autoc-one.jp 記事・レポート 特集 イベントレポート 2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーがボルボ XC60に決定! 今年の1台をジャーナリストたちはどう評価したのか

イベントレポート 2017/12/12 00:27

2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーがボルボ XC60に決定! 今年の1台をジャーナリストたちはどう評価したのか

関連: ボルボ XC60 , ホンダ N-BOX , レクサス LC Text: オートックワン 編集部 Photo: オートックワン 編集部
2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー|2017年12月11日(月)最終選考会の模様
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輸入車受賞は2度目、ボルボ車では史上初の快挙!

今年最も優秀なクルマに贈られる「第38回 2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー」はボルボ XC60に決定した!

輸入車の受賞はVW ゴルフに次ぐ2度目。ボルボ車としては38年の歴史上初の快挙だ。日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)の選考委員としてオートックワンでもお馴染みのモータージャーナリストたちは、果たしてどのような評価を下し、イヤーカーに投票したのか。その模様をレポートする。

>>選考委員の投票結果は!? COTYの気になる配点票をチェック[画像ギャラリー]

年末恒例の日本カー・オブ・ザ・イヤー。自動車評論家・モータージャーナリストや文化人など、総勢60名の選考委員が投票により選出する。ニュースでの既報通り、第38回 2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーはボルボ XC60が選出された。輸入車が1位となったため、2017年はインポート・カー・オブ・ザ・イヤーは該当車なしとなる。

また2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー 部門賞には、イノベーション部門賞にトヨタ プリウスPHV、エモーショナル部門賞にレクサス LC、スモールモビリティ部門賞にホンダ N-BOXが、それぞれ選ばれている。

さらに今回、”トヨタ「ハイブリッド車の世界累計販売が1000万台突破」”と”佐藤 琢磨(レーシングドライバー)「インディアナポリス500マイルレースで日本人初の優勝」”にもそれぞれ実行委員会特別賞が贈られた。

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日本カー・オブ・ザ・イヤーの配点方法を改めておさらい・・・

2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー|2017年12月11日(月)最終選考会の模様

今回の投票結果を見てみると、1位のボルボ XC60が294点、2位のBMW 5シリーズセダン/ツーリングが242点と、今年は輸入車が上位を占めたこともニュースだ。

次いで3位がトヨタ カムリ(232点)、4位スズキ スイフトシリーズ(210点)、5位ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム(189点)と続く。

さて、ここであらためておさらいを。

日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考は2段階で行われる。

まず選考委員が、ノミネート車(今年は全31台)の中から10台を投票する一次選考で、上位10台の“10 BEST CAR”を選出。この10台の中から二次選考(最終選考)を実施する。

2017-2018では、スズキ スイフトシリーズ/トヨタ カムリ/レクサス LC/ホンダ N-BOX・N-BOXカスタム/マツダ CX-5/アルファロメオ ジュリア/BMW 5シリーズ・ツーリング/シトロエン C3/ボルボ XC60(ノミネート番号順)の10モデルが選ばれた。

二次選考では選考委員が25点の持ち点を10台中5台に配点。かつ、最も高い評価のクルマには必ず10点を入れるというルールのもとで投票を実施。投票は記名式で、配点を含め結果は公開される。

そしてこの中から最高得点を獲得したクルマが“日本カー・オブ・ザ・イヤー”(大賞)となる。

また大賞が日本車の場合、輸入車の最高得点獲得車が“インポート・カー・オブ・ザ・イヤー”となる(2017-2018は該当なしとなった)。これに加え、一次選考の全ノミネート車の中から部門賞も選出するルールとなっている。

モータージャーナリストたちは今年の1台をどう評価したのか

2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー|2017年12月11日(月)最終選考会の模様

といった前置きはこのくらいにして、実際に投票を行った選考委員の皆さんに、今年はどのクルマへ10点を投じたかを最終選考会場で直撃インタビューした。

「今年は本当に最後の最後まで悩んだ」と話すのは今井優杏さん。最終的にXC60へ10点を投じた。どのクルマも良かったが、XC60は安全や走行性能のみならず、内外装のデザイン性といった総合的な商品力の高さを評価したという。特に内装は魅力的で、今井流に表現すると「オーナーが毎日ドアを開ける度にときめくようなクルマ」。パワートレインの選択肢も多く「ユーザーを悩ましく誘惑するクルマ」とも。

またエモーショナル部門賞にレクサス LCを選出したことに「”エモーショナル”という言葉にこれほど相応しいクルマはなかった」と絶賛した。

トヨタ カムリに10点を投票したのは飯田裕子さん。やはり飯田さんも今年は悩み多き年だったという。そんな中カムリを選んだのは、TNGAなどトヨタのクルマ造りの変革を実感出来たこと、そしてなによりミニバンやSUVがもてはやされる今の時代に、改めてセダンに乗ってみたいと思わせる良いクルマを出してきたことに感銘を受けたと話す。

