フィットハイブリッド vs フィット 燃費や使い勝手を試乗比較!(4/5)

フィットハイブリッド vs フィット 燃費や使い勝手を試乗比較!
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トルク感のあるフィットHVとステアフィールが自然なフィット

フィットハイブリッド 走行シーン
フィットハイブリッドの燃費は「20.8km/L」フィットの燃費は「16.4km/L」

木更津近辺の郊外をしばらく走ってみたところ、表示された燃費は、フィットハイブリッドが「20.8km/L」フィットGが「16.4km/L」。やはりこういうシチュエーションでもフィットハイブリッドは強い。

走りのフィーリングは予想どおりで、ハイブリッドか否かでそれなりに違いはある。

走り出しは、モーターがアシストするハイブリッドのほうがよりスムーズ。フィットGも軽量だし、トルコン付きのCVTが上手くそのあたりを調整してくれるので、同カテゴリーの中ではかなりいいほうなんだけど、フィットハイブリッドはさらに上をゆく。

また、最初の蹴り出しにフィットGではどうしても一瞬の遅れがあるのに対し、モーターを持つフィットハイブリッドではそれがない。求める速度に到達させやすいし、速度をコントロールしやすい。

どの回転域でも十分にトルクがあるので、CVTが変速しまくる必要もないため、CVTのイヤな部分をあまり感じずにすむ、と感じる。

ECONモードと標準モードの違いを試すと、ECONモードでも、フィットハイブリッドではあまり不満なく走れるのに対し、フィットGでは筆者の感覚だと少し物足りないという印象。妻トシコも、フィットハイブリッドのほうが速くて好きとのこと。

まあ、このあたり感じ方は人それぞれなので、これで十分という人も少なくないだろう。

ちなみに、タコメーターのレッドゾーンは、同じエンジンながら、フィットGは6,500rpmから、フィットハイブリッドは6,200rpmからとなっている。

このクルマであまりそこまで回すことにこだわる人もいないと思うが、比較ということでお伝えしておこう。

タイヤグリップの低さが気になるフィットHV

フィットハイブリッド試乗中の岡本氏
フィットハイブリッド 走行シーンフィット 走行シーン

乗り心地とフットワークについては、フィットハイブリッドのほうが重いぶんドッシリとしている。

ちなみに車検証に記載された車両重量(前軸重+後軸重)は、Gが1,010kg(660kg+350kg)に対し、ハイブリッドは1,130kg(710kg+420kg)となる。

ハイブリッド化によりいろんなものを積んでもフロントヘビーには変わりないが、前が50kg、後が70kg増となっており、走った印象でも、フィットハイブリッドのほうが前後重量バランスがよくなっていることを感じ取れる。

もちろんそれに合わせて足まわりも専用にセットアップされているのだが、乗り心地についてはタイヤの違いが少なからず影響している。フィットハイブリッドは、かなり硬いエコタイヤを履いているので、それがちょっと悪さしているようで、乗り心地が固く感じられ、重量増のせいか振動の周期は少しマイルドになっているものの、微振動がちょっと気になる。

一方のフィットGにあらためて乗ると、実にキビキビと走れるのが好印象。ステアリングフィールもけっこう違ってフィットGのほうが軽快。 そしてタイヤについて、フィットハイブリッドはけっこうグリップ感が低く、中立付近のフィーリングもやや曖昧。

まあ、これのおかげでカタログ値で30km/Lの燃費が出ているのだからヨシとするか、履き替えるまでガマンすべきか。

また、ブレーキフィールもだいぶ違い、やはり回生がからまないGのほうがはるかに自然だ。

ちなみに筆者は、かねてからハイブリッドカーについて、難しいことは重々承知だが「回生キャンセルモード」があればいいのにと思っている。

もちろん積極的に回生を駆使したほうが燃費には有利だが、ブレーキ操作によりどうしても減速Gが不規則に立ち上がってしまう領域があるので、他人を乗せているときに不快な思いをさせてしまう可能性があるからだ。

自分だけで走っているときはあまり問題ないけれど、人を乗せているときは、多少燃費が落ちても快適性を優先したいところ。今回も、Gのときは大丈夫だけど、フィットハイブリッドに写真撮影のため同行した編集部Y君を乗せている間は、やっぱり気を使った。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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