【燃費】ダイハツ コペン(コペン ローブ)燃費レポート／永田恵一(5/5)
- 筆者： 永田 恵一
ダイハツ コペン(コペン ローブ)燃費レポート【総評】
【総合燃費】
ダイハツコペンローブ総合燃費／17.5㎞/L
スポーツカーは趣味性が強く、そのぶん人それぞれ評価が分かれるジャンルである。そのことを踏まえつつ筆者の考えでコペンを評価すると、マフラーや乗り心地を筆頭に、全体的に子供っぽいクルマに感じたのが正直なところだ(スタイルもそう思うが、ここは好みの問題だろう)。
「若者向けなので」という声もあると思うが、15年以上前ならともかくスポーツカーは本来いろいろなことを分かった大人が乗るものであるし、その大人達が乗っている姿に憧れて若い人の憧れの的になるというのが本来の姿だと思う。それにクルマに対する関心が薄れているこのご時世でクルマに関心を持ってくれる若い人というのは、年齢は若くてもクルマに対してそれなりに大人の感覚を持っている人が多いのではないだろうか。
といったことを考えると、今のコペンには「何か違う」という部分を感じてしまう。現状だと「コペンのライバルとなる来年登場のS660を待とう」などと考えるクルマ好きも多いのではないかと思う。
と、文句を書きながらも、コペンはこのご時世に出てきてくれた可愛がるべきスポーツカーであるのも事実だ。それだけに現在の仕様もあっていいと思うが、それこそDフレームを生かした大人も受け入れられるスタイルやインテリアの仕様や、もう少し乗り心地も重視した仕様を、ダイハツはもちろん、ダイハツがトヨタ86のように展開しようとしているアフターマーケットとの連携も含めて大いに期待したい。
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1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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