全てが新しく生まれ変わった“新生ボルボ”の第1弾!「XC90」新型車解説(2/3)
- 筆者: 山本 シンヤ
パワートレインは「ターボ」「ツインチャージャー」「プラグインハイブリッド」の3タイプ
パワートレイン「Drive-E」は3タイプ全てが4気筒2リッターだが、T5 AWDは254ps/350Nmを発揮する「ターボ」、T6 AWDは320ps/400Nmを発揮するターボ+スーパーチャージャーの「ツインチャージャー」、そしてT8 TWIN ENGINE AWDにはツインチャージャーに87ps/240Nmのモーターを組み合わせ、トータル出力407ps/640Nmの「プラグインハイブリッド」を設定。全てのパワートレインは8速ATとの組み合わせだ。
どのタイプにもドライバーの好みや走行シーンに合わせてセレクト可能な「ドライブモード」を設定。T5/T6はデフォルトのコンフォートモードに加え、エコモード/ダイナミックモード/オフロードモード/インディヴィジュアルモード(ドライバーが任意で設定可能)を用意。T8はハイブリッドモード/ピュアモード(モーター走行最優先)/パワーモードとなっている。
スポーティからエレガントへ
エクステリアもこれまでのボルボとはちょっと違う。
従来はややスポーティ路線を強調していたが、XC90からはエレガント路線へと移行。2013-2014年に海外モーターショーで発表されたデザインコンセプト3部作(クーペ コンセプト/コンセプト XC クーペ/コンセプト エステート)のモチーフが随所に盛り込まれ、今後登場するニューモデルもこの路線となるそうだ。
従来のボルボらしさを受け継ぎながらもスカンジナビアンデザインをより強調させたデザインで、リニューアルされたフロントグリルやヘッドランプのT字型のポジションランプ(北欧神話に登場する雷神「Thor」の持つ武器「トールハンマー」がモチーフ)も特徴の一つとなっている。
ちなみにエクステリアは3つのグレード(モーメンタム/Rデザイン/インスペクション)が用意されており、グレードによりフロントグリル&バンパーやテールパイプ、ホイール、ルーフレールなどが異なる。
この記事にコメントする