都会派クロスオーバーSUV 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
数年前からクロスオーバーSUVと呼ばれる乗用車ベースのSUV車の人気が世界的に高くなっている。これは、価格に対するバリューの高さや、従来よりも走りにおけるマイナス要素が薄れたことなどが一般に認識されてきたためと思われる。
日本での人気の中心はエンジン排気量2.4Lまで、価格250万円程度までの中堅クラス。
このクラスは価格的にも割安感があり、それでいて付加価値の大きさを感じさせる。多くのユーザーが目を向けたくなるのも、ごく自然の成り行きだろう。そして、クロスオーバーSUVの人気は、かつてのステーションワゴンの人気にすっかり取って代わった印象がある。そこで、各メーカーはそれぞれアイデアを凝らした魅力的なモデルを投入している。
昨年秋にデビューしたアウトランダーは、不振に喘ぐ三菱にとって救世主の役割をはたしたほど安定した人気を誇る1台に成長。少し遅れてデビューしたRAV4は、これまでどおり根強い人気を誇っている。さらに今年8月、同カテゴリーの先駆者といえるフォレスターの特別仕様車「エアブレイク」が新しくなった。
生い立ちが似ているようでいて、各車の訴求ポイントはそれぞれ異なる。各車のキャラクターを探っていこう。
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