2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤーは「マツダ デミオ」に決定! ~一昨年のCX-5に続き、マツダのSKYACTIV搭載車が2度目の受賞~

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2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤーは「マツダ デミオ」に決定! ~一昨年のCX-5に続き、マツダのSKYACTIV搭載車が2度目の受賞~
2014-2015 日本 カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「マツダ デミオ」 2014-2015 日本 カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「マツダ デミオ」 10月13日、東京・お台場の日本科学未来館にて惹かれた2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー 最終選考会 20票開票時の合計点数ではメルセデス・ベンツ Cクラスセダンが1位に 20票開票時の様子 40票開票時は差がさらに開き、Cクラスセダン優勢であったが・・・ 2014-2015 インポートカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「メルセデス・ベンツ Cクラスセダン」 2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「マツダ デミオ」 2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤーの投票結果 10月8日に発表された「10ベストカー」の受賞式も開かれた 「10ベストカー」受賞メーカーへ盾が贈られた 画像ギャラリーはこちら

台風19号が来襲する中で決定した2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー!

その年に発表された市販車の中から、最も優秀なクルマだけが手にすることのできる「日本カー・オブ・ザ・イヤー」。 10月13日(月・祝)、東京・お台場の日本科学未来館において今年度の「2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー」最終選考の結果が公表され、「マツダ デミオ」が2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

2014-2015 日本 カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「マツダ デミオ」

マツダが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するのは、2年前の2012-2013 日本・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「CX-5」以来。CX-5は「SKYACTIVテクノロジー」の素晴らしさと、同社のクリーンディーゼル技術「SKYACTIV-D」がユーザーから絶大な支持を獲得し、ディーゼル車の突破口を開いたことが受賞の理由であった。

そして今回、マツダ 新型デミオについては国産コンパクトカーの常識を打ち破るデザインとクオリティ、そしてテクノロジーをリーズナブルな価格で実現し、小型クリーンディーゼルという新しい選択肢を採用しながらも、MTモデルをリリースするなど多彩なニーズに配慮。独自の魅力にあふれ、日本から世界に向けてアピールできる実力を持ったコンパクトカーであることが評価された。

会場となった日本科学未来館は、本来ならば10月11日(土)~13日(月・祝)の3連休に開催される予定であった「東京モーターフェス2014」会場内にて発表となる予定であったが、台風19号の接近による荒天が予想された為に13日(月・祝)の開催が中止となり、同イベント内で開かれる予定であった表彰式についても関係者およびプレス陣のみに公開されることとなった。

[参考] 10月11日(土)~13日(月・祝)の3連休はお台場の東京モーターフェスへ行こう!

大接戦となった2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考会

10月13日、東京・お台場の日本科学未来館にて惹かれた2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー 最終選考会

前述のとおり、マツダ デミオが2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのだが、当日の最終選考会の模様はまるで台風19号のような嵐に見舞われたといっても過言ではない。

20票開票時の合計点数ではメルセデス・ベンツ Cクラスセダンが1位に

今年度の市販車38台のノミネート車のなかから10月8日に「10ベストカー」と呼ばれる10台が選ばれた上で、選考会当日は「日本カー・オブ・ザ・イヤー 選考委員」59名による上記10台への投票結果が一人一人開票されていくのだが、途中結果となる20名が開票された時点でのトップは「マツダ デミオ」ではなく、「メルセデス・ベンツ Cクラスセダン」であった。得点差は「5点」。さらに「BMW i3」も2車とはやや離されながらも多くの点数を獲得しており、ここから3車による熱い戦いが繰り広げられた。

40票開票時は差がさらに開き、Cクラスセダン優勢であったが・・・

さらに開票が進み、40名が開票された時点ではなんと「Cクラス」が「デミオ」を引き離し、その点数は10点差へと広がっていたのだ。ここまでくれば、3分の2の開票が済んでいるために「メルセデス・ベンツ Cクラスセダン」有利と思う方も多かったはずだが・・・。

ここからの開票で、デミオへ高得点を入れる選考委員が続出。19名中、7名が満点となる10点をつけたために形勢が逆転。結果、見事にマツダ デミオが2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。

オートックワンが推薦している日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員の飯田裕子さんも、デミオに満点となる10点を入れた一人。その理由を伺うと、「CX-5以降、マツダはSKYACTIV技術を次々と投入してきましたが、コンパクトカーに“マツダらしさ”を入れるのは価格的なことを含め、これまでは難しいと私は思っていたのです。ところが蓋を開けてみると、新型デミオは実にマツダらしいクルマ造りが出来ていました。環境性能などのエコの部分だけではなく、こだわったクルマ造りによって“購入したい”と思わせる魅力を新型デミオは備えていたのです。

もちろんヴィッツやフィットも良いクルマなのですが、新型デミオは高レベルである“日本のコンパクトカー”を感じることが出来、それを世界で証明してくれるであろうことから、満点を投票しました」と、新型デミオの評価理由を語った。

