トヨタ 86オーナーが語る!「中古86」の魅力【購入前編】(2/3)

トヨタ 86オーナーが語る!「中古86」の魅力【購入前編】
トヨタ 86 走行イメージ トヨタ FT-86コンセプト トヨタ 86 エンジンルーム トヨタ 86 タイヤ・アルミホイール トヨタ 86 走行イメージ トヨタ 86 走行イメージ 「Fuji 86 Style with BRZ 2014」イベントの様子 マツダ ロードスター 走行イメージ 07_トヨタ自動車株式会社  多田 哲哉氏 08_筆者の愛車であったマツダ デミオディーゼル 機械式駐車場にて、開いてしまったトヨタ 86のドア 画像ギャラリーはこちら

思惑通り、自動車業界を盛り上げてくれるクルマへと成長した「トヨタ 86」

ちなみに86という車名は型式AE86、ハチロクの愛称で今でもファンが多い83年から87年まで生産されたFR最後のカローラレビン&スプリンタートレノにちなんだものですが、86という車名にした理由は「AE86の復刻版を作るということではなく、ユーザーやチューナー、パーツメーカーによって長年にわたって育ててもらったAE86のスピリッツを受け継いだ車になってほしいから」と言われています。

「Fuji 86 Style with BRZ 2014」イベントの様子

結果、トヨタ 86&スバル BRZは「久々のスポーツカー」という背景も大きかったにせよ、発売直後はもちろん現在もスポーツカーとしては異例と言えるほど堅調な販売を維持しており、一般ユーザーの満足度をはじめチューニング業界の盛り上がり、モータースポーツ業界でもいろいろなジャンルで使えることなどから、自動車業界を楽しませてくれる存在となっています。

また、新車が売れたというのは中古車市場にとっても重要なことで、これも私が中古86を自分のものにできた大きな要因でした。

これだけのドラマを重ねた上に後輪駆動の小型スポーツカーが何年もの眠りを経てようやく出てきてくれた、おまけに86&BRZは単純に「スポーツカーって素晴らしい」と思わせてくれるような運転していて楽しい車ですから、自動車ライターという職業以前に車が好きなだけで生きている私としては「いつか何らかの形で買いたい」と密かに恋い焦がれていた1台でした。

新型「ロードスター」に期待を寄せていたが・・・

マツダ ロードスター 走行イメージ

“86熱”に最初に火が付いたのは、2015年5月のこと。

発売されたばかりの新型「マツダ ロードスター」にディーラーで試乗したところ、世の中の大勢の意見と異なり(筆者が変わっているのかもしれませんが)「エンジンとMTは確かに良いけれど、ロードスターにとって最も重要な“普通に乗っている時の楽しさ”が無い」と感じてしまったのです。

おまけに現行ロードスターの価格はイメージや車格を考えたら強気な250万円からというプライス。(ここまでの現行ロードスターの印象は、最新モデルの「NR-A」には当てはまりません)

「それなら86のほうがパワーもあるしドリフトもしやすくて魅力的、中古車という選択肢もあるし」と思いながらオートックワンの中古車情報を見てみると、2015年は86が2012年に登場してから3年目となる初回車検の年だったこともあり中古車のタマ数はそれなりに豊富で、中には総額200万円以内という格安の中古車も掲載されていました。

有言実行の多田氏の言葉に「感銘」を受ける

07_トヨタ自動車株式会社  多田 哲哉氏

さらに驚いたのは、意外にもディーラー系で販売されている中古車のタマが多く、しかも値段も買い得感のある中古車が多かったことです。

2013年に86の開発責任者である多田氏にインタビューした際、「この手(86)の車は中古車の値段が下がって新車の時とは違うユーザー層が増えて再ブレイクするケースもあり、そのために中古車を増やす努力もしているんですよ」という話を聞いたことがあり、それが有言実行されていることに感銘を受けました。

ディーラー系で売られている86の中古車は試乗車などとして使われていた車も多いのでしょうが、86のような趣味性の高いスポーツカーであれば高値で売りたいところだと思うのですが、それでも買い得感ある価格で販売されているというのは「トヨタは86を通してスポーツカー文化、自動車文化を作ろうしている」と、トヨタの奥深さを実感しました。

そんなこともあって、「いつになるかは分からないが、デミオディーゼルの次の愛車は中古の86」と心に決めたのです。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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