[イラストレーター遠藤イヅルの「マルエン」レポートVol.2]個人所有の霊柩車って!?~横浜・本牧「マニアクルーズ」編~

  • 筆者: 遠藤 イヅル
  • カメラマン:遠藤イヅル イラスト:遠藤イヅル
[イラストレーター遠藤イヅルの「マルエン」レポートVol.2]個人所有の霊柩車って!?~横浜・本牧「マニアクルーズ」編~
[イラストレーター遠藤イヅルの「マルエン」レポートVol.2]個人所有の霊柩車って!?~横浜・本牧「マニアクルーズ」編~ TOP画像 国産旧車のイベント「マニアクルーズ」の様子をお届け コスモという名前が似合うSFチックなデザイン!「マツダ コスモ 4ドアHT 2000XG-X」[HB型] いつまでたっても色あせないカッコよさと美しさ!「いすず ピアッツァ」[JR120型] こんなワゴンで生活してみたい!?「日産 スカイライン バン 1600GL」[C110型] ピニンファリーナ・デザインの流麗なワゴン「日産 セドリック ワゴン」[W130型] まさかこれもマイカー扱い!?「トヨタ クラウン 霊柩車」[MS110系] 「マニアクルーズ」会場 「日産セドリック・グロリア」の旧車といえばやはりこれ!西部警察などでもお馴染み(?)、[230型]。 「日産 グロリア」[430型・後期型]の、懐かしいジャック・ニクラウスバージョン。 「トヨタ クラウン」[80系]、前期型のHTとセダンの並びです。 画像ギャラリーはこちら

今回のテーマは「クラウン」「セドリック」「グロリア」

こんにちは! イラストレーターの遠藤イヅルです。前回大好評をいただきました「イラストレーター遠藤イヅルの”マルエン”レポート」。話題のニューモデルからマニアックな旧車に至るまで、街中で行われる様々なイベントの模様をイラストでご紹介しちゃいます。第二回は、これまたちょっと古い車のイベント、横浜・本牧山頂公園で定期的に行われている国産旧車のイベント「マニアクルーズ」の様子をお届けします! 実に今回で48回を数えるという息の長いこのイベントの、今回のフィーチャーカーは「セドリック」「グロリア」「クラウン」の3台。果たしてどんなクルマたちがやってきたのでしょうか?遠藤イヅル的視点で「心にささったクルマ」たちをご紹介していきますね!

コスモという名前が似合うSFチックなデザイン!「マツダ コスモ 4ドアHT 2000XG-X」[HB型]

コスモという名前が似合うSFチックなデザイン!「マツダ コスモ 4ドアHT 2000XG-X」[HB型]

フィーチャーされてるクルマたちにも大注目だったのですが、会場を回っていていきなり目に入ってきたのがこのコスモ。この4灯リトラクタブルのコスモといえば2ドアHTの印象。それもそのはず、4ドア版の顔は、1983年には固定式ヘッドライトになってしまっていたたのです。それにしてもあの当時マツダのフラッグシップだったルーチェは、このSFチックな内外装のコスモの兄弟車なのに、同じエリアに並んでいたセドリックやクラウンのライバルだったのはすごいなって思いました。

いつまでたっても色あせないカッコよさと美しさ!「いすず ピアッツァ」[JR120型]

いつまでたっても色あせないカッコよさと美しさ!「いすず ピアッツァ」[JR120型]

コスモ含め30年前のクルマもいまや十分に旧車の扱いになってしまうのですね。でも、ジウジアーロ・デザインのコンセプトカー「アッソ・ディ・フィオーリ」のイメージに限りなく近いデザインで1981年に登場したいすゞピアッツァは、デザインの完成度、造形の美しさ、ウインドウグラフィックの明快さなどはいつまでたっても色あせず、むしろこのシンプルさは年を経るごとに魅力を増しているように見えます。初期のころに用意されていたXGグレード用の「サイコロホイール」のデザインも、80sな感じ炸裂でかっこいい!

こんなワゴンで生活してみたい!?「日産 スカイライン バン 1600GL」[C110型]

こんなワゴンで生活してみたい!?「日産 スカイライン バン 1600GL」[C110型]

この日、本牧山頂公園の会場である上段側パーキングは旧車でいっぱい。そのためか、ひとつ下の駐車場にも、いくつか古いクルマが停っていました。そんな中から、改めてシビれたケンメリスカイラインのバンを。リアクオーターに窓がないという独特のスタイルもさることながら、その窓のない部分の凝った造形、そもそものケンメリの持つ大胆なサーフィンラインなどにクラクラ。スカイラインといえば直6エンジンという印象がありますが、4気筒モデルはプリンス直径のG16型エンジンで、それもまた魅力的なのです。

ピニンファリーナ・デザインの流麗なワゴン「日産 セドリック ワゴン」[W130型]

ピニンファリーナ・デザインの流麗なワゴン「日産 セドリック ワゴン」[W130型]

プリンス・グロリアと統合される前のセドリックで、2代目の130型前期型です。しかもその存在を忘れてしまうほどに希少なワゴンボディ!ピニンファリーナデザインのなだらかにテールが落ちてゆく優雅な造形は、ワゴンでもそのイメージを持っています。130型セドリックは後期型は前面がかなり近代化され、初代30型と同様に窓をゲートに格納したあと手前に開くテールゲートもなくなってしまいます。それにしてもサードシートの設定は知りませんでした。当時、このクルマでの余暇をどんな人たちが楽しんでいたのでしょうね。

まさかこれもマイカー扱い!?「トヨタ クラウン 霊柩車」[MS110系]

まさかこれもマイカー扱い!?「トヨタ クラウン 霊柩車」[MS110系]

前回のレポートでは最後のシメを「マイカーなのにもと移動図書館」で締めたのですが、今回も最後はそれに匹敵する1台で、なんとご覧の通り見事なまでの「宮型霊柩車」!ベースはMS110系クラウン[6代目]です。それにしても後部の寝台の扉から棺が顔を出しているという凝った(凝りすぎ…汗)仕様にびっくり。そして新発見、「宮型霊柩車をマイカーで乗ると3ナンバーなるらしい」ってことに…(汗

「マニアクルーズ」会場の様子

「日産セドリック・グロリア」の旧車といえばやはりこれ!西部警察などでもお馴染み(?)、[230型]。「日産 グロリア」[430型・後期型]の、懐かしいジャック・ニクラウスバージョン。トヨタ クラウン ピックアップ[MS50型]「トヨタ クラウン」[80系]、前期型のHTとセダンの並びです。「ダイハツ フェローマックス」と「ホンダ トゥデイ」[初代]
「日産 ローレル」[C30型]を先頭に「トヨタ ハイエース」[H50系]の3台並び日産サニー[310型]と同サニートラック[210型]かなりの台数が集まった「日産 ブルーバード」[510型]「マニアクルーズ」会場

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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