新型デミオで“大人のクルマ文化”を作り上げていく

2014-2015 日本 カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「マツダ デミオ」表彰式にてマツダ株式会社 常務執行役員 藤原清志氏
2014-2015 日本 カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「マツダ デミオ」表彰式にてマツダ株式会社 常務執行役員 藤原清志氏

2014-2015 日本 カー・オブ・ザ・イヤー表彰式にてマツダ株式会社 常務執行役員 藤原清志氏は、表彰式において次のように述べた。

「本当に栄誉ある賞を頂きまして、ありがとうございます。私はデミオの主査も経験しましたが、12年前は賞を獲ることが出来ませんでした。ですので、今回獲れたことはとても嬉しく思います。2年前にCX-5で賞を頂いた時に“日本でクルマ文化の成熟度を上げましょう!”とお話しさせて頂きました。僕もこの2年間、一所懸命に考えました。

最近は若者のクルマ離れが叫ばれていますが、それは我々の“言い訳”では無いかと感じています。日本ではこれまで若者がクルマ文化を作り上げてきましたが、ヨーロッパやアメリカのクルマ文化を見てみると“大人”が楽しそうにクルマを作ったり遊んだりしています。クルマ文化を作るのは、ここに居る大人です。私は新型デミオで、大人が楽しめる、胸を張って乗ることができるよう、クルマを作ってきました。マツダはここから“大人のクルマ文化”を作ってゆきます」

新型Cクラスは、過去に5回も受賞

2014-2015 インポートカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた「メルセデス・ベンツ Cクラスセダン」とメルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役 兼 CEO 上野金太郎氏

また、同時に発表された“2014-2015 インポート・カー・オブ・ザ・イヤー”には、デミオと接戦を繰り広げた「メルセデス・ベンツ Cクラスセダン」が受賞した。

表彰式において、メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役 兼 CEOの上野金太郎氏は「素晴らしい賞を頂けて、大変嬉しく思っております。Cクラスは現行モデルで4代目なのですが、実は5回の賞を頂いております。それだけ、Cクラスは皆様に高く評価頂いていると思っています。このようなことが続けば良いなと今はまさに夢心地です。お力を貸して頂いたジャーナリストの皆様方、本当にありがとうございました」とその喜びを語った。

2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー イノベーション部門賞に選ばれた「BMW i3」とBMW株式会社 広報部長 黒須 幹氏
2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー スモールモビリティ部門賞に選ばれた「ホンダ N-WGN・N-WGN Custom」と本田技研工業株式会社 本田技術研究所 主任研究員 人見康平氏
2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞に選ばれた「トヨタの燃料電池自動車への取り組み」にて表彰されるトヨタ自動車株式会社 製品企画本部 ZF主査 田中和義氏
「トヨタ ノア・ヴォクシー」10ベストカー選出の表彰にて盾を受け取るトヨタ自動車株式会社 製品企画本部 ZHチーフエンジニア 水間英紀氏
2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」へ選出された「トヨタ ノア・ヴォクシー」「ホンダ N-WGN・N-WGNカスタム」10ベストカー選出の表彰にて盾を受け取る本田技研工業株式会社 本田技術研究所 主任研究員 人見康平氏

さらに、環境・安全など革新技術を持つクルマに贈られる“イノベーション部門賞”には「BMW i3」が、軽自動車が対象となる“スモールモビリティ部門賞”には「ホンダ N-WGN・N-WGNカスタム」が、そして“特別賞”には「トヨタの燃料電池車への取り組み」が受賞した。

なお、秀でたデザインやドライブフィールを持つクルマに贈られる“エモーショナル部門賞”については、本年度は受賞車は無しとなっている。

2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」へ選出された「ホンダ N-WGN・N-WGNカスタム」「マツダ デミオ」10ベストカー選出の表彰にて盾を受け取るマツダ株式会社 商品本部主査 土井歩氏2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」へ選出された「マツダ デミオ」「スバル レヴォーグ」10ベストカー選出の表彰にて盾を受け取る富士重工業株式会社 スバル商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャー 熊谷 秦典氏2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」へ選出された「スバル レヴォーグ」
「スズキ ハスラー」10ベストカー選出の表彰にて盾を受け取るスズキ株式会社 代表取締役 副社長 本田 治氏2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」へ選出された「スズキ ハスラー」「メルセデス・ベンツ Cクラスセダン」10ベストカー選出の表彰にて盾を受け取るメルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役 兼 CEO 上野金太郎氏2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」へ選出された「メルセデス・ベンツ Cクラスセダン」「BMW i3」10ベストカー選出の表彰にて盾を受け取るBMW株式会社 広報部長 黒須 幹氏
2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」へ選出された「BMW i3」10ベストカー選出の表彰にて盾を受け取るクライスラー日本株式会社 広報部長 黒岩真治氏2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」へ選出された「ジープ チェロキー」10ベストカー選出の表彰にて盾を受け取るプジョー・シトロエン・ジャポン株式会社 マーケティング部 部長 ジャン・ミッシェル・オモン氏2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」へ選出された「プジョー 308」

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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