ホンダ、マーシャル諸島に「フィットEV」と太陽光発電対応充電器を導入、EV充電関連技術の実証実験開始
ホンダは、マーシャル諸島共和国において共和国政府と共同で、同社の電気自動車「フィットEV」と太陽光発電に対応したAC普通充電器「Honda Power Charger」を導入した社会実証実験を開始する。19日には、マーシャル諸島共和国政府庁舎前にて、クリストファー・ロヤック大統領と光岡英行在マーシャル諸島共和国日本国大使館特命全権大使、ホンダ 池史彦 代表取締役会長の出席のもと、オープニングセレモニーを行った。
マーシャル諸島共和国は、ほかの多くの太平洋島諸国と同様、エネルギーをほぼ輸入に頼り、調達の自前化や輸送費用を含めたコストの軽減が課題になっている。また、海面上昇の影響を受けやすいことから、CO2排出量の低減による地球温暖化対策にも注力する必要がある。
今回の実験は日本の経済産業省の支援を受けて、フィットEVとHonda Power Chargerを導入することにより、マーシャル諸島共和国における電動化モビリティの普及および充電関連インフラの整備の可能性を検証し、同国のエネルギー自給などの課題解決につなげることを目的としている。
ホンダ 池史彦 代表取締役会長は、「マーシャル諸島共和国政府がホンダのEVと充電システムを選択いただいたことを大変光栄に思います。また、本プロジェクト実施を支援くださる日本政府に深く感謝しています。ホンダは、本プロジェクトの目標を達成し、グローバルなショーケースになることを目指し、マーシャル諸島共和国政府と協力して進めていきます」とコメントした。
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