テスラ モデル3を追撃!プレミアムEV、ポールスター2発表!

  • 筆者: オートックワン 編集部
  • カメラマン:ポールスター
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ポールスター製ピュアEV 5ドアハッチバック、ついに発表

2019年3月7日にスタートするスイス・ジュネーブショーに先駆けて、2019年2月27日にボルボのハイパフォーマンスEVブランドであるポールスターから新型EVモデル"Polestar 2"(ポールスター・ツー)が発表された。

ファーストモデルであるポールスター1は、2リッターエンジン+電動モーターを備えるハイブリッドスポーツクーペとして、2017年に限定500台でデビュー。すべてオンラインという受注方式や、2年間または3年間の月額定額制(いわゆるサブスクリプション)によるユーザーへの提供などが話題となった。そこから2年、ついにピュアEVのプレミアム5ドアハッチバック「ポールスター 2」が姿を現した。

ポールスター2は、前後に2基のモーターを設置し、システム出力は300kW(408hp)/660Nmを発揮。トルクデマンド型の全輪駆動で、0-100km/h加速は5秒以下というパフォーマンスを発揮する。ボルボ XC40と同じCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)をベースとし、フロア下にバッテリーエンクロージャーを装着。324個ものセルは27のパウチに分けられてバッテリーエンクロージャーに格納されている。容量は78kWh、航続距離はWLTPモードで500kmとなる。

またこのバッテリーセルにより低重心化はもちろんのこと、35%もボディ剛性を引き上げ、さらに静粛性も向上している。さらにオフセットクラッシュなどでも、乗員とバッテリーセルを保護するよう設計されている。

>>セダンのように見えて、実はハッチバックなんです[Polestar 2フォトギャラリー]

外装は、以前ボルボが発表した「ボルボコンセプト40.2」と似ているが、モダンなポールスターのデザイン言語で描かれている。ヘッドライトは、片側84基のLEDが備わるピクセルLEDとなっており、配光を自動制御する。またサイドミラーは鏡面ではなく、筐体自体が可動することで、30%空力を改善しているという。またボディカラーは全6色を用意する。

内装は、動物由来の素材を使わないヴィーガンインテリアとなっており、従来のレザーに比べて軽量化も果たしている。またパネル類は、美しく造形されたポリカーボネートや、ブラックアッシュなど、モダンなフィニッシュとなっている。

また、オーナーがスマートフォンを持ってポールスター2に近づくとドアがアンロックされ、運転席に座ってステアリングを握ると、何一つボタンを押さずにスタートする準備が整うなど、コネクティビティも充実。インパネの中央に備わる縦型17インチモニターには、すべての情報が集約されており、GoogleマップはもちろんのことGoogleアシスタントやSpotifyなども使用できる。さらに、パノラミックルーフやハーマンカードンのプレミアムサウンド・システムも用意されている。

その他、ブレンボ製のハイパフォーマンスブレーキや20インチ鍛造ホイール、オーリンズ製のダンパーなども装備するなど、走りのスペックアップも抜かりはない。

ターゲットは、ずばりテスラ 3。価格は欧州で39900ユーロから59900ユーロ。

まず中国、カナダ、北米カリフォルニア、そして欧州6カ国で販売され、本日より予約開始がされる。

日本への導入は現時点で未定だが、導入が開始されればEモビリティの新しいアイコンとなることだろう。

[レポート:オートックワン編集部]

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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