試乗レポート

ボルボ V60・XC60[2014年マイナーチェンジモデル]試乗レポート／森口将之(2/3)

公開日:2013/09/18 14:50 最終更新日:2013/09/18 14:51

筆者：森口将之
カメラマン：和田清志

ボルボ V60・XC60[2014年マイナーチェンジモデル]試乗レポート／森口将之

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／ボディカラー：エレクトリックシルバーメタリック](左奥)とボルボ S60 T4 SE[2014年モデル／ボディカラー：パワーブルーメタリック(新色)]

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／ボディカラー：エレクトリックシルバーメタリック]

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／ボディカラー：エレクトリックシルバーメタリック]　リアビュー

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／ボディカラー：エレクトリックシルバーメタリック]　エクステリア

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／ボディカラー：エレクトリックシルバーメタリック]　エクステリア・サイドビュー

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／ボディカラー：エレクトリックシルバーメタリック]　エクステリア・リア正面

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／ボディカラー：エレクトリックシルバーメタリック]　エクステリア・リアビュー

ボルボらしい落ち着きを備えたフロントマスク

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／ボディカラー：エレクトリックシルバーメタリック]　フロント周り

2台を眺めてまず気付くのはフロントマスク。グリルとヘッドランプの間で独立していたマーカーランプがバンパー下に移動し、その分グリルが幅広くなるとともに、ヘッドランプは吊り目が控えめになった。

人気のコンパクトボルボ「V40」のモチーフを継承したとも言えるけれど、水平基調を強めたその造形は、かつてのボルボが備えていた落ち着き感を手に入れたような気もした。やや勢い余った感があった従来の顔つきより、はるかに好ましい。

斬新なメーターインターフェイス

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／インテリアカラー：ビーチウッド・オフブラック(本革スポーツシート)]　インテリア・運転席周り

キャビンに入ると、これもV40と同じ液晶メーターが目に入る。スイッチ操作でエコ、エレガンス、パフォーマンスの3パターンを、テーマカラーともども切り替えられる、斬新なインターフェイスだ。V40と他の車種とでは、インパネの形状や構造が異なるはずなのに、ここまで多くのモデルを一気に刷新してしまうとは驚き。

逆にちょっと残念だったのは、イルミネーテッド・シフトノブと呼ばれたスケルトン素材で発光式のシフトレバーが、一般的なピアノブラック仕上げになってしまったこと。以前のほうがスカンジナビアデザインっぽいと思っていたのだが。

ボルボ XC60 T6 AWD[2014年モデル／インテリアカラー：ブロンド＆オフブラック(本革スポーツシート)]　インテリア

ボルボ XC60 T6 AWD[2014年モデル／インテリアカラー：ブロンド＆オフブラック(本革スポーツシート)]　インテリア・6速オートマチックトランスミッション・シフトノブ

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／インテリアカラー：ビーチウッド・オフブラック(本革スポーツシート)]　インテリア・メーター周り

山道の安定性と、ボルボらしいほっこり癒し系を兼ね備えた新型スポーツシート

オプション装着されていた本革スポーツシートも新設計。ボルボとしてはサポートがかなりタイトで、山道でもしっかり体をホールドしてくれた。それでいてこのブランドならではの、ほっこりした着座感を受け継いでいることがうれしい

[次ページへ続く]

ボルボ XC60 T6 AWD[2014年モデル／インテリアカラー：ブロンド＆オフブラック(本革スポーツシート)]　インテリア・インテグレーテッドチャイルドクッション

ボルボ XC60 T6 AWD[2014年モデル／インテリアカラー：ブロンド＆オフブラック(本革スポーツシート)]　インテリア・リアシート

ボルボ XC60 T6 AWD[2014年モデル／インテリアカラー：ブロンド＆オフブラック(本革スポーツシート)]　インテリア・フロントシート

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／インテリアカラー：ビーチウッド・オフブラック(本革スポーツシート)]　インテリア・フロントシート

ボルボ V60 T4 SE[2014年モデル／インテリアカラー：ビーチウッド・オフブラック(本革スポーツシート)]　インテリア・リアシート

十分な性能の1.6ターボと余裕の直6ターボ

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筆者森口将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト＆モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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