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3台比較 2007/10/12 19:57

オフロードに強いSUV 徹底比較(2/4)

オフロードに強いSUV 徹底比較

「らしさ」を巧みに踏襲した2代目

フロントスタイルリアスタイル

第一印象として、初代よりもボディサイズがかなり大きくなったように見え、また非常にキープコンセプトながら、丸みを帯びたボディパネルなどにより、最近出たクルマらしい雰囲気もある。従来モデルに比べ全長が135mmも拡大されており、3台を並べても、意外と大きいクルマであることがわかる。

オンロードでの一般走行については、そつなさという意味では、3台の中においてももっとも気になるところがないといえる。

動力性能は十分。2.5L直4エンジンはフラットトルクな特性で、それを上手く生かすCVTと組み合わされる。やや「速さ」を過剰に演出している部分もあるが、リニアな変速制御を実現しており、そっと踏めばそのように、ガンと踏んでも期待どおりに加速する。

全体の走りのフィーリングは、車重が軽いということもあり、初代もそうであったように、SUVながら軽快感がある。

また、プラットフォームを共有するデュアリスでも感じられたボディ剛性の高さが感じられる。デュアリスよりも快適性重視の味付けとなっており、乗り心地もよい。ハンドリングについては、デュアリスはかなりスポーティな走りを意識しており、SUVであることを感じさせないテイストだったが、エクストレイルはそうはなっていない。

どうこういっても車高が高く、上屋に重量物のある形状のクルマとしては、なかなか感心させられる味付けである。

ステアリングレシオをあえてスローとし、センター付近をマイルドにしているようで、運転しやすい。最近ではSUVといえどもやたらゲインの高いクルマが増えた中で、個人的にこういう設定が好みである。ハンドル切れ角も十分に確保されている。

悪路走破性については、従来モデルも、この価格帯のクルマとしては非常にぜいたくな「オールモード4×4i」という凝ったシステムが与えられていたが、新型ではさらに進化した。ヨーレイトセンサーとGセンサーを加え、ライントレース性を高めている。また、ヒルディセンドコントロールと、ヒルスタートアシストなども装備している。

フロントビューリアビューサイドビュータイヤエンジン

高級感に満ちたルックスと走り

フロントスタイルリアスタイル

エクステリアは、ヘッドライトやグリルなどにレンジローバーのモチーフを使うなど、ボディサイズも初代に比べるとかなり大きくなったことで、3台の中でもとりわけ高級感がある。

もはや、たとえランドローバーとはいえ、「エントリーモデル」という概念を打破したようにすら感じられる。

横置きされた直6エンジンのフィーリングも上々。高回転型ではなく、新しいバルブ調節システムの恩恵か、フラットにトルクを出す特性となっている。ハンドリングの味付けも絶妙で、極端にロールを嫌うのではなく、自然にロールさせつつ、適度にロール剛性を確保したような味付け。これはレンジローバーにも通じる方向性である。

乗り心地は快適で、バネ下の重さもほとんど感じない。ブレーキのタッチもよく、あまり重いクルマを止めるという感覚ではない。

最近のランドローバーの技術力の高さには素晴らしいものがある。静粛性も非常に高く、高回転では高い周波数の音がやや入るが、現実的にはこれで文句なく十分であろう。

また、直6を横置きするとは思えないほどハンドルが切れる。ステアリングレシオがスローで、誰が運転しても挙動を乱しにくい設定となっているところも好ましい。これらには、従来比で2倍となり、SUVの中でカイエンとレンジに次ぐレベルまで引き上げられた、優れたボディ剛性も寄与していることだろう。

安全性について、コンパクトクラスながら、初のロールスタビリティコントロールという、ロールモーメント抑える横転予防システムが与えられたことも大きい。悪路走破性も素晴らしい。現状で考えうるあらゆる電子制御を駆使した運転支援装置が備わり、いかなる路面でもイージーに深く考えず走りきることができる。

ランドローバーの神髄であるオフ性能と、オンロードの洗練された走りを両立した、非の打ちどころないクルマである。

フロントビューリアビューサイドビュータイヤエンジン

全身で表現するクロスカントリーテイスト

フロントスタイルリアスタイル

ラングラーに新たに加わった4ドア&ロングホイールベース版の「アンリミテッド」が、人気も高いという。

3台を並べると、ラングラーが大きいというのと、他の2台に対し、ボディサイズが大きいのと、やっぱりオフローダーであることをエクステリアからも見て取れる。

オンロードの走りでは、従来に比べるとかなり快適性は上がったものの、今回の2台に比べると、一般ユースに対しては、もう少し上がっていたほうがありがたい。足まわりはやや固めの設定で、ほとんどロールしない。オンロードでの走りについても配慮したようだ。

3.8L V6エンジンに4速ATを組み合せ、エンジンは、従来からの排気量の拡大分以上に動力性能が向上している。

パートタイム4WDシステムを搭載し、モーグル走行にも対応する副変速機を備えると聞くと、旧態依然としているように受け取られるかもしれないが、これこそジープらしい部分だ。

実際にはほとんど使うことのないユーザーも多いかもしれないが、イザとなればできるところも商品性のひとつ。そして、筆者が実際に試した機会にも、期待どおりの走破性を披露してくれた。

フロントビューリアビューサイドビュータイヤエンジン

デザイン・スペックの総評

ルックスの第一印象は、そのまま走りのキャラクターに直結している感じ。オンロードでは、軽快なエクストレイルに対し、見た目だけでなく走りの質感まで身に着けたフリーランダー2に少しばかり驚いた。またラングラーも、上質とはいわないが、イメージとは裏腹の軽やかな走りを実現していた。オフロード走破性については、日本国内であれば、この3台で走れない道は存在しないだろう。機構的にはシンプルかつ王道を行くラングラーに対し、電子制御を駆使したフリーランダー2やエクストレイルの実力は侮れず、イージードライブという意味では上を行く。

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