[試乗]レクサス新型ISがビッグチェンジで進化(1/3)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:原田淳
レクサスIS、現行モデル初のビッグマイナーチェンジ
2005年に日本展開をスタートさせたトヨタのプレミアムブランド、レクサス。当初はGS/IS/SCの3台だったが、今ではコンパクトハッチやクロスオーバーSUVなど豊富なラインナップを誇る。また、すでに海外試乗会が行なわれ、日本導入も間近となる新フラッグシップクーペLCや、来年のデトロイトショーで世界初公開予定を控える”Top of Lexus”LSなど、次世代レクサスの期待も高い。
ちなみに、日本市場の販売台数を見ると2016年1~6月の販売実績は前年比126%となる約2.8万台となっているが、そのほとんどはクロスオーバーSUVのNX/RXで、GS/ISなどのFR系のセダンはスズメの涙・・・と言うのが事実である。
マイチェンのポイントは「デザインの進化」「走りの進化」「安全装備の充実」
今回のマイナーチェンジのポイントは3つで、「デザインの進化」、「走りの進化」、「安全装備の充実」となっている。
まず、デザインの進化だが、エクステリアは”力強くスポーティ”なイメージはそのままに、フロント周りは下部が大きく広がったスピンドルグリルや左右の開口部が特徴的なフロントバンパー、よりシャープになったヘッドランプ、リア周りはコンビネーションランプを多灯LEDに変更。
レクサス ISはBMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラスと言った“巨人”に立ち向かうミッションが与えられているため “個性”が求められていたが、新型は“ISらしさ”を際立たせながら、よりアグレッシブ方向に・・・と言ったイメージだ。
>>レクサス新型ISシリーズ マイナーチェンジモデル フォトギャラリー
インテリアはナビディスプレイが10.3インチに拡大されたのが一番のポイント。また、ヘアライン調となったヒーターコントロールユニットやオーディオパネル、リモートタッチの手前で掌が触れる部分を支えるパームレストとの革巻き部の拡大などにより質感をアップ。更にオーディオシステムも標準とマークレビンソン共に再チューニングが施されている。
この記事にコメントする