今年初めて選考委員になった嶋田智之さん。編集者、そしてライターとして長く業界に居る中、一貫して数字に置き換えられない部分をいかに文字で伝えるかに注力してきたといい、今回の配点には相当苦労があったようだ。そんな中、若者たちに夢を与えられる楽しさがあるクルマを一番にしたかった!という嶋田さん。「一番楽しかった」アルファロメオのFRセダン、ジュリアに10点を投じた。最上級のクワドリフォリオのみならず、ベーシックな2リッターのスーパーであっても手加減なしに楽しいクルマに仕上がっていたことに感動したそうだ。

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スイフトシリーズも高評価

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スズキのスイフトシリーズに10点を投じた人も多かった。

まずは河口まなぶさん。「非常に手頃な価格で選べ、様々なバリエーションがあり、いろんな人に乗ってもらえるクルマに仕上がっている」点に加え、さらに日本では少なくなっているスポーツモデル「スイフトスポーツ」を低価格で提供している点を高く評価した。

いっぽうでボルボXC60については「決して満点投票が多かったわけではないが、誰もが素直に魅力のあるクルマだと感じ、みんながまんべんなく投じた結果だ」と分析。「日本車勢は、こうした高価なモデルに対抗しうるインパクトに不足していたのではないか」と語る。

五味康隆さんは「スイフト、特にスイフトスポーツはあの価格であの完成度はなかなかない」と評価する。いっぽうXC60には点を投じていないが、それは自身の評価指標の中で重要な位置を占める「走行振動や乗り味の質」についてちょっと気になる面があったからだと話す。スイフトスポーツは、安いモデルでありながらその点でも飛び抜けて良かったという。

山本シンヤさんもスイフトに10点。「クルマは軽いし、パワートレインも多彩、安全装備も付いて、誰でも買いやすい価格設定。ハイブリッドもマイルドハイブリッドもターボもスポーツもフルラインナップ用意して選択の自由を用意していたことを評価したい」と絶賛する。

今年の結果については「これだけ票がばらけたということは、良いクルマがいっぱいある証拠。本命車種がずば抜けて強い状況よりも、COTYとは本来そうあるべきなのではないか」と話す。

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ホンダ N-BOXを評価した理由とは

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岡本幸一郎さんはN-BOXに10点を入れた。毎年、その年を象徴するクルマという視点を基準に配点するという岡本さん。N-BOXは「軽量化技術や先進安全技術をふんだんに導入し、軽である前にひとつの優れた商品としてマーケットが認め、大いに売れた」ことを評価する。BMWとボルボについては迷ったものの、BMWの完成度の高さに感銘を受け、点数を多く配分したという。いっぽうでXC60のエレガントな雰囲気も好みで、これまでのボルボとは違うフェーズに入ってきたことを実感したと話す。

国沢光宏さんはホンダのN-BOXに10点を、XC60に8点をそれぞれ投じた。その差について「買いやすい価格と考えたら、600万円~のボルボには10点はちょっと入れられない」と説明。いっぽうで今回の結果について「ボルボはまんべんなくみんなが良いと思った。その意味でクリーンな票だったね」と分析。いっぽうで「日本車がちょっと元気ないよね。毎年COTYはその年の状況を象徴するものだけど、今年は”日本車がダメになった象徴の年”と言えるのでは」と辛口評価も忘れない。

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初受賞となったボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長に直撃インタビュー!

2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー|2017年12月11日(月)最終選考会の模様
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会場で感動の受賞を終えたボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長にも直撃インタビューを試みた。

社長就任からおよそ3年半。以来、ボルボブランドの再構築を図るべくCSの向上などに注力されてきた。そんな中での受賞について「インポート賞はぜひ取りたいなと思った来たが、総合受賞は良い意味で驚きと喜びと光栄な気持ちでいっぱいだ」と喜びを表す。

受賞の要因については「XC90から始まった新生ボルボの魅力が、今回のXC60でより熟成し、その良さが多くの皆様に伝わった結果」と分析する。

XC60の良さについて木村社長は「スウェーデンらしさが商品として出ていることが大きい」と語る。外観のみならず内装についても、北欧らしさをアピールすべく明るい内装を積極的に取り入れるなど、ドイツブランドなどとの差を強調した。いっぽうその裏では、汚れを気にするユーザーに向け、耐久性の高い内装コーティング剤を販売店向けに用意するなど、万全の体制でサポートする姿勢もみせる。すでに日本自動車セールス満足度(SSI)調査において、輸入プレミアムブランドの中で1位を獲得するなど、CS(顧客満足度)も確実に向上している。

ボルボ車の商品力アップのみならず、この辺りインポーターのひとつひとつの配慮が近年のボルボの強さとなって、ユーザーに強くアピールする部分となっているのだろう。

実際、10月から始まった新型XC60の販売も、12月10日時点で1000台を受注。好調なスタートダッシュを切った。その内訳は、先行して発売中のガソリンモデルが700台、そして2018年春の発売予定となるディーゼルモデルが300台とのこと。2018年はさらに2500台の販売を目標とする。

木村社長は今回の受賞で「ボルボブランドの完全復活」を宣言。2018年はXC60に加え、新型XC40などの市場投入を予定しており「ニューモデルをもっともっと売り込んでゆき、ボルボファンをさらにひとりでも多く増やしたい」と熱く語ってくれた。

[Photo&レポート:オートックワン編集部]

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