ボルボは安全だけじゃない! 420馬力の限定車「ポールスターエンジニアード」発売
2020年11月6日ボルボは、S60、V60、XC60の限定車「T8 Polestar Engineered」を合計65台限定で発売し、同日より専用WEBサイトで申込み受付を開始した。販売台数と価格は、S60が15台 919万円、V60が20台 919万円、XC60が30台 1024万円。価格はいずれも消費税込み。
元レーシングチームが手掛ける高性能なボルボ
今回60シリーズに追加された「T8 Polestar Engineered」は、2019年に発売され当日に完売した「S60 T8 Polestar Engineered」に続き、ステーションワゴンであるV60と、SUVであるXC60にまで拡大し発売される限定車だ。
ボルボのラインナップの中でも、取り分けハイパフォーマンスなグレードである“ポールスター”。もとは欧州のツーリングカー選手権に出場していたレーシングチーム「フラッシュ・エンジニアリング(後のポールスター)」に端を発し、2015年よりボルボ傘下の一部門として、ボルボのハイパフォーマンスカーやオプションパーツなどを開発。2017年からはボルボ傘下の独立した自動車メーカーとして、高性能電気自動車の開発も行っている。
ポールスターエンジニアードの専用装備で彩られた内外装
エクステリアは、専用のバンパーやグリルデザインを採用し、「Polestar Engineered」のロゴタイプがあしらわれたブラッククローム仕上げのステンレススチール製エキゾーストパイプなどを装備する。
専用デザインの軽量高剛性な鍛造アルミニウムホイールは、S60とV60に19インチ、XC60に21インチを装着した。ブレーキキャリパーは、ポールスターエンジニアードのカラーアイコンでもあるゴールドに着彩。また、インテリアにも、ゴールドカラーのシートベルトや、テキスタイル/ファインナッパレザー・コンビネーションスポーツシート、パドルシフトなどの専用装備を採用する。
420馬力の出力と環境性能を両立した専用チューンプラグインハイブリッド
ポールスターエンジニアードは、前輪をエンジン、後輪をモーターで駆動するボルボ独自のプラグインハイブリッドパワートレーンに専用のチューニングを施し、333ps/430Nmの2.0リッター直列4気筒スーパーチャージャーエンジンに87ps/240Nmのモーターを組み合わせ、合算出力420psの圧倒的なパワーを発揮する。
プラグイン・ハイブリットパワートレーンは、通常の「Hybrid」モードのほか、モーターのみで走行できる「Pure」モードにより、ゼロエミッション走行が可能となった。EV走行換算距離は、S60とV60が42km、XC60が40kmだ。
また、「Polestar Engineered」モードでは、アクセル、ステアリング、トランスミッションのレスポンスを向上させ、ESCをスポーツモードにした上で、リアモーターの出力特性をスポーツドライビングに適した設定にすることが可能となっている。
専用ショックアブソーバーや6ピストンブレーキを装着
シャシーは、前後とも22段階で減衰力調整が可能なオーリンズDFV(デュアル・フロー・バルブ)ショックアブソーバーを採用。また、専用ストラットタワーバーによるボディ剛性向上により、よりダイレクト感のあるハンドリングと、しなやかな乗り心地を両立した。
ブレーキは強力なストッピングパワーと高い耐フェード性を得るため、S60とV60 T8 Polestar Engineeredには、ブレンボ製6ピストン・フロントブレーキキャリパーとスリット入りベンチレーテッドディスクを装着。一方、XC60 T8 Polestar Engineeredには、ドリルドベンチレーテッドディスクタイプのブレーキローターと曙ブレーキ製6ピストン・フロントブレーキキャリパーが採用される。
車内の空気までクリーンする快適装備
車内の快適装備では、空気をクリーンにする「CleanZone-アドバンスト・エア・クオリティ・システム(PM2.5センサー、車内自動換気機能付)」を採用。車内から微粒子状物質を除去することで、PM2.5粒子を最大95%車外へ排出することが可能になるという。
また、アップグレードされたオプションのB&Wプレミアムサウンド・オーディオシステムは、音場再現性を向上し新たに“Jazz Club”モードが追加採用された。
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