フィットハイブリッド vs フィット 燃費や使い勝手を試乗比較!(5/5)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
全体を通してフィットハイブリッドの好燃費が印象的
帰路は、木更津金田ICからアクアラインに乗り都内に向かう。
そして、来た道をもどって、先日つながったばかりの川崎縦貫線を経由し、大師ICを目指す。
フィットハイブリッドにはクルーズコントロールが全3グレードに標準装備となるが、ハイブリッドではないフィットは、最上級のフィットXにしか設定がなく、今回のフィットGには設定がない。
またエアコンも、やはりフルオートがいい。
フィットGに設定のマニュアルエアコンは、風量や温度やら操作しなければならないものが分かれていて煩雑だし、エコの面でもフルオートで機械に任せたほうがイインじゃないかと思う。
燃費結果を振り返ると、
一般道(市街地):フィットハイブリッド「18.5km/L」/フィットG「12.9km/L」
一般道(郊外):フィットハイブリッド「20.8km/L」フィットG「16.4km/L」
高速道路:フィットハイブリッド「24.1km/L」/フィットG「21.2km/L」
となった。フィットハイブリッドは30km/Lの壁は高かったわけだが、まずまずの数字といってイイのかな?と。
なお、燃費値については、できるだけイコールコンディションになるよう配慮したものの、厳密なものではないので、あくまで傾向として認識していただければと思うが、とにかくやはり全体を通してフィットハイブリッドの好燃費が印象的だった。
車両価格について、数字を見るとハイブリッドか否かで30万円以上の差があるわけだが、開発者によると、装備や遮音などの違いを考慮し、純粋にIMA搭載の有無で比較すると、概ね20万円弱の差になるとのこと。
さらにはハイブリッドの優遇税制も含めると、実際に購入して維持していくコストの実質的な差はもっと小さくなるわけだ。
だから、実際にはほとんど差がなく、シンプルにクルマとしてどちらが好きか、で選んでいいのではと思う。ハイブリッドに興味を持っている人には、燃費以外のプラスアルファにも目を向けて欲しい。
先に述べてきたとおり、モーターのおかげで乗りやすくなっているし、より快適な移動空間になっており、さらにはエコドライブを楽しめる数々の演出もある。
むろん「ハイブリッド」という新しい感覚、それ自体に魅力を感じる人もいるだろう。
その一方で、今回はベース車の出来の良さをあらためて痛感した次第。安くて、広くて、便利で、キビキビ走れて、燃費もいい。フィットというクルマを世が歓迎したのも当たり前だと思うし、マイナーチェンジを経て、さらに良くなっていた。
実用コンパクトカーとしての資質は、ベース車だって一級品であることは相変わらずだと思う。
でも、新しいモノ好きの筆者は、やっぱりハイブリッドに興味があるな~と。ちなみに、難しいことはよくわからない妻トシコは、ハイブリッドの色と加速感、そして燃費が気に入ったようです。
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