老舗ブランドの新世代・都会派SUV/ランドローバー ディスカバリースポーツ[2016年モデル] 試乗レポート(2/5)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:茂呂幸正・ジャガーランドローバージャパン
老舗ブランドの新世代・都会派SUV/ランドローバー ディスカバリースポーツ[2016年モデル] 試乗レポート
ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎 画像ギャラリーはこちら

価格帯はカブっているが、比較すると随分と異なる2台

ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎

ちょっと紛らわしく思えるのは「レンジローバー イヴォーク」との違いだろう。

イヴォークには3ドアボディのクーペ、さらに2016年の中盤にはオープンモデルのコンバーチブルも加える予定だが、売れ筋はディスカバリースポーツと同様の鋭角的なボディを備えた5ドアになる。ボディサイズはあまり変わらず、価格帯もディスカバリースポーツが500~700万円、イヴォークが496~807万円と重複する。

ディスカバリースポーツのボディサイズは、全長が4610mm、全幅が1895mm、全高が1725mmで、イヴォークに比べると255mm長く、5mm狭く、90mm高い。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2740mmだから、イヴォークを80mm上まわる。

なのでディスカバリースポーツの外観は、イヴォークのロング版という印象だ。ボディ後部のサイドウィンドウはイヴォークに比べると広く、優れた後方視界による運転のしやすさと、フォーマルな雰囲気を感じさせる。

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レンジローバーにも見劣りしないインテリア

ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎

車内の仕上げはランドローバーとはいいながら、ディスカバリースポーツも上質。レンジローバーのイヴォークは、インパネの中央が曲線的でメッキパーツの使い方なども華やかだが、さほど大きな違いはない。

ATのセレクターは、レバーではなくダイヤル式。イグニッションを入れると自動的に持ち上がり、左からP/R/N/D/Sと並ぶ。この機能もイヴォークと共通だ。

多人数乗車するならディスカバリースポーツが向いている

ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎

居住空間はディスカバリースポーツが広い。ホイールベースが80mm長いこともあって、後席の足元空間に余裕を持たせた。身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る同乗者の膝先空間は握りコブシ2つ分となる。

イヴォークは前席を優先させた造りで、後席に座る同乗者の膝先空間は前述の測り方で握りコブシ1つ少々だ。膝の持ち上がる着座姿勢もあって、少し窮屈に感じるが、ディスカバリースポーツであれば快適。座り心地が少し硬めながらもファミリーカーとして十分に使える。

このクラスのSUVでサードシートの設定は貴重

ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/渡辺陽一郎

さらにディスカバリースポーツでは、荷室に3列目の補助席をオプション装着することも可能だ(5+2シートパック/33万7000円)。

さすがにこの3列目は狭いが、短時間であれば多人数で移動できる。荷室の使い勝手も良く、ミドルサイズワゴンと同等の実用性を備えた。

注意を要するのは乗降性だろう。

後席は床が高めだから、乗り降りがしにくい。その代わり最低地上高には210mmの余裕があり、川などを走る時の水深限界は600mmとされる。乗降性はいまひとつだが、悪路の走破力を高めた。

[意外と異なっていたイヴォークとディスカバリースポーツ・・・次ページへ続く]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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