廣田友和選手/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」(2/2)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
廣田選手はもともとは「バイク派」だった!?
―これまでの所有歴を教えていただけますか?
18歳のときにシルビアS13、そのあと90マークⅡ、100型マークⅡ、そのあと110型・・・には行かずにヴェロッサですね。それからヴェロッサに乗りました。
―S13ですか。最初っからドリフトありき、でクルマを選んだみたいなチョイスですが、買った時にはドリフトを視野に入れてたんでしょうか?
いや、実は全然興味なかったんです、ほんとに。もともとバイク派だったんですよ。膝擦ってコーナーを攻めてるようなライダーでした。だけど高校の時の通学路に日産のディーラーがあって、そこに展示されてたクルマがシルビアとセフィーロで、それをバスの中から毎日見てたんですよね。
卒業するときに悩んだ末にシルビアにしました。で、買ってからすでにドリフトを始めていた友達に誘われて行って、やりはじめてからハマったんです。
―え~、じゃあそのときに違うクルマにしてたら、もしかしたらドリフトしてなかったかもしれないんですね!
うん、だから運命だと思う。あと、一回でヘタなりにペロっとドリフトできちゃったことも、大きかったです。
―それにしてもヴェロッサって、変わったチョイスですよね。競技車両としてヴェロッサを選ばれた理由を教えて下さい。
ヴェロッサが出たとき、あまりにカッコ悪くて(笑)絶対買わねえ!と思ってたんです。でも個性的であることに間違いはないでしょ。センセーショナルにD1に出るには、これしかないと思ったんです。要するに、他の人と同じクルマはイヤなんです。
―2台目からずっとトヨタ車なんですよね。
13年間乗ってます。思えばあの売れに売れた90のツアラーVがめちゃくちゃ良かったんですね。あの印象が忘れられないんですよ。
―実は私も90マークⅡに乗ってました(笑)ノーメンテでも調子良くて、7~8年乗ったんじゃないかなぁ。私で3オーナー目の、ボロでしたけど(笑)
そう、あの頃のマークⅡはバブル時代のクルマだから、ものすごく凝って造ってるんですよ!今でも現役で走ってるよね。ずいぶん減ったけど、それだけ完成度の高いクルマだったんだと思います。
―シルビア以外見事に全部セダンですが、やっぱりセダンが好き?
・・・だって、カッコイイじゃん。しゅっとしてて。でもミニバンも好きですよ。やっぱ今ならヴェルファイアはかっこいいね。
―じゃあ、次に買うならヴェルファイア?
いや、しばらくゼロクラウンでいいかな。この落ち着いたチューニングも気に入ってますしね。
今井優杏の「取材後記」
昔はもっと派手なチューニングを、プライベートなクルマにも施していたという廣田選手。
ノーマルでクルマに乗ることは絶対にないけど、あんなにカリカリにはもうしない、そう。チューニングの好みも、変わって行くんですね。
ちなみにこのゼロクラウンの車高調は、以前取材をさせていただいたドリフト出身のレーシングドライバー、織戸学選手が使用していたものだそうです。
やんちゃな性格のクルマになりそうです(笑)。
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