを押しただけのときには、エアコンは停止するが、カーナビや灯火類などは走行中と同じ状態が保たれるところも特徴だ。
そして、気になる帰着時のデータは、平均燃費15.6km/L、航続距離982kmだった。
なお、走行距離は69km、走行時間は1時間15分、平均速度は59.0km/hだ。1000kmには届かなかったものの、912kmを大きく上回る航続距離と、10・15モードを0.4km/L上回る燃費をマークすることができたわけだ。
ちなみに、航続距離990km超、平均燃費16km/L超を達成したグループもあったらしい。
競争が主旨ではなく、あくまで普通に走って良好なデータが得られることを体感するのが目的であるとはいえ、こう聞かされるとちょっと悔しい。
我々も、もし最初から真剣に競うつもりでやっていればできなかったわけではない、と強がっておこう(笑)
同イベントにおいて、BMW 320iの燃費の良さ、航続距離の長さを体感した1日であった。
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